- Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
- / ISBN・EAN: 9784040683201
作品紹介・あらすじ
前世で培った現代薬学知識と、チート能力「物質創造&物質消去」を使って、広く人々に効果のある薬を届けるべく「異世界薬局」を開業したファルマ。
初めは閑古鳥が鳴いていた薬局経営も、肌に良い化粧品や歯ブラシなどのヒットで評判が上向き千客万来、順調に業績はアップしていった。
しかし、そんなファルマにやがて試練が訪れる。
ファルマの人知を超えた神力と影のない姿を「悪霊」と断罪し、誤解を解く間もなく問答無用で襲いかかる異端審問官たち――。
そして、かつて地球上でも多くの命を奪った“最悪の伝染病”が異国で発生。大市の開催を控えるサン・フルーヴ帝国に、アウトブレイクの危機が迫るのだった……。
感想・レビュー・書評
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ギルドの開設や黒死病の発生など問題が次々起こる。
でも1つ1つ問題を解決して、無事黒死病も終息していく。
ファルマについてはさらに謎が深まった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「治してやる! 俺の力が及ぶ限り!」
(俺が生まれ変わって人外の能力を授かったのは、戦うすべを持たない人々を助けるためだ。今使わなくて、いつ使う!)
たとえ神力を使い果たして命が潰えたとしても、大勢の人間を救うために死ねるなら、二度目の死を受け入れる価値はある。
(P.236) -
影を持たず、人の領域を超えた力を持つファルマは何者なのか、彼自身にもわからない。
良くも悪くも活躍し過ぎて目立ってしままい、ついに命を狙われるようになるが、自らの危険を顧みず、帝国を襲う不治の病に立ち向かう。
患者さんのためを思うあまり、自分のことを後回しにしてしまう性格は、見習いたいようで、限度があるなと。
どんな困難にも立ち向かう少年の姿は、素直にかっこいい。 -
【図書館】あれ、意外と早く異端審問官との争いに決着がついてしまった。サロモンにものすごく懐かれているしなぁ。もう薬神様でいいよね。黒死病(ペスト)との闘いはどうなることかと思った。悪霊って本当にいたんだ… パッレ兄さん、真実を知ったらヤケになっちゃわないかな。
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面白かった。主人公ファルマの診断・調薬の御都合主義に思えた能力は気にならなくなりました。
ファルマの悪霊騒ぎは大事にならずに収束。
伝染病の蔓延阻止と悪霊との対決がメインのストーリーでした。
なんか三巻が楽しみになってます。