京都祇園きもの恋物語 町家の花カフェ、猫とイケズ男子でお出迎え (富士見L文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 90
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040742793

作品紹介・あらすじ

突然天涯孤独になり路頭に迷いそうになったことり。ピンチを救ってくれたのは華道家元の青年、緋水だった。彼を頼りに京都に行ったことりは温かい家族に迎えられるが……!?  恋と着物と時々猫の花カフェ事件簿!

感想・レビュー・書評

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  • 途中までは緋水より蒼史郎との方が主人公のことりちゃんと共通点や絡みが多くて、緋水くんヒーローとして大丈夫かと思ったけど、ちゃんと大丈夫だった。

    ことりちゃんの逞しいこと。
    いじめで靴や制服を濡らされても、下駄が似合っちゃう女子高生。
    そもそもいじめ以上にしんどい展開を直前に味わっていたため、対勢力のインフレが凄い。
    何なら、いじめていた子たちにスカッとするしっぺ返しまでしちゃう。
    本当に逞しい。

    ことりちゃんが逞しいその陰で繰り広げられる醜い争い。
    そのために犠牲になった人たちが不憫で仕方がない。
    怖いのは呪いではなく、醜い醜い人の業である。
    出てくる花も着物も綺麗なのに……

  • 天涯孤独になった、と思ったら、親戚が現れた。

    生活に困らない状態でほっとするも
    知らない間に面倒毎に…な状態。
    それ以前に、学校も面倒な感じですが。
    大人しそうな外見と、中身が反比例しているのが
    面白い所、でもあります。

    お仕事ものかと思ったら、ミステリー方向。
    がっちり、というわけでもなく、色々な要素が
    ちょっとずつ入っているような美味しい所どり。
    学校の方も解決したようですし、因果応報状態で
    後悔しててください、という感じです。

  • あれこれ設定詰め込み過ぎて一つ一つがあまり描ききれてないので勿体無い。
    呪いの事件とかも大きな事件のわりに受ける印象がしょぼいので、無くても良かったのではと思う。恋も相手のどこの部分をどのタイミングで好きになったのかをもうちょっと丁寧に書いてくれると良かったなと思います。

  • 後半に入っても事件の全容がわからず、これはシリーズものなのか…?と思ったらあっという間に解決。
    ことりちゃんの性格は好きだけど、緋水さんのイケズが物足りない。

  •  花屋を営む義母が亡くなり、天涯孤独になった高校生のことり。高校生と言う立場では店の維持はどうしようもなく、大家から立退を要求される。そんな時現れた着物姿のイケメン華道家・緋水。彼は義母の親族だと言い、東京から京都へ緋水の元へ身を寄せる事になり…

     父も亡くなり、再婚相手だった義母も亡くなったと言うヘビーな身の上のことりだけど、江戸っ子気質で曲がったことが嫌いなのが好感が持てました。
     緋水といきなり仮初婚約をされられたことりだったけど、彼と双子の弟・蒼史郎と義母の関係、そして緋水だけが裕福な暮らしをしている後ろめたさなど、それぞれが抱えていた物があったけれど、それが解決した時は爽快でした。

     お家騒動に巻き込まれた緋水、ことりだったけど、これからは二人で前を向いて歩いて欲しいです。

  • 殺人事件とか、予想外でした。主人公のキャラもちょっと予想外だったけど、落ち着くべきところにおちついたのはよかったかな。

  • 母さん事件です

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