- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041079218
作品紹介・あらすじ
語学力なし、忍耐力なし。あるのは貯めたお金だけ。それでも夢を携え、単身アメリカへ!待ち受けていたのは、宿泊場所、食事問題などトラブルの数々。あるがままに過ごした日々を綴る、痛快アメリカ観察記。
感想・レビュー・書評
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初めて読んだ群ようこの作品がコレ、というのも珍しいのかも。カモメ食堂と同じ人とは思えないのがエッセイのいいところなのかも。
1970年代のアメリカ…今じゃ大した事ではなくても当日なら、と思って読むと群氏は相当度胸がある!
3ヶ月、ろくに話せないのにアメリカへ行き、頼りにしていた叔母からは放置で、モーテルに住み、部屋代のために白い箱へ勤務…もうそれだけでも十分ネタだらけだが、作者にしたらありのままなだけ…
下着開発のその会社での仕事や人間模様も赤裸々に記され、日本との違いに面食らう様も面白い。
養子にならないか、という誘いの話を親に手紙で知らせ、やはり怒られる…ぶっ飛でる!笑
当時の日本にはなかったもの、アメリカならではの人の距離、色々今読んでも面白かった
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だいーぶ前に買ったものの
途中で放置してたのをよーやく読み終えた。
あまりに受け身だし人をアテにし過ぎ。
しかも人の好意を無下にして蔑んでる感じがしてモヤモヤ。
[購読・初読・11/7読了] -
何があるわけでもないけどまたびびりながら1人で遠くに行きたいなと思う
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群ようこ度胸ありすぎ
こんくらい無鉄砲で行動してきたいところ
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イワユル「シーナ本」の大ファンなら、彼の自伝的小説にはほぼ必ず登場する「本の雑誌社の記念すべき社員第一号」でもある著者のことを知らぬ者は先ずいまい。当方もその例に漏れず、彼女のことはシーナ本で知り、その著書もかなり読んでいる。
中でも「かもめ食堂」は、まず映画を甚く気に云った後、その原作が彼女の本だったことに驚き、実際にその本を読んでみて、さらに気に入った。
ところが本作はどうだ。それとはまったく作風の違う、ある意味なんだか「女シーナ」のようなハチャメチャな作風が面白かった。
著者が二十歳前後に実際に体験したアメリカ滞在を書き綴った内容なので、今年70歳を迎える著者にとっては、半世紀も前に書いた本となる。その意味では、今に至る「群ようこ」の「原材料」のひとつがコレなのか、という気もして感慨深い。
しかしそれにしても、シーナ一派の面々と来たら、何処まで多士済々。一体なんなんだ、コイツラは? -
求めていた海外滞在記とは180度違った。煌びやかさも感動も学びもない海外経験。
かもめ食堂などの作品からは想像もつかない群さんのパワフルっぷりと、思い切って飛び立ったアメリカでモーテルの費用を稼ぐために白い箱に通うだけの三ヶ月で終わったことが衝撃的だった。ある意味記憶に残る本。とにかく勢いで語られていくが、当時のアメリカから見た日本がわかったのは収穫だった。また、海外に行ったからといって何が変わるわけでもないことにちょっと気が楽にもなる本だった。 -
おもしろかった
アメリカでの留学とかの話かと思いきや3ヶ月間ニューヨークに住む叔母さんを頼りにアメリカに行ってニュージャージーのホステルで下着の会社でモニターしてるだけの話だった
少し冷めたような目線で淡々とあまりかで起こっておかしなことを書いててスラスラ読んだ
英語普通に話せててすごい、いいなぁと思った -
余りに他力本願?
滞在記。期待度が薄れて行くように、内容も淡々となって行くような…。 -
初めて1人の旅行をした時を思い出した。
食べ物は思ったより美味しくなく、また特段人生を揺るがすような事もなかった。知らない人と愛想よく話す事や、日々のご飯を探す事、いつまでも自分の家ではないホテルで100%くつろぐことができなかった事、などに毎日じんわり疲れていた。
でも、なんとなく親しくなる人がいたり、思い切って1人で大胆な行動に出たりと、その後の人生にうっすら間接的に関わってくるような事柄があったのも確かである。
若い時の一人旅での、あのなんとも言えない疲れや楽しさなどが、目立つ文ではないけどリアルに書かれていて読んでいて楽しかった。
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途中で放棄を考えましたが何とか最後まで読みました。あまり面白くありませんでした。
著者プロフィール
群ようこの作品





