エス (角川ホラー文庫)

著者 : 鈴木光司

• KADOKAWA (2013年5月25日発売)

作品紹介・あらすじ

中年男の首吊り自殺の模様を中継した不気味な動画。その真偽の解析を依頼された安藤孝則は動画の中の男が少しずつ不気味に変化していることに気付くが……!?「リング」シリーズ最新作。新たな恐怖の胎動！

感想・レビュー・書評

[MS(1763691)さんの感想 · 2023年9月15日]

「リング」「らせん」「ループ」「バースデイ」の続編。久しぶりの鈴木光司、多分、20年振りくらい(⁉︎)。続編の「タイド」も読もうと思います。

[あのときのときさんの感想 · 2023年4月10日]

　得体のしれないホラーっていうのはやっぱり身にしみて面白い！少しづつ変化する首吊り動画、妻の周辺に忍び寄る影、そして自身の空白。それらがどうなるのか？グイグイひきつけてる
　一方でリングの世界の話である。どこかここはデジタルの世界で超常現象めいたこともそれ関係なんでしょ？と思ってしまう事がある。面白いし過去作知らないとすべてを楽しめないが知ってると冷める部分もあるのが悩ましい

[まよひがさんの感想 · 2020年10月21日]

リングと高山竜司のファンだが、これは特に面白くなかった。おまけみたいな話。残念。映画もクソつまらなかった。

[かるしうむさんの感想 · 2019年7月13日]

リングの続編。前作を読んでいないと勿体ない。とはいえ、ホラー感があまりない…
どこまでいっても高山竜司。

[borahinaさんの感想 · 2019年4月28日]

リングワールド続編。
首吊り自殺の映像が話の発端となる。

[あすみさんの感想 · 2018年6月25日]

これまでのシリーズを読んでいればホラー的な怖さは半減以下に感じると思う

時代が変われば呪いの形も変わるのね

この竜二さんはいったい・・？
何度も生まれ変わってるの？
自殺者の増加の原因は？
清美が持ち込んだUSBも竜二が仕込んだもの？
関係あるのか無いのか分からない・・

でも孝則がリングに辿り着く流れはゾクゾクした

[林檎飴甘さんの感想 · 2017年3月20日]

山村貞子の呪いに端を発したシリーズも、この物語で一応の決着をみるのだろうか。
衝撃的な印象を残した「リング」。
言いようもない圧倒的な恐怖に塗り込められた世界がそこにはあった。
何と言えばいちばんシックリくるのだろう。
勢いがない･･･激動の過渡期をこえて、貞子にまつわる物語もひとつの落ち着くべき場所に落ち着いた。
そんな感じがしてしまった。
それでも、やはり「リング」から始まったこのシリーズの存在は大きい。
ウィルスが蔓延していくシステム、時を越えてもなお続くほどに深い呪い。
罪があるなしに関わらず、巻き込まれていく理不尽さ。
映像化もされたけれど、原作の強烈さを抜くことはできなかったように思う。
すべてのものに終焉の時はくる。
そんなことがふと頭をよぎった物語だった。

[kurizoh7さんの感想 · 2016年4月10日]

たまたま本屋で「リング」新シリーズの「タイド」の文庫本を見かけ、「リング」新シリーズに関心を持ち、この本を図書館で借りて読了しました。
「リング」の世界観を存分に残したまま、貞子事件から25年後の設定で、４人の連続幼児殺人犯の死刑の場面から始まり、その殺人の謎、死刑囚の謎などさまざまな謎が貞子事件とリンクしていき、ある程度、謎は解明できたようには感じますが、その次の展開である続編の「タイド」の内容が気になりますね！茜の存在自体が物語のキーになると思われますが、早速「タイド」を読むことにします！

[pandapankさんの感想 · 2014年3月9日]

2014/03/02読了。ネットに流れたという不気味な自殺映像。パソコンにコピーすると映像に変化が・・！？
最初はそれと知らずに読み始めたんですが途中で「リング」「らせん」の続編なことが判明。懐かしい登場人物が出てきました。
でも「らせん」以降って、ウイルス、突然変異・・・ってちょっと胡散臭くなってしまってイマイチなんですよね。やっぱり「リング」が一番面白いということです。

[ふうKさんの感想 · 2013年8月23日]

いやいや
これは無いわ～

鈴木光司の小説らしからぬ平凡な結末。
死体を出さず、幽霊を出さずに恐怖させる心理描写も乏しい。

著者プロフィール

千葉中央メディカルセンター勤務。認定理学療法士（代謝）、呼吸療法認定士、糖尿病療養指導士、住環境福祉コーディネーター2級。

「2018年 『リハビリのプロがすすめる 健康寿命を延ばす1000冊』 で使われていた紹介文から引用しています。」