異世界薬局 (2) (MFブックス)

著者 :
  • KADOKAWA/メディアファクトリー
4.17
  • (10)
  • (7)
  • (6)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 93
感想 : 6
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040683201

作品紹介・あらすじ

前世で培った現代薬学知識と、チート能力「物質創造&物質消去」を使って、広く人々に効果のある薬を届けるべく「異世界薬局」を開業したファルマ。
初めは閑古鳥が鳴いていた薬局経営も、肌に良い化粧品や歯ブラシなどのヒットで評判が上向き千客万来、順調に業績はアップしていった。
しかし、そんなファルマにやがて試練が訪れる。
ファルマの人知を超えた神力と影のない姿を「悪霊」と断罪し、誤解を解く間もなく問答無用で襲いかかる異端審問官たち――。
そして、かつて地球上でも多くの命を奪った“最悪の伝染病”が異国で発生。大市の開催を控えるサン・フルーヴ帝国に、アウトブレイクの危機が迫るのだった……。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ギルドの開設や黒死病の発生など問題が次々起こる。
    でも1つ1つ問題を解決して、無事黒死病も終息していく。

    ファルマについてはさらに謎が深まった。

  • 異世界薬局シリーズ第2巻です。
    今回は異端審問官と黒死病の話ですね。あと、統合失調症とインフルエンザ。
    異端審問官は前巻の最後でちょこっと話が出てましたので、その話の流れから主人公を悪霊憑きとみなして浄化しに来るのですが、当然悪霊憑きではないので、チート能力で圧倒してしまいます。
    商売のお祭り的催しの準備に紛れて、黒死病のバイオテロ部隊が来るので、それを撃退したり、患者を隔離したり、特効薬で治したりとかやっていきます。チートの使いすぎでぶっ倒れそうになるとかも。
    統合失調症とインフルエンザはショートなのですが、今後も出てくる重要人物が関わってきます。方や貴族、方や元薬師ギルドではありますが。
    今回も面白くて一気に読んでしまいました。テンポ良く読めるのは良いですね。

  • 「治してやる! 俺の力が及ぶ限り!」
    (俺が生まれ変わって人外の能力を授かったのは、戦うすべを持たない人々を助けるためだ。今使わなくて、いつ使う!)
     たとえ神力を使い果たして命が潰えたとしても、大勢の人間を救うために死ねるなら、二度目の死を受け入れる価値はある。
    (P.236)

  • 影を持たず、人の領域を超えた力を持つファルマは何者なのか、彼自身にもわからない。
    良くも悪くも活躍し過ぎて目立ってしままい、ついに命を狙われるようになるが、自らの危険を顧みず、帝国を襲う不治の病に立ち向かう。

    患者さんのためを思うあまり、自分のことを後回しにしてしまう性格は、見習いたいようで、限度があるなと。
    どんな困難にも立ち向かう少年の姿は、素直にかっこいい。

  • 【図書館】あれ、意外と早く異端審問官との争いに決着がついてしまった。サロモンにものすごく懐かれているしなぁ。もう薬神様でいいよね。黒死病(ペスト)との闘いはどうなることかと思った。悪霊って本当にいたんだ… パッレ兄さん、真実を知ったらヤケになっちゃわないかな。

  • 面白かった。主人公ファルマの診断・調薬の御都合主義に思えた能力は気にならなくなりました。
    ファルマの悪霊騒ぎは大事にならずに収束。
    伝染病の蔓延阻止と悪霊との対決がメインのストーリーでした。
    なんか三巻が楽しみになってます。

全6件中 1 - 6件を表示

著者プロフィール

医科学系研究者兼作家。 書籍化作品:SF「ヘヴンズ・コンストラクター」(エリュシオンノベルコンテスト受賞・新紀元社)。

「2022年 『異世界薬局 9』 で使われていた紹介文から引用しています。」

高山理図の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×