- Amazon.co.jp ・本 (528ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041002544
作品紹介・あらすじ
ユーロポールの捜査に協力するマンツァーノだったが、災害の首謀者として疑われ、身柄を拘束されてしまう。隙を見て逃走したマンツァーノは、スクープの匂いをかぎつけたCNNのカメラマン、ローレン・シャノンと合流。犯行グループからもつけ狙われる中、混乱を極める欧州を駆け巡り、事件の真相に迫る。一方、大停電はついに米国へも波及、世界に崩壊の時が近づこうとしていた。超弩級のスリラー、緊迫のクライマックス。
感想・レビュー・書評
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長すぎ 設定の面白さと怖さかな
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登場人物を覚えるのが大変だけど、ヨーロッパ中を巻き込んで急テンポで話が進んでいき、内容の重さとは裏腹にエンターテイメントな作品。電気事業、EUやその他ヨーロッパの行政、システムにわたる作者の知識に驚かされる。
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後半の疾走感がすごい。
ストーリー展開は、よく言えば王道
悪く言えばありきたりな感じはするが、
非常に収まりがいい。 -
壊れゆくインフラのシミュレーションができる本の一つ。
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実際に起こりうることだけに寒気を覚えつつも、ページをめくる手が止まらなかった。といっても上巻を読んだあと気分転換で軽い内容の本を読んだけど。面白かったので人に薦めたいが、翻訳物を読みなれていない人には、読みづらいかな。表紙デザインがシンプルかつ印象的で気に入っている。
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1405 途中まで面白かったが、大きく広げた風呂敷が畳めなくなった感じ。ラストの尻窄み感は残念です。。。
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久しぶりの長編小説を読んだ。
ヨーロッパを襲う大規模停電がメインである。
東日本大震災を体験した日本人には、あまりにもリアルな内容である。
ITを基盤にしたインフラは便利な反面乗っ取られるとすべてがコントロールを失う。
電気がなくなればどうなるか。
電気があって当たり前の社会でえは、水、食糧からすべての生活が奪われる。
原発も非常用電源には燃料が必要になるがその燃料も供給が止まる…
今後、スマートグリッドの導入も近いかもしれないが、これを読んでしまうと考えさせられる。
ITにすべてを委ねると便利だがすべてを失うことも考えられる。
私も何が正しいものか結論はでていない。
ぜひたくさんの方に読んでいただき、考えて欲しいと思う一冊であった。