- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041047392
作品紹介・あらすじ
力自慢の犬田小文吾は旅の途中、悪女舟虫の計略にはまり牢屋に入れられてしまう。そこへ助けに現れたのは、人気田楽一座の花形美女、旦開野(あさけの)。その正体は、親の仇を狙う女装の若武者、犬阪毛野だった! 一方、犬塚信乃は船で安房の国に向かう途中、玉梓が怨霊の起こした大暴風雨(おおしけ)で、船が難破し流れ着いたその先は、なんと海賊の根城「鬼ヶ城」だった。『南総里見八犬伝』の大胆な解釈のもと、大人気を博した人形劇を、脚本家自らが書き下ろした完全小説版!
感想・レビュー・書評
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この巻は小文吾と毛野の登場、赤岩一角の化け猫奇譚など懐かしくもワクワクするストーリー展開にサクサク読めてしまった。TVの人形劇では信乃が流れ着いたのが琉球になっていたが本書では紀伊の国。確か放送は曲亭馬琴の別の戯曲の逸話を取り入れたと言っていたが、こちらはどうなんだろう?信乃だけでなく道節も自然に出てくるので原作はどうなってるのか気になる。
1日で2冊読めちゃった。続きが早く読みたいけど、まだ届いてない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
1973年4月、私が小学生2年生の時から2年間、NHK人形劇の「新八犬伝」を観ていた。大好きだった。
単行本2冊も購入し何度も読んだが、内容が難しかった記憶がある。
やっと文庫本で発売された。
読むのが楽しみだ。(2021.9.7)
※2017年or2018年購入 -
おそらく、放送当時の人形劇のノベライズなので、スラスラ読めてしまう。
かつて、赤川次郎の作品を結構読んでいた時、ほとんどセリフで進む作品で、どんどん読み進んだのを思い出す。
他にも、池波正太郎の作品も、読みやすい。
僕個人は、当時途中から見始めたこの作品の、断片的なシーンを思い出しながら読んでいる。