若年性アルツハイマーの母と生きる

著者 :
  • KADOKAWA/メディアファクトリー
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040676739

感想・レビュー・書評

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  • 若年性認知症がまだ広く衆知されていない状況下で、時には自身のキャリアや交友関係を削ってでも母親に寄り添い続けてきた著者の心労は計り知れない。認知症に対する理解が進んできた現在であっても、実の家族がみるみるうちに変わっていく様をうまく受け止められないケースは少なくない。様々な葛藤がありながらも、著者のポジティブな感受性やニーズに合った介護サービスの活用で、上手にメンタルケアができているように思えた。家族視点での在宅介護のケースをまたひとつ知ることができ、今後の在宅介護支援に活かしていきたいと感じた。

  • とても読みやすく一気読み!
    きっと私には彼女の様な愛情深い介護は出来ない。
    きっと今以上に働いて設備の整った所に預けてしまうでしょう。
    私にとってはお互いにストレスを貯めて傷つけてしまわない為の選択。

    文中で母親としての記憶が無くなっていく中で母親としての示す愛情になけました。
    やっぱり彼女もお母さんも素敵です。

著者プロフィール

フリーアナウンサー、社会福祉士。55歳の若さで若年性アルツハイマー型認知症と診断された母を、二十歳のころから19年に渡り在宅介護している。現在は、要介護5となった母と夫との3人暮らし。 在宅介護を支援するための個人事務所として「陽だまりオフィス」を立ち上げ、介護に関する相談の受け付けや、全国での講演会活動を行う。2009年よりブログ「若年性アルツハイマーの母と生きる」を開始、同じ介護で苦しむ人の共感を呼び月間総アクセス数300万PVを超える人気ブログとなる。 その後数々のテレビ番組でも特集され話題となり、2021年、TBSドキュメンタリー映画祭にて「お母ちゃんが私の名前を忘れた日 ~若年性アルツハイマーの母と生きる~」が上映される。著書に『若年性アルツハイマーの母と生きる』(2015,KADOKAWAメディアファクトリー)

「2023年 『認知症介護の話をしよう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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