座右の書『貞観政要』 中国古典に学ぶ「世界最高のリーダー論」 (角川新書)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040823515

感想・レビュー・書評

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  • 読みやすかった。
    リーダーとしての心構えの原典になりそうな一冊(の解説書)

  • リーダーの立場だけでなく、部下の立場での教科書になる良書。

    良い事が書いてあるなあ、そうそううちの会社がダメなのはこういう所、などと考えながら読んでいてはたと気づく。自分は魏徴のように上に進言できるのか、その覚悟があるのか。

    もちろん何でもかんでも上に対して思った事を言うのが正しいのではない。
    考え抜いた上で正しいと思った事を言う。しかしながら言い方は大事。
    逆鱗に触れない工夫と逆鱗を恐れない勇気。

    結局組織人がやりたい事を実現する為にどうすべきかという事。


  • 世界最高なのかどうかは、実践を重ねてみないと判らない。
    部下の登用、諫言を述べる者を大切にする。リーダーは三つの鏡「銅の鏡」「歴史の鏡」「人の鏡」を持つ。
    を実践してみる。

  • 自分を批判する部下を手元においておくこと、部下に仕事を任せることの重要性について書かれている。
    少し前に読んだ「スタンフォードの権力のレッスン」にも一部共通する内容だがサラリーマンにおける管理職の心得として三行にまとめると、このへんがポイント。
    ・謙虚にしろ
    ・モラルを守れ
    ・職場の心理的安全性を高めろ

  • 貞観時代の皇帝と臣下との会話やエピソードを通して、リーダーの心構え、行動を説く書『貞観政要』。これを、ライフネット生命の創業者である出口氏が、自身の経験や出来事を絡めて解きほぐしてくれている。3つの鏡(楽しい顔を確認する銅の鏡、過去に学ぶ歴史の鏡、直言してくれる人の鏡)の話は染みた。
    ちなみに、『貞観政要』は、鎌倉殿の中で、泰時が読んでた本でもある。

  • リーダー論を端的に凝縮している。根拠資料として貞観政要を引用しているが、ほぼ筆者のリーダー論んを貞観政要に当てはめてる。筆者は貞観政要が座右の書らしいが、嚙み砕いてくれているので、コレのほうがわかりやすい。

  • 貞観政要を出口先生流に書いてくれてます
    ライフネットの実体験もあり、現代版として頭の中に入ってきやすかったです
    貞観政要だけどなく他の古典も入れてくれてます
    人を動かすのはロジックだけでなく、比喩も重要と古典にありましたが、本書も比喩を交えて解説されています
    部下の耳の痛い言葉も受け入れる忍耐、人の器は大きくすることはできないので空にする、遊牧民の十進法などは自分の中の新しい情報でした

  • 正直に驚いた。
    いままで、さまざまなビジネス本を読んできたが、流行りの著者の小手先の技に関心していた浅はかさに恥ずかしくなる。
    出口氏が常々話しているように、古典には多くの示唆があり、今でも意義深いものが多いのだと実感した。
    出口氏の解説があるから読みやすいのだけれども、改めて、本編を手に取ろうと思った。

  • 現代にも通じる、組織を運営していくのに重要なキーワードがたくさん
    貞観政要自体は部分部分の登場でちょっとよくわからん

  • 歴史×組織・ビジネス書。リーダーは機能に過ぎない。3つの鏡。信用しなければ信頼されない。リーダーは不機嫌な姿を見せてはいけない。。。自分に当てはめてみても唸ってしまいます。出口さんはいつもそうですが納得感半端ないです。冒頭の歴史解説も分かりやすくてありがたかったです。

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著者プロフィール

出口 治明(でぐち・はるあき):立命館アジア太平洋大学(APU)学長。ライフネット生命創業者。1948年、三重県生まれ。京都大学法学部卒。日本生命入社。ロンドン現地法人社長、国際業務部長などを経て2006年に退職。同年、ネットライフ企画(株)を設立し、代表取締役社長に就任。2008年4月、生命保険業免許取得に伴いライフネット生命株式会社に変更。2012年上場。2018年より現職。著書に『全世界史(上・下)』(新潮文庫)、『0から学ぶ「日本史」講義』シリーズ(文春文庫)、『歴史を活かす力』『日本の伸びしろ』(文春新書)、『哲学と宗教全史』(ダイヤモンド社)、『一気読み世界史』(日経BP)、『ぼくは古典を読み続ける』(光文社)等多数。

「2023年 『人類5000年史Ⅴ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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