山内くんの呪禁の夏。 夏の夕べに約束を (角川ホラー文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041047323

作品紹介・あらすじ

「僕にはこの闇が見える。いまからは僕が君の目になる」――この世ならざるものが見える目を持つ小学六年生の山内くんと、呪禁師の少女・紺。神かくし事件の真相に迫る紺の身に迫る危機。そのとき山内くんは――?

感想・レビュー・書評

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  • 紺を無事に救い出せたのは いいのですが 今後の山内くんのことを 考えると 心配な終わり方でもありました ぐちょぐちょになった 霊体「もんじゃ君」の秘密に ちょっと じーんときますが 正体がわかると そのネーミングがとても可哀想です・・

  • 山内くんの呪禁の夏。後半。
    読後の感想は、怖い、そして切ないだった。
    山内くんの血統と受難体質に纏わる謎、アオオニとの対決が終わったかと思いきや…。
    おぞましいとしか言いようもない闇宮を逃げ惑う少年と少女。
    爽やかな夏のボーイ・ミーツ・ガールの物語が、一気に恐怖の舞台へと変わる。
    その時、気弱な山内くんを支えるのは傍の少女を守るという意志と、恐怖の中であがきながらも生き延びてきたという慣れだった。
    夏が終わりとともにこの物語も終わりを迎えたけれど、ひまわりのような笑顔を見せる紺と、怖がりながらも倒れない山内くんが、あふれるような緑の中で遊ぶ声がまだ耳の中に残っているようだ。
    ぜひ、前巻から通してもう一度読み直したい。

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著者プロフィール

「ジンニスタン 砂漠と海の物語 (アース・スターノベル)」でデビュー。 「小説家になろう」で本作を連載中。

「2016年 『山内くんの呪禁の夏。 夏の夕べに約束を』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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