龍に恋う 四 贄の乙女の幸福な身の上 (富士見L文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 171
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040744179

作品紹介・あらすじ

●〇●待望のシリーズ4巻!●〇●

 勤め先の先輩である瑠璃子(るりこ)が出奔してしまったーー。折しも、口入れ屋・銀古(ぎんこ)の繁忙期。珠(たま)は瑠璃子の代わりに、秋桜(コスモス)の咲き乱れる洋館での勤めを任される。
 珠なりに洋館の"人ならざる者"に真摯に向き合って縁が結ばれ、洋裁を習うことに。銀市(ぎんいち)のシャツを仕立てながら彼を想い、しだいに乙女らしい感情も育んでいく。
 銀市も彼女の花開く姿を慈しむ一方、珠がいずれ自分の手を離れる予感と、只人として生きるには強すぎる彼女の贄の力を憂いていた。さらに、瑠璃子失踪の原因となった存在も珠にそそられ……?

●〇●道草家守の新作『青薔薇アンティークの小公女』も2022年5月、同時刊行●〇●

感想・レビュー・書評

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  • 瑠璃子の自由さ、カッコよさに憧れる珠。
    成長し強くなっていく珠を感じるのは読んでいるこちらもとても嬉しいです。

    何者にも縛られず、自分に正直に生きる瑠璃子の姿はとてもカッコいい!!
    瑠璃子みたいな生き方は憧れです!

  • 瑠璃子の自由さ、かっこよさに憧れていた珠が怒るシーンが印象的。
    ここまでようやく成長したんだね。
    もう早く銀市さんと上手くいってほしい。

  •  後追いなので、4巻で終わりかと思っていた。まだ続きがある様で。

     擬音語が気になる。「はちりと瞬く」って。不思議な表現をするもんだ。UFOの飛行音を「うんちゃら、うんちゃら」とするようなものか?(昔過ぎて元ネタ知っている方いないかも)。道草家守氏独特の雰囲気を作るのにひと役買っているとは思う。

     銀一の苦悩が、この巻の終わりにあると言う事は、次巻で過去が語られるのかな?楽しみ。

  • 瑠璃子の過去と因縁の対決。珠が鈍くてもどかしい。銀市さんは人間だっていいじゃない、諦めてもっと積極性をもってほしいです。2人のもだもだを狂骨さんと瑠璃子の目線で見てたらさぞやもやもやする事でしょう。可愛い2人に誰か発破をかけていただきたいです。

  • 珠が成長してだいぶしっかりしたなぁという印象。人間関係も広がって、あれこれチャレンジしているのが楽しそう。銀市との恋も表面化してて可愛らしい。

  • 瑠璃子の絶縁!!
    潔いけど納得は出来ないよね
    それは皆心配するよ
    でも、そのきっかけでコクモスの君と仲良く仕事が出来たし、銀市にシャツも仕立てられたからある意味では良かったのかな
    でも今回は盛り沢山だね〜
    やっぱり瑠璃子の話が1番だったけど
    やっと珠が銀市に対しての気持ちを少しでも意識してきたし、銀市も珠に対して気持のセーブをかけてるところがある
    これからどんなふうに進むんだろうか

  • ぶっちぎりド性癖、対戦ありがとうございました……………………………………
    「人間って、どうしてこんなに早く成長しちゃうのよ。」…………………………………………

  • 瑠璃子さん掘り下げ回。
    失踪してしまった時には大変驚いたけれども、珠のために体を張ってくれたし、その珠の魂の説得もあって最終戦には無事に合流。
    珠も声を荒げて怒れるようになったのです。

    今回の敵、痕跡がわれわれ現代人にはお馴染みなので、「ああ、あの西洋妖怪ね」と簡単に分かるのだが、作中の皆さまには馴染みのない存在。
    この読み手は分かっているのに、作中の人物にはこちらの情報を伝えてあげられないもどかしさが、もう!
    ただ、正体が分かってからの盛大な罠の張り様には、瑠璃子さんが戻ってきてくれていたこともあって、大いに熱い展開だった。
    負ける気がしないぜ!みたいな。

    同時発売の作品が西洋風だったから、という訳ではないだろうが、今回は西洋ネタが多かった印象。
    珠の洋装はビジュアルでちゃんと見たかったなあ。
    ただ珠の贄としての能力が、ちょっと心配になる部分も。
    絵画の件はいいように働いたけれども、今回の敵のように彼女に惹かれ彼女を狙う輩も今後増えてくるだろう。
    銀古がそろそろちゃんと立場を固めてくれないと、と心配になった。

    何せ、あれほど助言もらってまだ自分の気持ちに気付いていない珠なので、より心配。
    精神的成長は感じられても、こと男女の機微についてはまだまだ疎い可愛い珠なので。

  • 表紙の瑠璃子姉さん素敵。
    生きる時間が違うからこその葛藤がこういうお話の醍醐味ではあるけど、とてももどかしい。

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著者プロフィール

2015年に「ドラゴンさんは友達が欲しい!(全5巻)」(アース・スターノベル)で出版デビュー。

「2020年 『アラフォー少女の異世界ぶらり漫遊記2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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