アメリカ居すわり一人旅 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 202
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041079218

作品紹介・あらすじ

語学力なし、忍耐力なし。あるのは貯めたお金だけ。それでも夢を携え、単身アメリカへ!待ち受けていたのは、宿泊場所、食事問題などトラブルの数々。あるがままに過ごした日々を綴る、痛快アメリカ観察記。

感想・レビュー・書評

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  • だいーぶ前に買ったものの
    途中で放置してたのをよーやく読み終えた。
    あまりに受け身だし人をアテにし過ぎ。
    しかも人の好意を無下にして蔑んでる感じがしてモヤモヤ。
    [購読・初読・11/7読了]

  • イワユル「シーナ本」の大ファンなら、彼の自伝的小説にはほぼ必ず登場する「本の雑誌社の記念すべき社員第一号」でもある著者のことを知らぬ者は先ずいまい。当方もその例に漏れず、彼女のことはシーナ本で知り、その著書もかなり読んでいる。
    中でも「かもめ食堂」は、まず映画を甚く気に云った後、その原作が彼女の本だったことに驚き、実際にその本を読んでみて、さらに気に入った。
    ところが本作はどうだ。それとはまったく作風の違う、ある意味なんだか「女シーナ」のようなハチャメチャな作風が面白かった。
    著者が二十歳前後に実際に体験したアメリカ滞在を書き綴った内容なので、今年70歳を迎える著者にとっては、半世紀も前に書いた本となる。その意味では、今に至る「群ようこ」の「原材料」のひとつがコレなのか、という気もして感慨深い。
    しかしそれにしても、シーナ一派の面々と来たら、何処まで多士済々。一体なんなんだ、コイツラは?

  • 求めていた海外滞在記とは180度違った。煌びやかさも感動も学びもない海外経験。
    かもめ食堂などの作品からは想像もつかない群さんのパワフルっぷりと、思い切って飛び立ったアメリカでモーテルの費用を稼ぐために白い箱に通うだけの三ヶ月で終わったことが衝撃的だった。ある意味記憶に残る本。とにかく勢いで語られていくが、当時のアメリカから見た日本がわかったのは収穫だった。また、海外に行ったからといって何が変わるわけでもないことにちょっと気が楽にもなる本だった。

  • おもしろかった
    アメリカでの留学とかの話かと思いきや3ヶ月間ニューヨークに住む叔母さんを頼りにアメリカに行ってニュージャージーのホステルで下着の会社でモニターしてるだけの話だった
    少し冷めたような目線で淡々とあまりかで起こっておかしなことを書いててスラスラ読んだ

    英語普通に話せててすごい、いいなぁと思った

  • 余りに他力本願?
    滞在記。期待度が薄れて行くように、内容も淡々となって行くような…。

  • 初めて1人の旅行をした時を思い出した。
    食べ物は思ったより美味しくなく、また特段人生を揺るがすような事もなかった。知らない人と愛想よく話す事や、日々のご飯を探す事、いつまでも自分の家ではないホテルで100%くつろぐことができなかった事、などに毎日じんわり疲れていた。
    でも、なんとなく親しくなる人がいたり、思い切って1人で大胆な行動に出たりと、その後の人生にうっすら間接的に関わってくるような事柄があったのも確かである。
    若い時の一人旅での、あのなんとも言えない疲れや楽しさなどが、目立つ文ではないけどリアルに書かれていて読んでいて楽しかった。

  • 途中で放棄を考えましたが何とか最後まで読みました。あまり面白くありませんでした。

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著者プロフィール

1954年、東京都生まれ。日本大学芸術学部卒。数回の転職を経て、78年、本の雑誌社に入社。デビュー作『午前零時の玄米パン』が評判となって、作家専業に。「無印物語」で人気を博す。『かもめ食堂』『れんげ荘』『三人暮らし』など著書多数。

「2023年 『老いとお金』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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