探偵の現場 (角川新書)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 182
感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040823164

作品紹介・あらすじ

10年前は男性依頼者が1割だったのに対し、現在では4割超が男性依頼者へと変わっている。時代や社会の変化とともに、依頼内容や調査方法にも変化が。獲物は絶対に逃がさない、探偵の調査実録。

感想・レビュー・書評

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  • 浮気、不倫調査の現実、ケーススタディといった感じ。面白おかしく読めた。数字の見せ方に無理があるなぁ。探偵社が激増と言っているが、10年間の平均の成長率は4.4%。他のグラフもn値がないので信憑性に欠ける。この世界に興味があれば手に取っても良いかも。

  • TRPGで探偵キャラを作る際の資料として購入しました。
    探偵用語や調査の仕方、使用する道具等が載っており参考になりました。

  • 小説やドラマなどフィクションの世界では有名な「探偵」という職業。しかし、本物の探偵はどんな活動をしているのか、誰が探偵に調査を依頼するのか。日本の探偵業界の中でトップクラスの売上をほこる探偵会社の代表である著者が、リアルな探偵について語る。

    2007年に探偵業法が施行され、探偵は職業として確立され、高いコンプライアンス意識が求められるようになった。その結果、社会的信用が高まり、今では6000社近くの探偵業者が登録されているらしい。そんな探偵業務のほとんどは浮気調査。著者もまた、多くの浮気現場を目撃し、その調査に加えて、当事者のカウンセリングまで行っている。

    浮気調査をはじめ著者が例としてあげる様々な現場は小説さながらのドロドロとした世界。情報を集めた探偵たちの苦労が伝わり、サスペンスドラマそっくり。が、逆に言えば、これらの事実はドラマですでに知られていることばかり。

    のぞき見のような週刊誌的ネタよりも、探偵たちの私生活や雇用環境、求人募集、社内教育など探偵業の経営ノウハウについてもっと語ってほしかった。ちょっと期待はずれ。

  • 探偵学校に入学したくなりました。

  • 探偵業のほとんどが、浮気、不倫調査。実例を元に、浮気の顛末が語られてたり、探偵の仕事ぶりが語られてたりする。
    探偵としてのノウハウの披露があったり、ざっくり読むには面白い本。
    知らない世界を知れた気分。

  • ザクっと流し読みした感想。
    独身30代には刺激的であった。
    不倫なんかアホかと思っていたが
    この本を読む限り
    世の中こんなに不倫が多いものかと感じた。
    気楽に独身で自由にしている身としては
    毎日毎日家で見てる夫婦と
    性行為など興奮するとも思えず
    男女とも人間の性欲は難しい問題なのだと
    ますます結婚の現実を知った。
    探偵の需要や彼らの苦労も理解できた。
    また証拠を掴んだ時のアドレナリンなどが
    癖になってハマる人にはハマる
    特殊な職業なんだと思う。
    新聞記者や刑事、探偵
    刺激的で一度は憧れもあるが
    とても自分にはできそうもない。
    もちろん不倫もできる度胸も
    男しての器量もないので
    非現実的な読み物としては
    おもしろかった。

  • 浮気浮気不倫不倫しょーーもなーーい!! 
    と思いつつ、好奇心MAXで読んでしまった。
    週刊誌のようなかる~いエピソードがたっくさん載ってます。

    ちょっと憧れちゃう職業ではあるよね

  • 不倫の疑いを持った依頼の、本当に不倫してる率の高さ凄いな、やっぱりバレるんだな

  • 自分が結婚をしていないからこそ楽しんで読めた。これ結婚してたら気が気じゃないと思う。明日は我が身。

  • ●世の中には探偵学校と言うものがあり、調査のノーハウや宣伝の仕方、経営方法などを学んだ。
    ●探偵の仕事の7割は不倫調査。昔は女性からの依頼が多かったが、女性の社会進出が進むにつれて夫である男性からの依頼が増加し、現在では4割。
    ●不倫相手との関係は半分が上司残りもほとんどが先輩。きっかけは約半分が社内。
    ●警察官の不倫の案件が厄介である。相手も女性警察官のケースが多い。調査中に別件逮捕で拘束される可能性もゼロではない。尾行もすぐばれてしまう。
    ●不倫が発覚した後も、7割以上の人が関係を修復している。離婚別居をするのは4分の1。
    ●スマホチェックして、愛してる、会いたい、好き、異性の名前が予測変換に出てくる。
    ●人通りの多い道であり混みをする場合、交通量調査員に扮して堂々と入り込むのが良い。
    ●張り込みがばれた時、探偵だろうと追求されると「何をいってるんですか?警察に行きますか?」因縁をつけられ、逆に困惑していると主張する。
    ●レストランや喫茶店では、対象者の真後ろの座席。
    ●「探偵業の業務の適正化に関する法律」と言う探偵業法と言うものが存在する。
    ● Wi-Fiの超小型カメラが便利。手の中のカメラを被写体に向け、無関心を装いながらスマホで映像を確認。
    ●最近増えているのが、ストーカー被害、結婚詐欺、後妻業。

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著者プロフィール

 北海道大学創成研究機構特任助教。慶應義塾大学大学院文学研究科単位取得退学、北海道大学アイヌ・先住民研究センター博士研究員などを経て現職。史学博士。
 文化遺産のなかでも、とくに考古学に関するモノ・コトが現代社会においてどのように受容されているのかに着目し、イスラエルとパレスチナにおける文化遺産保護・活用に関する研究を行う。また、先住民族の文化遺産の保護のあり方、所有権、そして返還に関する問題について、国内外の事例を通して研究を行う。
 「文化遺産の所有権をめぐるイスラエルとパレスチナの葛藤」(三宅理一監修『境界線から考える都市と建築』鹿島出版会、2017年)。

「2017年 『イスラエルの文化遺産マネジメント』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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