校庭には誰もいない (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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本棚登録 : 78
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041027035

作品紹介・あらすじ

高校生葉音梢は、部員がふたりしかいない合唱部で部長の面倒を見る毎日。ところが新学期の始まる前日、入部希望のノートに「中村雫」という聞き覚えのない名前が……弱小合唱部謎解きの青春!

感想・レビュー・書評

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  • 高校が舞台のミステリー。ミステリーと学校生活が絶妙なバランスで存在していて、事件が怒っているのにどこか懐かしい作品。高校という建物に入りたくなりました。(物理的に)

  • 最初を読んで私の好きなミステリだ!ってとても嬉しくなったのを覚えてます
    ミステリ、怖くない、青春。
    いっぱいありそうで意外と好みは見つけられないもので、出会えるととても嬉しいです

  • 初めて読んだ作家さんだった。
    解説で「あだち充の世界で殺人が起こったら素敵(省)」という記述があったけど、そういう世界観もこの本から感じました。
    爽やかで、毒々しさみたいなものもなく、読みやすかったので、続きの話があってもいいなと思います。そしてそれを読みたいです。

  • 爽やか。推理小説は読んだことなかったので新鮮だったけれど、普通は事件が起きても推理なんてするだろうか。敢えて推理するという動機っていうのは、気にしないのかな。そこが当然のように展開するのが、推理小説っている一大ジャンルなんだろうな。何が起きても結局青春の1ページって感じで綺麗に過ぎていく書き方、読後感が良くて好き。

  • 既読感あると思ったら、たゆたいサニーデイズの改題だった。

  • 『たゆたいサニーデイズ』の文庫化に伴い改題された作品。春夏秋冬の四つに分けられた章それぞれで事件が起き、合唱部部長の宮本が推理するという形になっていますが、手掛かりが少ないせいか推理がスカスカです。【冬のむこう】でこれまでの事件が一つに繋がり推理が覆りますが、正直言ってどんな解決でも通用してしまう状況なのであまり巧妙とは思えませんでした。
    ただ、学園生活の細かい描写や、ヒロインが自覚のないまま野球部のエースを気にかけるようになっていく描写が素敵で、青春小説としては楽しく読めました。

  • うーん、帯の宣伝文句に期待し過ぎたかな。
    謎の解決がいまいちかも。青春感も足りないぜ。

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著者プロフィール

1973年京都府生まれ。成城大学文学部卒業。2004年に『風の歌、星の口笛』で、第24回横溝正史ミステリ大賞を受賞し、デビュー。他、著作に『修学旅行は終わらない』、『校庭には誰もいない』、『フェイバリット・シングス』などがある。

「2022年 『風琴密室』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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