東京聖塔 (MF文庫J)

著者 :
  • KADOKAWA/メディアファクトリー
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  • Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040667539

作品紹介・あらすじ

東京聖塔-突如、東京都新宿区に現れた、攻略者の如何なる願いも叶えてくれる人知を超えた、まるでRPGのような世界。多くの塔覇士たちが塔へと挑んだが、生存率わずか10%、未だ制覇した者は誰もいない。今、塔の扉を潜る一人の少年がいた。千畳敷一護は、致死の奇病・石化病に冒され余命2年の妹、一衣を救うため、塔への挑戦を決めるが、その能力値は挑戦者の中で最弱クラス。さらに、どんなに強い装備を手にしても塔を制覇するには最低でも10年の時を要するという。しかし、死へのタイムリミットが決まっている妹のため、とある最強のスキルを取得するのだが…?喪失の彼方、因果の理を捻じ曲げろ-高みを目指す、ネイキッドソードアクション!

感想・レビュー・書評

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  • 現実版SAOという感じでもちろんSAOの方が面白いが、この作品にはコミカルさがある。東京に現れた異界につなかるダンジョンに挑み、攻略したものに与えられる「なんでも願いを叶えられる権利」を目指して戦う主人公の話なのだが、強力なスキルを手にした代わりに装備はダンボール。更に最終奥義を使用する際には全裸にならなければいけないという制約つき。とても人前に見せられるものではない。主人公とリアル先輩の美少女はその戦闘シーンを見るはめになるのだが、そのやりとりが面白い。
    主人公は素直で裏表がなく、好感の持てる人物像なのもいい。
    ダンジョン内で死んだらそのまま現実世界でも死ぬのだが、なぜか死を厭わない登場人物たちに違和感があるくらいで、まあまあ面白い作品であった。

  • 全裸剣士の話。
    確かに秘密にせなあかんわ。

  • どこかでさんざん見たような設定の焼き直し、という印象が最後まで拭えない一冊だった。ラブコメだと思って読めばまだ読めないことはないが、冒険小説として読もうとすると、ダンジョンに挑む描写そのものが少ない上に、ボスに挑んでは無茶してボロボロになりというパターンが決まってしまっていて盛り上がりに欠ける。

  • 突如、新宿に攻略者のいかなる願いもかなえてくれる塔が現れた。
    多くのハンター挑んだが、生存率10%、攻略者はいまだに現われない。
    そんな塔に奇病の妹を持つ兄が挑むのだが、装備は段ボール!?
    ギャルゲシナリオライター雨野智晴さんの新作。

    ギャルゲのシナリオライターさんだからなのか序盤の雰囲気の表現が上手いですね。
    すっと特異な環境にも入り込めました。
    それにやっぱりラノベにはこれくらいのバカバカしさがあった方がいいね!
    冒険ものであるのでバトルシーンもよくて、ギャグとシリアスのバランスもいい!
    こういった攻略しながら進むのはどこかで飽きがきてしまう可能性があるけど、先が楽しみですね!

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