女社長に乾杯! (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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本棚登録 : 92
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (592ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041031742

作品紹介・あらすじ

地味で無口な社員・伸子が、会社のメインバンクの実力者から社長に指名された! パワフルな秘書と営業部長の力を借りながら、社内改革に乗り出す! そんな時、前社長の愛人が殺されて……痛快ミステリ。

感想・レビュー・書評

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  • 30年くらい前に一度読んだきりだったので、ことのはじまりとオチは覚えていたが、途中経過はまったく覚えていなかった。おかげで新鮮な気持ちで読了できた。率直に言って相当面白かった。まだ新人の枠を出ない最年少の女性社員が、いきなり社長に任命される。別にこの会社が進歩的でその女性社員がものすごい優秀、というわけではない。上層部の馬鹿みたいな手違いからこんな事態になるドタバタコメディ。ありえない人事騒動はともかくとして、この時代の会社のダメなところをかなり辛辣に、しかし軽妙に描写しているのがさすがは赤川氏、と時代が変わった今でも唸らせられる。

  • 赤川次郎さん、30~40年前位、確か、所得番付のトップを走り続けてましたね。「女社長に乾杯!」(1984年刊行、2015年文庫)を久しぶりに再読しました。前に読んではいましたが、痛快さ、初めて読んだ如くです。とても面白かったです。犯人は意外でした(^-^)

  • 1984年に書かれたお仕事小説でありミステリー。今、読んでも色褪せない。仕事に取り組む姿勢を考えさせられた。

  • キャラクターは魅力的でストーリーも面白かったが、何かと「お茶汲み」という言葉が出てきすぎなのが気になった。時代が違うから仕方ないのだが、今時お茶汲みだけで雇っておく会社なんてないと思うので。

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著者プロフィール

1948年、福岡県生まれ。1976年「幽霊列車」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。『東京零年』で第50回吉川英治文学賞受賞。「夫は泥棒、妻は刑事」シリーズ、「三毛猫ホームズ」シリーズなどミステリーの他、サスペンス、ホラー、恋愛小説まで幅広く活躍。

「2023年 『黒鍵は恋してる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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