彼女が好きなものはホモであって僕ではない 1 (BRIDGE COMICS)

  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (196ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040657172

作品紹介・あらすじ

同性愛者であることを隠して日々を過ごす男子高校生・安藤純。
純はある日、同級生・三浦紗枝が書店でBL本を買うところを目撃してしまう。その偶然は二人の関係を変化させていき―――。

異性を愛し、子を生したい。血の繋がった家族がほしい。「ふつう」の幸せを手に入れたい。
―――だけど僕は女にちんぽこが勃たない。

感想・レビュー・書評

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  • んーと、爽やかな読後感ではないなあ。

    マイノリティの表現と概念が咀嚼できないままかなあ。
    「普通」「常識」「当たり前」「まともな人生」なんてファンタジーなのは分かってるつもりだけど、物語とは言いつつも、様々な生き方、思想と思考と嗜好がある、見ていないふりなのか、見えていないのか?分かっていない自分を見せつけられる。
    ちなみに、私は、男と男の絡みではちんぽこは勃たないのだ(笑)

    漫画として見た感想!「そこに「愛」はあるんか?!」と入り込めなかった言い訳(笑)
    結論!やはり、コミカライズは原作を読んでから!

    #彼女が好きなのはホモであって僕ではない
    #漫画倶楽部
    #漫画好きな人と繋がりたい
    #漫画好き
    #漫画

  • 主人公にイライラしてしまう…。
    何でもわかったような振る舞いをして、どこかで他人を見下していて、そのくせ問題の本質からは目を背けようとする。思春期に自分の性に関して葛藤しなければならないというのは、ものすごい孤独や苦悩を抱えるだろうことは理解できる。それでも狡いなぁと思ってしまった…。これから大人になるにつれて覚悟できるようになる、その途中なのかな…。
    後ろめたさがあるから、それを隠そうとするから、不誠実な態度を取ってしまうのかな。
    この不完全で未熟な感じがリアルなのかもしれないな。

    亮平が挨拶代わりに股間を掴んでくる感じや、腐女子たちの過剰な反応など、不快感を感じさせる描写にも絶妙なリアルさがあった。

  • 同性愛者であることを隠して日々を過ごす男子高校生・安藤純は、同級生の女の子・三浦紗枝がいわゆる腐女子であることを知り、彼女と急接近する。異性を愛し、子を成し、家庭を築きたい。世間が「ふつう」と呼ぶ幸せを手に入れたい。少年の切実な願いと少女の純粋な想いが交わるとき、そこに生まれるものは―
    純粋でねじくれた想いが胸を打つ青春小説を、漫画化。
    同性愛者でいることを受け入れきれず、異性を愛し子を成し家庭を築く異性愛者の幸せに憧れる安藤純。
    男性同士の愛を描いたボーイズラブものの漫画が好きな腐女子で、ボーイズラブものの漫画を学校で描いているところをクラスメートに見つかってハブられたことから、腐女子であることを隠し続ける三浦紗枝。
    そんなふたりが恋人同士になり、本当の自分を隠し、切実な願いと純粋な想いがすれ違い、苦しみが生まれる。
    だが、「世界を簡単にしない」「摩擦を恐れない」お互いを理解しようとする真摯な想いが、ささやかな奇跡を生む。
    QUEENのボーカル・フレディ・マーキュリーと恋人メアリー・オースチンを彷彿とさせる純と紗枝のふたりが紡ぐ純愛は、違うもの同士が理解し合うことや自分に正直であることの難しさと素晴らしさを教えてくれる青春ラブストーリー。
    数々のQUEENの名曲もストーリーにしっかり絡んでるので、歌詞を理解しているとより感動するので、読むとQUEENの名曲を聴きたくなる。
    小説も漫画版もドラマ版もオススメ。

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