- Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041014509
感想・レビュー・書評
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特に入りたかった訳でもない大学に入り、特に興味あるものもなかった主人公が、ひょんなことから入ることになった人力飛行機の世界に、大学生活の全てをかけて熱中していく姿に羨ましいと感じた。
全体的にユーモア溢れる小説で読みやすかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
映画化に伴いスピンオフが出たから再読。
改めて読んだけどいい話だ。
琵琶湖に飛ばす、その日のためだけに全てを捧げる人たち。ひとりひとりの名前なんて関係ない、ただなにかに全力で取り組む、っていうそれだけが尊い。最初からやりたいことなんてないし、やり遂げた時に、ああ今までの自分はこの日のためにあったんだ、って思えればいい。
パイロットに焦点が当たっているけれど、関わった人全員にドラマがある。奥行きを感じられる。
飛べない先輩はただの豚、飛びたいなら飛べばいいんだ。世の中は意外と単純だ。 -
‹内容紹介より›
「きっと世界で一番、わたしは飛びたいと願っている」ひょんなことから人力飛行機サークルに入部した大学1年生・ゆきな。エンジョイ&ラブリィな学生生活を送るはずが、いつしかパイロットとして鳥人間コンテストの出場を目指すことに。個性豊かな仲間と過ごす日々には、たった1度のフライトにつながる、かけがえのない青春が詰まっていた。年に1度の大会で、ゆきなが見る景色とはー。恋愛小説の旗手が送る、傑作青春小説。
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2017年9月公開映画の原作。
主人公は「入学できる最高レベルだから」という理由で工学系の大学に進学した女子。やりたいことも特になく、流されるままに「人力飛行機サークル」に入部します。
気軽に話ができる先輩に誘われ、パイロット班に。
「体重」と「出力」を目標値にあげるため、過酷なトレーニングをしていくなかで班員やサークルのメンバーたちの想いを背負っていくゆきな。
大会で唯一の二人乗り飛行機の2ndパイロットとして、大空で彼女は何を感じるのか。
「飛ぶ」ということにかける人間の「夢」がつまった作品。
青春小説としても楽しめますが、「恋愛」の要素はあまり強くないかも…。 -
さくっと読めて面白かった。
青春っていいなーー。映画もきになる -
一浪して工業大学に入学した主人公。理系分野に興味があるわけではなく、建築学科に入学したかったのだが悉く不合格。結果として特に興味も無かった大学に入学し、友人に流されて人力飛行機サークルに入部することになった。重大な事を任されて、徐々に気持ちが移ろいゆく心情、一つの目標に向かってひたすら走り続ける描写は青春そのものだろう。結末は読者に委ねられている。
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読みやすくておもしろかった!
青春もの。熱中もの。
登場人物のまっすぐに、全力でがんばる姿に涙がこぼれた。
がんばれ!!!と、手に汗握る時間をありがとう。 -
よくある青春ストーリー。さらっと読める。
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鳥人間コンテストを目指すサークルでのお話。個人的には工学系の学科だったので、「こういうサークルあったなー」とか思いながら読み進めました。単位は??と思うところは正直あるけど、青春もののお話としては面白いと思う。
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鳥人間コンテスト。
私はあんまり興味がなかったので技術的な描写や筋トレの場面は流し読み。
みんなでひとつの目標に向かって進んでいく様子は読んでいても楽しいはずだけど、ちょっとそうでもなかった。