陰陽師たちの日本史 (角川新書)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 76
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040824826

作品紹介・あらすじ

第一章 「陰陽道」とはなにか 1 「陰陽道・前史」を探る2 呪術・祭祀を担う陰陽師 3 安倍晴明をめぐる謎第二章 陰陽師・安倍晴明の現場へ1 焼失した霊剣と五帝祭2 呪詛と祓えをめぐる陰陽道3 冥府の神、泰山府君4 火星を祭る 「けい惑星祭」と安倍晴明第三章 中世、動乱の時代の陰陽師たち1 安倍晴明の末裔たち2 陰陽師たちの「戦国」3 『ほき内伝』という謎の書物断章 いざなぎ流は「陰陽師」なのか第四章 江戸時代の陰陽師たち1 江戸時代前期──変貌する陰陽道2 西洋天文学と出会う陰陽道終章 陰陽道禁止令から「陰陽師」ブームへ

感想・レビュー・書評

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  • 陰陽師と言えば安倍晴明が一番有名どころ。
    そんな晴明さまに至るまでの話、そしてそれ以降の話にも言及。
    それ以降の話がある意味本題かもしれない。
    「いざなぎ流」も触れてあるので、陰陽師関係の話はこれ一冊で結構網羅できるのではないだろうか。
    花形だった頃も、落ちぶれた頃の話も掲載されていて勉強になりました。

    驚いたのは、晴明さまの活躍の話、陰陽寮時代の話かと思っていたら、引退後の話も多かった点。
    遅咲きだったのは知っていたけれども、亡くなるまで陰陽寮現役だと思っていたので、その点が正せただけでも読んだ価値ありました。

  • 実際のところは天文・暦メインの職だったんですね。安倍晴明伝説が有能子孫の宣伝戦略によるものだろうって話や幕府天文方との関係など、地味でもきちんと歴史の流れがあって面白かったです。作者の先生が今度の大河に安倍晴明出るって、とわくわくしてるのも微笑ましかった。

  • 2024年1月19日購入。

  • 148-S
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著者プロフィール

佛教大学教授

「2024年 『〈学知史〉から近現代を問い直す』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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