法廷外弁護士・相楽圭 はじまりはモヒートで

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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本棚登録 : 86
感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041040379

作品紹介・あらすじ

悪人は誰? 善人は誰? 
世界の見え方が反転する、リーガル・エンタメミステリ!

中野奈々は、なんとなく法学部に通う大学生。
実家の抱えるトラブルのせいで鬱々とし、家に帰る気になれないでいた。
そんなとき、ふと見かけた子猫の後を追いかけ、ある店に辿り着く。
壁に「正義の女神」のプレートが掲げられたそこは、「BAR Lawful」――合法的なバー。
――弁護士兼バーテンダーの相楽圭が、依頼人の相談を聞く、法律事務所の出張所だった。

相楽に依頼者と間違えられた奈々だが、じきに本物の依頼者が訪れる。
認知症の母の財産を叔父が奪い取ったため、取り返してほしい。
そんな切実な相談のあと、不意に現れた、BARのオーナーで敏腕弁護士の暮坂に問い詰められ、
奈々はなりゆきで相楽の助手として調査に参加することになり……。
流され系女子大生と善人貧乏弁護士、エリート(悪徳?)弁護士のトリオが送る、
いつか使える法律知識満載の、リーガル・エンタメミステリ!

感想・レビュー・書評

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  • 超善人貧乏弁護士(兼バーテンダー)
    &エリート弁護士(悪徳?)、
    巻き込まれ系女子大生が贈る
    いつか使える法律知識満載のリーガル・エンタメミステリ!

    と帯にありました。
    その通りの話です。
    題名通り、法廷外つまり示談で決着をつけるんですが
    スッキリした気持ちになる解決法で面白かったです。
    続編出てほしいなぁ。

  • 3話からなる短編集。
    ボスベンとイソベンが3件の人生トラブルを弁護士ならではの法律知識を使ってサクっと解決するお話。

    現実では裁判までいかず和解という形で諦める人も多いのでしょう。
    だがしかし本作ではそんなぬるい手は使わず、ちょっとした脅迫も混ぜてやり込めてくれます。
    刑罰を与えるばかりが答えではない!
    金を絞りとる!
    そんなスッキリしたい方にはおすすめの一冊。

  • 揉め事を裁判にせず、裁判外の示談で解決する弁護士とその助手をする女の子が主人公のお話。

  • 軽くて読みやすい。

  • 揉め事を法廷外で解決する弁護士の話。気楽に読めるけど、それなりかな。

  • 最近の本の表紙が、アニメ化されており、この本も 法律を扱う小説にも、皆が読み易くしてあるのか?


    主人公として、善人で、金銭感覚も 自腹で弁護したい貧乏弁護士 相楽と、エリートコースを歩み 高額報酬の案件を解決する敏腕弁護士の法律事務所代表の暮坂。

    仕事の内容が、BAR Lawful で、依頼人との相談を請け負う。

    法廷外とは、、、、法廷に行かず 話し合いで、問題解決していくのか・・・・
    それにしても、BARという場所の設定も、、、意表を突く。

    そして、ストーカ―か、マンションの嫌がらせの村八分状態になっている 中野奈々が、相談料金の高さに、相楽の言いなりに、弁護士兼バーテンダー(?)になってしまうのも、
    小説ならではの設定で、面白い。

    3話からなるのだが、、、、どれも、カクテルの名前からか?
    蘊蓄も入っていて、面白かった。

  • いつか役に立つ知れない?法律ミステリ。

    裁判ではなく、示談で解決…しかもバーで。
    法定外ってそういうことか…。
    ヒロインがちょっといらいらしたけど、まあそこは仕方ない。続くのかな?

  • キャラクターも個性があるしスカッとする場面もあって、なかなか面白かった。こういう話は、女性の登場人物がきーきー五月蠅いイメージがあって、苦手なんやけど、いい感じに奈々ちゃんが流されてくれるっていう。また続編が出るといいな。

  • 導いていく弁護士と、金のかかる代表弁護士。

    そろそろイケメンイラストは不要なのではないかしら。

  • 弁護士ものというか法律もの。裁判にする前に強引な手段を使って上手く収める。話を聞くのは事務所じゃなくてバー。続きはあるのかな?

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著者プロフィール

1985年神奈川県生まれ。25歳のときに書いた『グレイメン』で2011年に国際的小説アワードの「ゴールデン・エレファント賞」第2回大賞を受賞。’12年に同作品が日米韓で刊行となり、26歳で作家デビューを果たす。『エウレカの確率 経済学捜査員 伏見真守』は、経済学を絡めた斬新な警察小説として人気を博した。また’18年に『60(ロクジユウ) 誤判対策室』がドラマ化され、『20(ニジュウ) 誤判対策室』はそれに続く作品。その他の著書に『小鳥冬馬の心像』『法廷外弁護士・相楽圭 はじまりはモヒートで』『ため息に溺れる』『キリングクラブ』『第三者隠蔽機関』『本と踊れば恋をする』『この色を閉じ込める』『断罪 悪は夏の底に』『いたずらにモテる刑事の捜査報告書』『私はたゆたい、私はしずむ』『闇の余白』など。現在は医療系企業に勤めながら、執筆活動に励む。

「2022年 『ゾンビ3.0』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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