アルケミスト Anniversary Edition

制作 : 山川 紘矢  山川 亜希子 
  • KADOKAWA/角川書店
3.50
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本棚登録 : 620
感想 : 45
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041023556

作品紹介・あらすじ

羊飼いの少年は、彼を待つ宝物が隠されているという夢を信じてピラミッドへの旅を続ける。人生の知恵と勇気を描いた世界的ベストセラーの誕生25周年記念版。日本版特別メッセージ、特製サイン入り。

感想・レビュー・書評

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  • アンダルシアの一人の少年が夢でピラミッドに宝物があると啓示を受け、はるばるエジプトまで旅をする話。象徴的な単語が「前兆(omen)」。前兆に従えと様々な人々から言われ続けるが、果たして前兆とは神の言葉なのかただの勘なのか。

  • あらすじが気になっていたので、購読した。
    面白くなかったという率直な感想になってしまうが、それはキリスト教のカトリックの考えを理解しきれていないからかもしれない。
    夢や前兆に導かれるように旅をする物語としては、どこか物足りなさや主人公の行動が理解できない点があり、共感できなかった。

  • この物語で
    使われている
    「ことば」や「こころは」
    私の知っている言葉や心としては使われていない。
    たぶん、らくだや砂漠、風をただただ
    観察して、異国の言葉が分かったり
    意味を知ったことからも
    物事の本質や意味や習性を
    探究心、信念をもって見つめたときにみえてくるもの
    それをことばと言っているのかな。と私なりに解釈した。
    自分の本当の心がどこにあるのか
    分からなくなり、それを探すのも
    自分の心に耳を傾けなければ分からず
    心はそれを知りたがっている。
    その心がある場所が、宝のある場所なんだという。
    ようするに、自分の心=宝物
    なのかな。
    翻訳は優しくしてあるけど
    哲学てこんな感じなのか。なかなか
    噛み砕くのが難しいけど、
    ピラミッドまでの旅の中には数々の
    教訓が隠されていました。

  • ちゃんと教育を受けたのに、旅に出たいからと言って羊飼いになったサンチャゴ。この主人公には、ちゃんと名前があるのに、その後ずっと「少年」と書かれているのが不思議。しかも、少年というより青年でしょう? 

    結局、日本昔ばなし「みそ買い橋」を昔話をを膨らませて哲学的な問答を盛り込んだ感じ。
     
    私には響かなかった。

  • 夢を追うことは怖いことだ。今まで積み上げてきたものを失うかもしれない。誰かに騙されるかもしれない。危険に遭遇して身も心も傷つくかもしれない。そう考えて夢を追わないと心の声が聞こえなくなって、夢を追うことなんて忘れてしまう。この本ではそういった人を紹介する場面があるが、自分の周りでもそういう人いるよな、これっていつの時代も同じなんだろうなと思った。
    本を読むと、夢を追うとはどういうことか。夢を追う旅の過程で何を得ることができるのか。宝物とはなんだろう。と考えるきっかけを与えてもらった。
    夢を追って新しい道を進むかどうか、悩んでいる人が読むと勇気づけられるかもしれない。

  • 記録

  • 2022/09/23
    2022年23冊目。
    素晴らしい物語。シンプルながら言葉や描写が深くて、学びの多い一冊だった。

  • ACIDMANの大木伸夫さんが読んで感動したらしい&同タイトルの曲も作った、ということで、長年気になっていた本。更に戸田恵梨香さんも「仕事観を変えた本」として挙げていたので読んでみた。

    夢を追求するために、あるいは生きていくために、どんな心構えで何を指標に生きていけばいいのかが物語形式で書かれていた。
    ざっくりまとめると、「自分自身が何を感じているのか敏感に感じとるようにしていれば、どうしたらいいか全部見えてくるし、ゴールに着けるよ」と言っている。
    「そうはいっても怖い…」「手放したら失っちゃうかも…」「どうやったら自分の気持ちがわかるの?」等、予想されるさまざまな不安や疑問にも先回りして答えている。
    物語で読むことによって、ビジネス書や自己啓発本よりもイメージしやすく、かつ受け入れやすくなっていた。(自己啓発本と思わず物語として素直に読んだ方が楽しめそうだし)
    マインドフルネスの要素もあり、表向きは異文化スピリチュアルっぽかったり宗教的にも見えるが、中身の理論は突き詰めると割と論理的に納得がいくところが多いし、体力のある前向きな教えだと思った。

    読んでいて、「失敗を怖がっていたけど、失敗したところで何を失うんだろう。もしかしたら何も失わないのではないか。それに、失敗したところでそこで終わりではなく宝物を見つけるまでの過程なのだから、重く気に留める必要はないかもしれない。次に行くだけだし」とちょっと思えてきた。
    「それでも目の前のこの大切なものを失うのが怖いよ…」とも思ったが、例のごとく「本物はちょっと手放したくらいでなくならない。なくなるならその程度のものだから、いらない」「夢を叶わなくする唯一のもの、それは恐怖じゃ。恐怖は自分の気持ちを見えなくさせる」と、いかめしい顔のじじいに諭される。(※個人的なイメージ)
    この本の言うことを信じたら頑張れる人はたくさんいると思うし、人生を変えた本としてよく挙げられるのも納得がいった。

    気になったのは和訳。
    きつい言葉で言うと中学生の英文和訳みたいに、ザ・直訳って感じで、読みながら歯を食いしばっていた。結構辛くて、読了までかなり時間を要してしまった。(柴田元幸さんの本を読んだ後だったので余計気になってしまったのかもしれない)
    別の訳者さんのバージョンも出してくれたら嬉しい…とりあえず英訳を読んでみようかな。

  • 読み終えるのに時間がかかった
    スラスラ読めるところとそうじゃないところがあった

    ピラミッドの近くにある宝を自分の前に現れる前兆を頼りに探す話
    ピラミッドまでいろいろなことを経て辿り着いて涙を流しそこが宝のありかかと思って一生懸命砂漠を掘っていたら泥棒集団に遭遇しアルケミストにもらった金を奪われ殴られ死にそうになったあと殴ってきた1人がまさにそこの場所で何度も同じ夢を見た話をして宝の場所を知る
    スッキリするエンディング

    前兆とかスピっぽい、スピ好きだから面白かった

    夢を諦めない人は叶うみたいなメッセージが込められてる物語だと思うけど、王様に言われたり夢を見てその意味を預言者に聞いたりして宝を探してただけって感じがするから心の底からの望みって感じがしなかったのが常に引っかかった。

  • 繰り返し読んでます、私の人生のバイブルです。この本を読むと、未来の自分にわくわくできて、頑張ろうと思えます。

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著者プロフィール

1947年ブラジル、リオデジャネイロ生まれ。現代において最も影響力のある作家の一人といわれている。2002年よりブラジル文学アカデミー会員。著作の多くが世界的ベストセラーとなり、88か国語に翻訳され、これまで170以上の国々で3億2000万部以上を売り上げた。多くの名誉ある国際的な賞を受賞しており、そのなかにはフランスのレジオン・ドヌール勲章がある。2007年には国連ピース・メッセンジャーに任命された。

「2021年 『弓を引く人』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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