世界一孤独な日本のオジサン (角川新書)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 31
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040821887

感想・レビュー・書評

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  •  孤独と、人に必要とされていないという感覚は、究極の貧困である(マザー・テレサ) 肥満、大気汚染、環境ホルモン、食品添加物、酒よりも健康を蝕み、寿命を縮めるものは「孤独」。とりわけ、この孤独の犠牲者になりやすいのが中高年の男性。コミュニケーションに不器用で、特に退職後は要注意。コミュニケーションは、人間の体で言うと血流のようなもの。それが滞ると・・・。 岡本純子「世界一孤独な日本のオジサン」、2018.2発行。 孤独にならないためには、コミュニケーション能力を高めて、コミュニティに入り活動すること。

  • 身の回りに友人はほとんどおらず、どこかコミュニティにでも所属しないと孤立するかもしれないな、と考えていたときにこの本のタイトル『世界一孤独な日本のオジサン』を見かけた。まるで自分のことじゃないか! と、読むべきタイミングを感じた。

    読んでみると自分とリンクする部分はそこまで多くなかったが、でも孤独は個人の問題ではなくて国民病、いや社会によって押し付けられたジェンダーの問題であるということがわかった。
    以前何かで読んだ本に”女性は小学生の頃から複雑なコミュニケーションを学び、逆に男性はシンプルなコミュニケーションのまま大人になる”と目にした。それは大人になってから男性のコミュニケーションのハードルを高くなる理由の一つである、と知って納得したが、本著でも同じようなことが書かれていた。
    趣味や仕事、共通点といったことがないとコミュニケーションできない男性が多いのは、このシンプルなコミュニケーションを求めるからだ。そして女性のコミュニケーションに対して女は面倒臭いと口にするが、その先に待ち構えているのは孤独なのだ。
    自分も比較的、好きなことや趣味がないと話すことが億劫になってしまうタイプなのだが、そこは改めないといけない。
    またコミュニケーション力はコミュニケーションしないと衰えていくのだ、というところも当たり前のことなのだが、改めてちゃんと考え直そう。
    そして碌でもない”オジサン”にならないようにしないといけない。
    当たり前のことだとは言え、改めて考え直す必要があるな、と。

  • 孤独から脱出しよ!

  • 読後、独自の視点で興味深かったポイントや新たな発見を動画にまとめました。

    https://youtu.be/ZXre0QL_FpI

  • 孤独であることは寿命を縮めるというショッキングな
    統計結果から始まります。

    定年を過ぎたオジサンたちは確かに世のオバサンたちに
    比べたら孤独でしょう。
    しかしこの本で紹介されている孤独なオジサンとは、
    定年前の役職のプライドが捨てられなくて、地域コミュ
    ニティーで問題を起こして一人になってしまうという
    ような割とステレオタイプというか、一昔前の勘違い
    オジサンのことを指してします。

    今時こんな人いるのかなあ、と思ってしまいますよね。
    また、最後の方の「では孤独に陥らないためにどうする
    べきか」という内容も海外の例を挙げるだけで、やや
    具体性に欠けていました。

    どうすればいいのだ、と悩む人にはあまりオススメ
    できない一冊ですね。
    でも「いるいるこういう人」とカタルシスを味わいたい
    人にはいいかな?

  • 東2法経図・6F開架:367.7A/O42s//K

  • 孤独はたしかに大問題、まあ仕事がやばすぎるとそうも言っていられなくなるんだけど苦笑

  • 文字通り、コミュニケーション力が不足している日本のオジサンについて。

    自分も身につまされる部分があった。

  • 内容に新鮮味が無く読む魅力を見つけることが出来なかった

  • オジサンはどの国でも女性と比べて孤独なのだという。確かに男性はグループで旅行に行ったりレストランでおしゃべりしているイメージはない。共通の趣味がないと会話が途切れてしまう男性に比べると女性のほうがコミュニケーション能力は高いのだろう。

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著者プロフィール

岡本 純子(オカモト ジュンコ)
コミュニケーション・ストラテジスト


「2023年 『世界最高の伝え方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

岡本純子の作品

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