少年たちは花火を横から見たかった (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 230
レビュー : 25
  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041056035

作品紹介・あらすじ

やがてこの町から消える少女なずなを巡る典道とその仲間の少年たち。花火大会のあの日、彼らには何があったのか。少年から青年になる時期の繊細で瑞々しい時期の友情と初恋の物語。映像化されなかった幻のエピソードを復刻し、再構成し、劇場アニメ版にあわせて書き下ろされた、ファン待望の小説。テレビドラマ版『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』のOAから、24年の歳月を経てよみがえる、原点ともいえる物語。岩井版の『銀河鉄道の物語』。本書の本編のあとに書き下ろされた「短い小説のための長いあとがき」には、本作品を、始まりの部分がら深く楽しむための創作秘話が書かれている。

感想・レビュー・書評

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  • アニメ化のおかげで岩井俊二監督の映画版に出会えた世代。奥菜恵がホントにかわいい。小さい頃にはドラマ「ふたり」を毎週たのしみに観ていたことを思い出した。
    なずなが言う「今度会えるの二学期だね。……楽しみだね」の破壊力。これは、典道がナズナはもういなくなってしまうということを知らないと思うからこそではないか。
    小学生男子のあの頭のなかゲームとマンガとうまい棒みたいな感じがリアルに描かれていて、初恋とよぶにはぼんやりとした親しみの置きどころがわからない感じが懐かしい。

  • 「打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?」の元とも言えるドラマの原作だと思われる。アニメ映画のノベライズより、断然 分かりやすい。なずなと典道たちの夏休みの1日が蘇る、甘く切ない青春ものだと素直に思える作品だった。

  • 「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」のスピンオフ。

    岩井俊二さんが好きな人は是非読むべき。
    "小学生が駆け落ち"という組み合わせがとてもスパイスが効いていると思った。

  • 第二次成長期が男子にも現れ始める小学6年生。今までのような馬鹿騒ぎにどこか違和感を感じ始め、自意識の芽生えを感じる少年たち。「少年たちは花火を横から見たかった」は、今まさに多感な時期を迎えようとしている少年たちの記憶の物語である。人間は、あの時こうしていれば今とは違う人生を歩めたのに、と後悔する生き物である。しかし過去に遡って起きてしまった事象をねじ曲げるなどできない。だから我々は他の誰でもない我々の人生を歩み続けるしかない。この小説はそういった諦めの心境、苦い後悔、そして記憶の海に漂う美しい思い出を描ききった作品である。初恋とはなんと甘美な果実であろうか。

  • 「打ち上げ花火下から見るか横から見るか」の作者が書いた本です。私は昔の「打ち上げ花火下から見るか横から見るか」を知らないのですが、アニメ映画のノベライズを読んでみて、この「少年たちは花火を横から見たかった」の方が内容が理解しやすいと感じたのですが、相変わらず作者が何を言いたいのかが全く分かりませんでした。(申し訳ないです)
    しかし、アニメ映画のノベライズの「打ち上げ花火(略)」よりも、詳しい感情の描写が入っていて小説の雰囲気を想像しやすく、良かったです。

  • 童心にかえったように思える作品でした。
    私的には好きな本の1つに入る。
    また読もう、

  • 映像化されなかった幻のエピソードを復刻、再構成し、劇場アニメ版にあわせて書き下ろされた待望の小説。

  • 花火大会、少年達の思い出、友情と初恋。
    つい、同じ年頃の息子を置き換えて読んでしまったけど、少6にしてはませていると感じてしまう。
    この手の小説はもう響かないかな…

  • 打ち上げ花火 上から見るか?横から見るか?──の
    新たな原点の物語。

    もう一つのお話という感じ。
    こういう世界もあったのかもしれないな、と思いました。
    また違った角度で物語を楽しめます。

    繊細な時期の友情と初恋の物語です。

  • 青春。青春。青春。

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著者プロフィール

映像作家。1963年1月24日仙台市生まれ。横浜国立大学卒業。主な作品に映画『Love Letter』『スワロウテイル』『四月物語』『リリイ・シュシュのすべて』『花とアリス』『ヴァンパイア』『花とアリス殺人事件』『リップヴァンウィンクルの花嫁』など。ドキュメンタリーに『市川崑物語』『少年たちは花火を横から見たかった』など。「花は咲く」の作詞も手がける。

「2017年 『少年たちは花火を横から見たかった』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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