- Amazon.co.jp ・本 (342ページ)
- / ISBN・EAN: 9784040746074
作品紹介・あらすじ
『蛇』の謀略により崩壊寸前の『灯』。危機的状況を前に立ち上がったのは、チーム最弱の少女――サラだった。かつて実力不足で任務から外された非選抜組のメンバーとともに、弱者と侮られた少女の逆襲が始まる――。
感想・レビュー・書評
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フィクション作家に告ぐ。鷹などの猛禽に嘴で攻撃させんといてほしい!
面白かった。シリーズ最高作(だと思う)。これで、灯の全少女を冠した巻が揃った。前作からモニカがどうなったのか、気になりすぎてモヤモヤしていたが、ちゃんとはっきりするし、なんといっても本作の影の主役のバーナード氏が最高すぎて、極上。
とても好きなラノベで、鷹が大活躍する。
それは素晴らしいんだが、
毎回気になるのが、なぜタカに嘴で攻撃させたがる???
P298
>”XXXXXX鷹が、XXXの喉を食い破らんと嘴で突いてくる。”
ネタバレないように、伏字にした。
嘴(くちばし)で攻撃って、カモメかっ!
猛禽ならタロン(爪)を使え!!タロンを!!
最近読んだ児童書や小説などのフィクションに登場する
猛禽たちのことごとくが嘴で敵を攻撃するので、
一般的に猛禽って誤解されとるな、、と
つくづく感じる。
誤解の連鎖が起きてるんやろねぇ、、。
猛禽を登場させるのなら
ちょっとは行動学を紐解いてほしいと
切に願う。
簡単な覚え方
嘴は食べるところ(カトラリー的な)
爪は狩るところ(武器的な)
猛禽の猛禽たる条件は
視力、爪、嘴、この3点
特に目は大切なので、嘴で攻撃することは
目を危険に晒すことなので、
基本的に忌避しますな。
もちろん鳥種によっては足を拘束されると
仕方なく嘴で拘束をなんとか外そうとはしますが。
漫画や小説、物語など、創作物に猛禽や鳥類を登場させる前に、
すこし調べてほしいと思う。
もしくは、どうしても嘴で攻撃させたいなら、
サギ類にしといて!(笑)
アオサギとかええんちゃう?嘴で目を突く攻撃、
コードネーム『暴鷺』刺し狂う時間です。みたいな
カモメ類とかアジサシ類とかでもいい。
話はずれたが、
スパイ教室。ものすごく好きです。
今作、ほんまに面白かったです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
全巻から続き重たく暗いストーリー。軸は『弱さ』なのかな。
セカンドシーズン完らしいのですが、ちょっと後味の悪い読了感でした。個人的に残念です。6巻までのように苦戦を強いられながらも、なんだかんだ楽しげな『灯』少女たちを期待していたのですが違がったためです。
強いスパイがどんどん出てきて、各キャラの力関係も矛盾しているように感じるのも腑に落ちまでんでした。少女たちの成長具合がよくわからない感じです。
個人的には9巻では、少女たちの和気あいあいとしたストーリーを久しぶりに読みたいです。※観測記入時点ですでに発売済みなのですが。
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今までで一番微妙な出来やった