- Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041016251
作品紹介・あらすじ
幾多の人の死なないミステリに挑んできた凜田莉子。彼女が直面した最大の謎は大陸からの複製品の山だった。しかもその製造元、首謀者は不明。仏像、陶器、絵画にまつわる新たな不可解を莉子は解明できるか。
感想・レビュー・書評
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いきなりの中国名、かなりの苦手感を乗り越え、無事に了読。
中国という巨大な国の奇妙さを軸の物語、松岡氏、あいかわらずすごくて、物知りだ。
いきなりの、週刊角川の小笠原記者から読者の皆様へと言われたときには、まじか、さっぱりわからん。。。と汗
ただ、弥勒菩薩像を鑑定したウー氏の絶対の自信のつぶやきが気にはなったけど。。。
中国のスポーツ選手の現実にはそこまでかとびっくりしつ。。。
無事に事件が片付いてよかった。杉浦氏、やな官僚だ!!
安倍さんは、この世にいないし!?
さて、莉子と悠斗はこの先?( *´艸`)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
今回はトリックの内容がかなり複雑でした。理解するのに少し時間がかかりました。 それにしても、作者の知識の深さにはいつも感心させられます。政治的な内容も多かったのですが、それがわかりやすく端的に書かれていたので、読んでいて非常に勉強になりました。結末もなかなかいい感じでした。
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卓越した鑑定眼と論理的思考の持ち主、凛田莉子23歳。幾多の“人の死なないミステリ"に挑んできた彼女が、『週刊角川』記者の小笠原悠斗とともに、最大の謎に直面する。大陸から怒涛のごとく押し寄せる複製品の山。しかしその製造元も、工場の所在も、首謀者もあきらかではなかった。仏像、陶器、絵画にまつわる新たな不可解を、莉子は解明できるか。Qシリーズ第20巻、Q&αシリーズ第25巻記念、最高傑作登場。
(2014年) -
記録
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凛田莉子こんな人物を作り出した松岡圭祐さんに感服
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2014年刊行本。Qちゃんシリーズで、読んでなかった本であったので今更ながら購入。
日中関係は相変わらずギクシャクしているが、当時は著作権や違法コピーの問題もあったんだっけかなぁ。
最後は日中両国の2トップが実名で登場するというサービスぶりなんだが、関係がもっとギクシャクしている今となっては、おとぎ話のように思えてしまう。
やっぱ松岡さんの小説は旬の時期(発売直後)に読まないと、面白さも半減してしまう。 -
スケールを広げたねぇ~国宝の所有を巡る日中間の争いは、戦争の危機を孕んでいく。暗躍していたのは、日本の偽ブランドを送り込んでいる中国の元エリートアスリート達の団体だった。莉子と小笠原は日中を股にかけて謎解きと問題解決に奔走する~まあ、身の程でない広げ方だったかなぁ