あやかし双子のお医者さん 六 雪女と遠い日の約束 (富士見L文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
3.86
  • (1)
  • (4)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 79
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040727455

作品紹介・あらすじ

【季節外れの雪を目にした莉莉は凍傷を負ったあやかしを癒し……?】
 あやかしのお医者さんである双子・晴と嵐と、弟子の莉莉。
 彼女は双子とともにあやかしを消そうとする術者・吉野と対峙した。莉莉は危険に晒されながらも、無事に街のあやかし達を救い、吉野をも彼自身の憎しみから解放できた。
 平穏が戻った初夏。莉莉は季節外れの雪を見る。直後に行き倒れていた木霊・つづらに出会うが、彼女は夏にもかかわらず手酷い凍傷を負っていた。治療のため彼女に触れると、現れた“療符”によってつづらが莉莉の亡き祖母と面識があるとわかり――?

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 「其の一」
    覚えのない約束。
    歳月が過ぎようと忘れる事が出来ないぐらいの思い出を彼に残し、彼女が忘れてしまう事など有り得るだろうに過剰に反応したのは何故なのだろう。
    彼の言う存在と、今まで見て来た彼の印象が異なり過ぎて違和感を感じるな。

    「其の二」
    どちらに行けど。
    待ち伏せし手を握り歩くなど、少し異質と言うべきか何年も思い焦がれた相手にする行動では無いということだけは言えるな。
    どちらに行けど出会う相手が悪いが、淋しいという共通の想いが気になるな。

    「其の三」
    彼の正体を知る。
    母親を人間として暮らせるようにした術者は、何故全ての力を封じる事無く中途半端に残したのか気になるな。
    片目と言えば思い当たる節はあるが、何故その目を彼が持っているのか謎が深まるばかりだな。

    「其の四」
    探していた人は。
    予想していた通りの答えとは違う展開過ぎて呆気に取られたが、微かに記憶に残る特徴一つでと思うとゾッとするな。
    彼の目は普通に戻った訳だが、今の状態でも彼女の存在を認識できるのだろうか。

  • さみしがり屋のあつまりだなあ
    でも大人が立ち直ってきてるから、子供たちの面倒を見る余裕ができてきてて嬉しい
    てかついにハーフが登場した
    どういう仕組みで生きてるんだろーかー

  • 暑かったのもあって、アイスクリームを食べたくなった……ww

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

3月生まれのO型。独特な和風ファンタジーの世界観と、人物たちの日常に寄り添うドラマ展開を描き出す、実力派作家。代表作に『遠鳴堂あやかし事件帖』シリーズ、『九十九さん家のあやかし事情』シリーズ、『あやかし嫁入り縁結び』シリーズ(富士見L文庫)など。一作一もふを心がける。

「2020年 『あやかし双子のお医者さん 九 再会の飯綱使い』 で使われていた紹介文から引用しています。」

椎名蓮月の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×