淋しき王は天を堕とす ―千年の、或ル師弟― (角川ビーンズ文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
3.50
  • (2)
  • (3)
  • (6)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 47
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041062852

作品紹介・あらすじ

人間と天人--敵対する種族ゆえ、お互いを想いながらも、天人の“師匠”を殺した人間の王・ルタ。そして千年後、“師匠”が人間の少女に転生し、運命は再び動き出す--。敵でも、転生しても、諦められない恋の物語

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 実に守野伊音さんらしいちょっと壊れたキャラクターたちの純粋な気持ちのお話だった。ちょっとヒーローが弱いかな。

  • あらすじを読むと重い話。文章は軽快で読みやすく、本当に重い話なのかと錯覚するが、千数年を駆ける内容で重かった。人が神に、王にと、もてはやされ、人の幸せを享受できないままに崇め奉られる。その結果、神も王も孤独な長い時を生き続ける。神は眠ることも可能だが、王は人の短い生を見続け、過去の己がおかしてしまった悪行を千数年もの間悔やみ続ける。それが相手の命を削る呪いにもなるとは知らずに。とまぁ、堅い文章で書いたけど読みやすいし、せつないし、泣いてしまいました。どれくらいの生が残されるのかは不明だけど二人に幸あれ!

  • 壮大なるラブローマンス。
    種族の差も年齢差も身分差も、すべて蹴落とす二人でーす。

    バックボーンに凄まじい過去が横たわってるのにも関わらず、弟子がかわいいーですべてぶん投げるヒロインのアセビの明るさが救いのストーリー。

    出だしの第二章迄で一区切りしてるので、此処まで読んでお好きか試して見るのもお勧めですよ。

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

小説投稿サイトで執筆活動中。第15回ビーンズ小説大賞に応募した「千年の、或ル師弟」にて優秀賞受賞。商業活動では、「神様は少々私に手厳しい1」(プライムノベルス/主婦の友社)にてデビュー。

「2020年 『西方守護伯付き魔女の初陣』 で使われていた紹介文から引用しています。」

守野伊音の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×