娘が学校に行きません 親子で迷った198日間 (メディアファクトリーのコミックエッセイ)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (181ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040670195

作品紹介・あらすじ

今やクラスに数名は不登校児がいる時代。明日はうちの子の番かも…?もしもそうなったとき、親として、子どもとどう向き合えばいいのかを、じっくりゆっくり描いたコミックエッセイです。つまづきから少しずつ力を得て立ち上がり、やがて学校に通えるようになった娘と、焦り、戸惑いつつも一緒に歩んだ母の198日間の日々を、セキララに描きます。

感想・レビュー・書評

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  • ある日突然学校に行けなくなった小学生の娘さんとお母さんが悩みながらも周囲の人に支えられながらも、不登校を卒業するまでを描いたコミックエッセイ。"198日間"、当時娘さんとお母さんからしたら出口が見えず長かったかもしれないけれどすごく濃密で読んでいて短いようにも感じた。長いようで短い。子どもにしろ大人にしろ、辛いときにはじっくり休めるのが心にも身体にも良いんだろうなと感じた。ある意味で"不登校"や"休職"の選択が普通になれば良いなと思う。

  • なんかふっとそうだったよねえと思う。私は行き続けたけど、休めたらよかったかもしれなかった。

  • お母さんもえらいけど、娘さん本人もえらいなあ。頑張ったね。小児科の先生もいい。小学生ぐらいだったら、将来どうしたい何になりたいとか、まだわからない決まらないなんて当たり前なのにねえ。将来の夢とか、そのためにどうしたらいいかとか書かせる教育おかしいよ。夢はないとか、わからないっていう子に、とりあえず何か書いて、だそうだよ。それは指導なのかね。脱線したけど、生きる喜びを取り戻す、だいじだなあ。

  • 小学5年一学期。登校拒否する娘。母の不安と焦り。戦いが始まる。試行錯誤。軌道に乗る。順調に快復と思ったら挫折する。その繰り返し。三学期、やっと学校に戻れる。卒業式。6年生の保護者に交じって感無量の涙…令和4年度の小中不登校の生徒は5万4千人。前年度比22.1%の増加。原因の半数近くを占めるのが無気力と不安。無理に登校させず、ゆっくり休ませた方がよいという。心の病も無理が禁物。今の時代、学校へ行かなくても学習する方法はある。病と闘う児童・生徒、問題と真摯に向き合う保護者、教育関係者の方に、エールを送る。

  • 感動しました。
    主人公親子は、周りの人たちに恵まれたのが本当に良かったと思います。
    私も、こんな養護教諭の先生に出会いたい。娘の通う小学校の養護教諭の先生がこんな素敵な人だったらいいなぁと思いました。
    校長先生も、担任の先生も、小児科の先生も、みんなすごく協力的で、いい人たちばかり…。
    みんなの全力サポートがあって、トモちゃんは学校にいけるようになったんだなぁと。

    あと、ハルくんのママに拍手を贈りたい。こんな優しい子に育てられるってスゴイことだと思います。
    まだ未就学児ですが、明日は我が身です。子どもがもし学校に行きたくないと言ったら、私は黙って見守ることができるんだろうか?(見守らなきゃ!)
    トモちゃんは、この不登校を「自分で」乗り越えた経験がきっとこの先の人生にも役立ってくると思います。
    (私の身内も不登校でしたが、学年が上がったことで無理やり学校に行かされてました。適切なサポートはありません。その後、引きこもりを繰り返してます)

  • 親子の、温かい話でした。感動しました。

  • 親目線で読みました。
    これは、親も試練ですな。耐えられるかな、、

  • 自分の子供がもし不登校になったら…とふと思う時がある。

    不登校を抜け出せるか否かは周囲の協力が不可欠なのかもしれない。
    親の対応も大事だろうがそれ以上に学校に行けなくなってしまった子に対する理解やサポート体制が通っている学校にあるのかが大切なのだろうなと読んでいて思った。

    筆者の娘さんを取り巻く環境がとても良かったがゆえに不登校から抜け出せたという印象があるため、今現在不登校解決を模索している方がこちらを読むのはあまりおすすめできないかもしれない。あくまで一体験談として読むべき作品。

  • 確かに「もう学校行かない」と言われたら、いろいろ困るかも
    行かせたいと思う
    でも、この人はちゃんとしたプロに出会って(保健室の先生、校長先生、小児科の先生)ラッキーだと思う

    最後、感動した

  • ある日、子供が「学校へ行きたくない」と言ったら
    一体どうしますか?

    学校へ行くのが当然、と思っていたら
    子供が泣きわめこうが放りだす。
    けれどこのストレス社会では…子供がそれを抱えても
    当然という状態。

    周囲が理解があり、守ってくれているからこそ
    大丈夫になった、と思います。
    ただの我儘じゃないのか、と言われたら
    もうどうしようもないですし。

    とはいえ、親の立場からしてみれば
    どうしたらいいのか、どうすればいいのか。
    右往左往して、まったく落ち着かない状態です。
    それでもここまでこれたのは…信じる事、でしょうか?

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著者プロフィール

イラストレーター、漫画家。著作に『消えたママ友』『ママ友がこわい 子どもが同学年という小さな絶望』『離婚してもいいですか?』『離婚してもいいですか?翔子の場合』(KADOKAWA)など。 http://ameblo.jp/nohahiro/『野原広子のブログ』

「2023年 『赤い隣人~小さな泣き声が聞こえる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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