用務員さんは勇者じゃありませんので 1 (MFブックス)

著者 :
  • KADOKAWA/メディアファクトリー
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本棚登録 : 57
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (289ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040674155

作品紹介・あらすじ

市立桜ケ丘高等学校の全生徒と職員、計七十九名が異世界に召喚された。神に授かった剣を生徒に奪われた用務員・支部蔵人は、せめて生徒達とは異なる地で異世界生活を始めたいと神に願うのだが……!?

感想・レビュー・書評

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  • おもしろかったーーー
    本棚に入れるの忘れてたw

    えーーと、世間に対して少なからず不満をもつ用務員の青年がほかの高校生やら先生と大規模(!)召喚されるけど
    時空の狭間的なところでほかの生徒に力を奪われてそれを気の毒ね~という視線でみられてこいつらといっしょにはいたくないですと強く願ってひとり雪山に召喚されて
    魔獣の豹的なかわいいねこちゃんといっしょに暮らす話

    ねこがひたすらかわいい
    ヒロインらしいヒロインがいないのでこの子がヒロインかな

    魔法がとっても器用になくらいでそんなチートとかではないかな
    淡々としてあんまり人間好きじゃないようなところがきらいじゃない

  • 最近流行りの転生ものということで星は1つでも良いと思ったけど、少しひねったストーリーと主人公、デビュー作であること、シリーズが長く続いていることを考えてこの評価。

    いわゆりラノベよりは奥深い。

  • 普通の人が異世界に行ってしまった場合の話。暗い主人公が結構好きです。

  • 異世界に召喚されたしがないおっさんが、チート能力なしにガチのサバイバルを強いられる話。
    昨今のヌルい異世界チート無双モノとは対極に位置するような物語構成が殊のほか気に入っております。

    何度も死にかけながら修行して、ようやっと異世界における人並み程度の能力になったとか。やたら底意地の悪い人間、もしくは主人公の蔵人さんに無理解な登場人物が多いとか。
    異世界の厳しい現実(リアル)がこれでもかと襲い掛かる1巻です。

    相棒であり保護者である雪白の姉御(魔獣)がいなかったら早々に「詰んで」いたでしょうね。ある意味、神様がくれた餞別とは雪白のことだったのかも。

    ずっと鬱展開が続くのかと思いきや、最後の最後で一矢報いる展開があったのでホッとしました。

  • 面白かった。高校の79人が異世界に召喚されたが、用務員の支部蔵人=クランドは加護の剣を生徒に取られ、嫌気がさす。一人辺境から異世界生活を始め、雪豹の子魔獣を相棒とする。
    周囲の無理解と迫害がある割には本人が飄々としており、相棒の雪白にも癒されて楽しめる。今後のザマァに期待したい。

  • クラスまとめての異世界召喚.
    それに含まれちゃった用務員さん.
    召喚途中で神様からスキルをもらったんだけど
    それを受け取る直前にクソガキに奪われる.
    許すまじ.
    こんなクズと一緒に居られるか!俺は山に籠らせて貰う!

    そんな感じで.
    「良かれと思って…」
    そういうアレで約束を守らない輩が多い.
    「あなたのためだから」
    ってのは実は
    「あなたのため(なんていう他人のために頑張るワタシって凄い!って自己満足に浸るため)だから」
    みたいな感じですね.

    甘い!
    裏切り者には死を!
    ぐらいの勢いで是非.

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著者プロフィール

北海道在住。高校二年から読書に目覚め、三十までになんとかデビューをと考え、各社新人賞及び「小説家になろう」に投稿を開始。貯金の目減りと迫るタイムリミットに怯えながら書籍化打診を待ち続け、2015年2月『用務員さんは勇者じゃありませんので』で念願の商業デビュー。

「2018年 『異世界列車の車窓から ~用済み勇者の身の振り方~』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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