終焉ノ花嫁2 (MF文庫J)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040648033

作品紹介・あらすじ

一万五千回の試算の上に逢魔ヶ時を越えたコウ達。しかし、越えたことで《平和であることの歪み》が発生し――。 解決が正解では無い世界でコウが見たものとは!? 主従×ループ×ダークファンタジー第二巻!

感想・レビュー・書評

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  • 4/10.
    今回の挿絵は美しい過ぎる、耽美の世界だわ。ストーリーはどうかな。

  • 逢魔ヶ時の百鬼夜行全滅の無限ループから抜け出し、千年黒姫を仲間に迎えられたコウ。学園祭の開催で百鬼夜行は伝統になっているのオバケ屋敷の準備を始める。そして学園祭当日、楽しい催しから新たな死へのループが始まる。
    1巻は次を出すためのハードルが高いため不満もあったが大目に見る所もあった。しかし、今回はどうして1巻と同じことをしたのだろうと疑問に思う。今回も主人公をメインに置いたため、百鬼夜行のメンバーの描写が甘い。大胆に百鬼夜行のメンバー誰かにスポットを当てて、その人とその花嫁のことを掘り下げるべきだったと思う。それは敵に対しても同じだ。最後の方で敵の正体が分かるが、その敵の背景は悲しいもののはずなのにあっさりした描写しかされなかった。
    学園祭の話だが、準備の話も最低限、始まってからも最低限でオバケ屋敷も最低限、全然楽しそうでない淡泊な学園祭だった。
    はっきり言ってこの作品で何を書きたいのか理解出来ない。学園ものが書きたいのか、ループを書きたいのか、バトルが書きたいのか。全部を書きたいから詰め込み過ぎて全てが薄っぺらい。綾里けいしの丁寧で緻密で執拗なまでの描写が一切感じられないのが残念だ。

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著者プロフィール

2009年『B.A.D ―繭墨あざかと小田桐勤の怪奇事件簿―』(刊行時『B.A.D. 1 繭墨は今日もチョコレートを食べる』に改題)で第11回エンターブレインえんため大賞小説部門優秀賞を受賞し、翌年デビュー。主な著書に「異世界拷問姫」シリーズ、他多数。

「2022年 『偏愛執事の悪魔ルポ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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