失物屋マヨヒガ (幽ブックス)

著者 :
  • KADOKAWA/メディアファクトリー
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感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040663678

感想・レビュー・書評

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  • 幻の商店街にある駄菓子屋
    そこでは失くしたものを取り戻すことができる
    ふわふわ怪しい世界がよいです

  • そこに行けば、懐かしいものが手に入る。
    子供の頃手放したおもちゃだったり、人だったり。

    続いているような、続いてないような話。
    一体誰がどこの位置で、どういう関係なのか。
    半分も読んで行けば、多少分かってきますが
    最後の最後まで、繋がりが分かりません。
    あの話は? というものが突如出てきたりで
    頭が混乱してきて、戻ってみたり。

    ラスト、服のポケットの多さの謎に
    驚くべきか、呆然とするべきか。
    少々気になるのは、うすっぺら系の人が
    何を代価としたのか。
    分かるような、分からないような。

  • 途中までは同じような話で読むのをやめようかと思いました。
    あまり好みではありませんでした。

  • あなたは、番大事なものを失ってしまったらどうしますか。
    一番大切なものと引き換えに、「無くした大切なものを取り戻すことが唯一出来る方法」がある。
    それが「マヨヒガ」・・・
    誰にだって、せつなくも、どうしても取り戻したい思い出や命がある・・・
    あり得ないけれど、大事なものが戻るなら・・・
    魔法の世界に取り込まれたジーンとくる1冊でした!

  • 掌から零れ落としてしまった過去の大切な物を等価交換で得られるというマヨヒガ。形のある物に限らず思い出も感覚も人の命すら交換できるという…

    昭和初期の駄菓子屋、ポケットをいっぱい付けた服の少年の元へ辿り着ければ願いが叶う。
    マヨヒガにまつわる短編集かと思いきや少しずつ繋がっている。「3」の柿の木の話とか良かった。

著者プロフィール

黒 史郎 (くろ・しろう)

小説家として活動する傍ら、実話怪談も多く手掛ける。「実話蒐録集」シリーズ、「異界怪談」シリーズ『暗渠』『底無』『暗狩』『生闇』『闇憑』、『黒塗怪談 笑う裂傷女』『黒怪談傑作選 闇の舌』『ボギー 怪異考察士の憶測』『実話怪談 黒異譚』『川崎怪談』ほか。共著に「FKB饗宴」「怪談五色」「百物語」「怪談四十九夜」「瞬殺怪談」各シリーズ、『未成仏百物語』『黄泉つなぎ百物語』『ひどい民話を語る会』など。

「2023年 『横浜怪談』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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