トラペジウム (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
3.14
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本棚登録 : 1714
感想 : 88
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041026441

作品紹介・あらすじ

高校1年生の東ゆうは「絶対にアイドルになる」ため、己に4箇条を課して高校生活を送るが――。

現役トップアイドルが、アイドルを目指すある女の子の10年間を描いた感動の青春小説!

著者が親友たちへの想いを綴った「あとがき」に加え、雑誌連載時のカラーイラスト全18点を特別収録。

感想・レビュー・書評

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  • 当時、現役のアイドルだった著者が執筆したアイドルを目指す少女の物語ということで気になって本作を手に取りました。内容としては、キラキラした青春系の小説でしたが、歳のせいか、あまり内容とか主人公の感情には移入出来なかったのかなと思います。

    物語としてはアイドルに憧れる少女、東ゆう。高校生である彼女はある計画のもと、他校へ出向く。その計画とは、彼女の住んでいる町の東西南北にある高校からそれぞれ選抜しアイドルとなる計画だった。

    物語の終盤までは、なぜここまでまわりくどい方法でアイドルを目指すのかわからず、正直ずっと妙な引っかかりがあったような感じがありました。まぁその行動理由は終盤で明かされる訳なのですが、それにしてもそこまで諦めずに夢を追いかけられるものなのかなぁと思ったので、それが捻くれ者である私には刺さらなかったのかなぁと。

    こういう若さゆえのバイタリティみたいなものとは程遠い性格や趣向をもった保守的志向の私なので、主人公のチャレンジ精神と人を巻き込む力などは見習うべきなのかなと思いました。

  • 作者のことを知らないで読みました。

    アイドルだから、アイドルのことが分かるから書けた作品かな?

    最初の頃の、友達になっていくあたりのところは
    読み進めるのが面白かったけど
    だんだん、終わりに近づくあたりでペースダウン

  • 乃木坂の高山一実ちゃんの作品って事と、表紙の可愛さで手に取った本。最初の方のページに絵があったから4人のイメージも掴みやすかった。トラペジウムというタイトルも良い。

    とても期待しすぎて読んだので、少し内容が薄いかな〜と思った。てっきり4人でアイドルを目指すのかと思ってたら、アイドルになりたいのは主人公の東ユウだけだった。ユウちゃんが強引で、友達を利用している感じもしたけど、アイドルってそのぐらいじゃなきゃ、なれないし出来ないのかな、とも思った。終わり方が良かったから、夢を追いかける女子高生の爽やかな物語。みたいに上手くまとまっていた印象。

    そしてこの本を読んで、比喩が極端に多かったように感じた。あと、難しい表現やあまり聞き慣れない単語も多く使われていた。自然に、でも少し個性を出しながら文章を書くのはとても難しい事だと思った。

  • 初かずみん。解説がもうすべてを的確に説明していた。アイドルが描いた小説と侮るなかれ!著者のアイドル愛が詰まった、良き青春小説でした(^^)

  • アイドルを目指す女の子が主人公のお話。著者がアイドル時代に書いた本。きちんとした小説でしたが、個人的にはイマイチ。

  • アイドル目指す女子高生のお話でした
    東西南北っていうグループを目指してメンバー集めから

    展開の都合よさもちょっと感じましたが
    流れはいい感じだったのではと思いました

    メンバーのイラストがありましたが
    あまり合っていないような感じもしました

  • 星3.5だけど、アイドルが書いたという事でオマケ4

    事前情報はほとんど無しで読みましたが、
    読みやすいし、「どうなるの?」と先が気になり、あっという間に読了

    主人公にあまり共感出来ませんでしたが、アイドルを目指す人というのは、一般人とは違うのだろうと逆に納得しました。

  • 読みやすい文体だったが、中弛みを感じた。
    また、最後まで読んでも、踏み台ポジションの人は踏み台として存在するよね、という乾いた感触が拭えず、読後感のよいものではなかった。

  • ストーリー展開は、突拍子もないとこがあるが、あとがきが良い、それがあってストーリーがあるのかという感想

  • どうしてもアイドルになりたいゆう。
    仲間を探すために高校に突撃していく行動力と胆力に驚くものの、表現者はそのぐらい本気で情熱がある人が成るんだろうなぁと納得もできる。

    ゆうがシンジと最初に会ったときの目線が、何を意味していたのか、ずっと気になってた。
    女子とあまり関わりのない男子の、照れるとか恥ずかしいとか嬉しいって単純な感情ではなさそうな表記が引っかかっていて、最後の一文で回収されて読後の気分がめちゃくちゃ良かった。

    個人的に乃木坂のオタクを長い間やっているので、著者の人となりを知ってしまっているから、なんだか不思議な感じで、評価が難しくなってしまう…。

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著者プロフィール

1994年2月8日生まれ、千葉県南房総市出身。2011年8月、乃木坂46第一期メンバーオーディションに合格。16年4月より雑誌『ダ・ヴィンチ』にて小説『トラペジウム』の連載を開始。18年11月に単行本化された同書は20万部を突破し、「平成世代が買った本1位」(日販WIN+調べ)となる。16年9月にはファースト写真集『恋かもしれない』、19年2月にはセカンド写真集『独白』を刊行している。

「2020年 『トラペジウム』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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