わが家は祇園の拝み屋さん12 つなぐ縁と満月に降る雨 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 24
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041082911

作品紹介・あらすじ

東京に災厄をもたらそうとする黒幕に拉致されてしまった小春。小春と澪人は離れ離れになったまま、それぞれにできることを模索していくが……。二人の絆と想いは強大な敵に打ち勝つことができるのか!?

感想・レビュー・書評

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  • 「少年の記憶。」
    何もかも失ってから。
    少し似ていないぐらいだったら検査結果で結論はでていただろうが、これだけ見た目が違えば何をしても信用できなくなってしまうだろ。

    「おかげ狐と狛猫。」
    二人の代理を務める。
    完全に姿を捉えて追いかけることが難しい以上、それを阻止するには捕獲が目的ではなく二匹の動きをなるべく封じることになるだろう。

    「それぞれの祈祷。」
    閉じ込められてても。
    本当に行われている最低な行為ばかりだったとしても、それを立て直す為に謀反を働くのであれば違う方法が必ずあると考えれないのか。

    「日比谷神社へ。」
    軟禁された場所とは。
    これほど絵に描いたような人生を歩んだ姿を見てきたからこそ、同じ組織に属した時に知った穢れに対して拒絶と失望があったのだろう。

    「解放の時。」
    心からの言葉は届き。
    ずっと傍に居て特別だと声をかけてきてくれた者すら呼んでも来てくれなかった時、絶望と同時に心が揺れたからこそ留まれたのだろう。

  • 無事に完結した東京出張編。ほっと一息。

    過去からの因縁で不遇だった千歳。なんとか思いとどまれてよかった。そして祖母に会えたのも、縁だろう。
    正義感がゆがんでしまった川口。
    一番印象が変わったのはもちろん谷口さん。師匠とのわだかまりが徐々に解けてきて、いい感じ。
    コウメちゃんもコマちゃんも、大変なお役目でした。お疲れ様。
    若宮くんと小春の会話はもちろんいいが、若宮くんと澪人との会話もけん制し合ってるみたいでよかった。

  • 京都出張編これにて完結
    最後は満月と浄化の雨

  • 無事に?東京出張編完結!
    若宮様かわいいなぁ。

  • 小春でさえ一瞬疑った若宮くんを澪人が嫉妬しながらも絶対的に信頼している理由がわかった。
    若宮くんの繰り返し孫のように慈しみというのは嘘ではないんだろうけど、自分に言い聞かせていた言葉だったんだと思うと切なくなる。

  • #読了

    東京編?終了。
    雨の浄化の所がなんとなくしんみりと染み渡るような感じで優しい気がして好きでした。

  • 若宮君の人間らしさが可愛い❤️
    東京編これにて完結!
    にしても、小春の力はますます強くなるし、澪人はいろんな人から力受け取ってて、そりゃ最強やで…ってなるし…(笑)

  • □ 2161.
    〈読破期間〉
    2021/11/12~2021/11/17

  • 東京編完結!小春と澪人、チームOGMメンバー他の協力で禍津神の解放を阻止、全ては川瀬の復讐だったのね。まあ、陰陽寮は確かに腐敗があるんだろうけど、だからって企んだことが大きすぎる。千歳が安倍晴明の生まれ変わりなのは途中からわかってた、作者も後書きで書いてたけどこの巻で今までの謎や伏線を回収。若宮の一部が澪人なのにお互いにヤキモチ妬いて小春モテモテ。

  • 壮大な映画顔負けの一冊(職場で読むには表紙が可愛すぎる)
    我が身におきた超常現象の兆しにおびえ、日常生活困難になった時に京都の婆ちゃんが店を手伝う様に謂れ目覚めた力
    斎王の生まれ変わりとして巨大な存在で日ノ本の歪みを整えてくれるのが主人公の小春

    力だけではない前世からの導きで、龍王や管狐からも揺るぎのない信頼と愛情をうけているからストーリーに枠とか有り得ないスケールのお話です
    ホント映画化しません?(´・ω・`)

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著者プロフィール

北海道出身、現在は京都在住。2013年にエブリスタ主催第二回電子書籍大賞を受賞し、デビュー。2016年「京都寺町三条のホームズ」で第4回京都本大賞を受賞。「京都寺町三条のホームズ」「京洛の森のアリス」「わが家は祇園の拝み屋さん」「満月珈琲店の星詠み」「京都船岡山アストロロジー」シリーズなど著書多数。

「2023年 『京都 梅咲菖蒲の嫁ぎ先』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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