貴族デザイナーの華麗な事件簿 (2) ロンドンの嵐 (富士見L文庫)
- KADOKAWA/富士見書房 (2015年2月11日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
- / ISBN・EAN: 9784040704456
作品紹介・あらすじ
スーツを新調しに来た客から人探しを請けた、貴族兼デザイナーのエドガーと仕立て屋ジェレミー。目的の人物を探るうち、毒死事件の関係者らしいことが分かる。ジェレミーは彼が持っていたある布地が気にかかり……。
感想・レビュー・書評
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19世紀ロンドンを舞台にしたミステリーの続編
話のテンポは相変わらず良く、衣服の知識も当時のロンドンの背景も面白い!
読んでて楽しい!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
客の経営する店で演奏をする苦学生。
彼は突如、連続殺人の容疑で連行されてしまった。
浮浪者が次々と死んでいくのは何故なのか。
意味深に始まった割に、な最後。
人間関係というか、感情というか思いというか
色々あって、あそこにたどり着いているので
違和感はないですが、最期に納得ですが
落ちがそれ!? とは言いたい。
今回は知人に彼女ができそうにw
次回は初恋の人再登場、でしょうか? -
一言でいうと読みやすく入り込みやすい。疲れていても読める。謎は難解という種類のものではなく、人間模様がメインなのかなという感覚。
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事件自体それほど複雑でも謎解きが難しいわけでもないので、ミステリーの面白さを期待して読むと肩透かし。だけどそれを許せてしまうのは何でだろ?“服飾”に関する薀蓄とか、当時のイギリスの雰囲気とか上手に書けているからかなあ。表紙イラストも爽やかで好感が持てるし。お金持ちの苛めっ子のその後が書かれていないのが残念。出来れば因果応報で溜飲を下げたい。