- Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041069172
作品紹介・あらすじ
週刊誌記者のスクープ獲得の手伝いをしている僕、坂木錠也。この仕事を選んだのは、スリルのある環境に身を置いて心拍数を高めることで、“もう一人の僕”にならずにすむからだ。昔、児童養護施設<青光園>でともに育ったひかりさんが教えてくれた。僕のような人間を、サイコパスと言うらしい。
ある日、<青光園>の仲間の“うどん”から電話がかかって来て、平穏な日常が変わり始めた。これまで必死に守ってきた平穏が、壊れてしまう――。
感想・レビュー・書評
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サイコパスと言われるような人のオンパレード。サイコパスの人が必ずしも反社会的で攻撃的になるわけではないと分かっているけれど、この作品のサイコな人たちは怖かった。最後はそれはそれでやるせないものだった。仕掛けは騙された。
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サイコパスが過ぎるな…と。
2章まではわりといつものように、伏線に気づき始めたらその先を早く知りたい!と思って読み進めたけれど。3章の後半はバイオレンスの応酬で、なんともいえない血生臭い描写。ずっと眉間に皺を寄せながら、ここまで残酷なシーンが続くのは今まで読んだことがなかったなぁと思う。
次の展開を期待する気持ちが、この辺りから掻き消されてしまったような気もする。 -
途中までワクワクした
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中盤からのドンデン返しに頭ついていかない。。。
ひかりさんの名前どんな感じなのか最後まで気になる -
児童養護施設<青光園>で育ち現在は週刊誌記者の危険な仕事を請け負っている19歳の坂木錠也が主人公。
錠也の養護施設時代のいくつかのサイコなエピソードを脳裏に刻んで読み進めて行くと中盤で見事に騙される。
読者に錠也の異常性を植え付ける前半の導入部分はお見事!
そして終盤に向かいグロテスクな応酬。
ミステリーとサスペンスが融合したスピード感ある展開に最後まで目が離せませんでした。
エピローグはガラリとイメージが変わり温かさを残す物でしたが
ここは更に新たな恐怖を示唆するラストの方が余韻が残ったかも知れません。 -
児童養護施設出身で週刊誌のスクープの手伝いをしている。サイコパス。
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サイコパスだらけでびっくり。
題材はすごく好きな感じだったけれど、後半そこまではまらなかった。 -
2022.10.28-561