ゴースタイズ・ゲート 「世界ノ壊シ方」事件 (角川ホラー文庫)
- 角川書店(角川グループパブリッシング) (2012年12月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041006283
感想・レビュー・書評
-
読みやすいがホラー的要素は薄い。
霊感少女と零感警察、脳科学で都市伝説を説明しようの二作目。
地味に続いて欲しいかな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
シリーズ二作目。不可解な事件は果たして、科学的検証のみで解き明かせるのか? ホラー的だけれど、ミステリとしての部分もあって、どちらの要素も楽しめます。
都市伝説の絡む「世界ノ壊シ方」はなんとも不気味。多感な年頃の少女たちが求める「世界」とはいったい何なのか。その点の方が恐ろしく悲しく感じました。未来に希望を持っていい年頃なのになあ。
「顧みの人形」も何とも怖い! 完全に科学的なアプローチがなされたのに、まさかこういう真相が。やはりすべてが解明されるとは限らないのか……。 -
いつも通り理屈っぽく独特な作風でした。
非常に人を選ぶ作家さんだと思います。
霊現象を科学的に証明するという話は他にあっても、霊能者の脳機能を分析して解き明かす、という設定は他に見ないものだと思います。
脳科学好き、心霊系の話好きな人向けです。
個人的には大好きな作家さんで、もっとたくさん執筆して欲しいと思うのですが、内容が特殊すぎて知人におすすめするには躊躇する方です。 -
都市伝説に科学的っぽくせまろう、というコンセプトはおもしろい。ただ今回は理詰めでせまる要素が大きくて、ホラーとしては少し弱いかな。