拝み屋怪談 壊れた母様の家〈陰〉 (角川ホラー文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 156
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041083048

作品紹介・あらすじ

安息は破られた。一本の電話がもたらした、思いがけない邂逅で。十一年前、全てが終わったはずの忌まわしき災禍が、再び息を吹き返し、わたしを呑み込もうとしていた……。衝撃のシリーズ最終巻前半!

感想・レビュー・書評

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  • 感想は〈陽〉へ

  • やっぱり長編は飽きなくていい。

    時系列もバラバラ、しかもすぐに話はガラっと変わる。
    何が何だかわからない。それでも読み進めるうちにバラバラだったものが化学記号のように手を結び始める。

    あの時のあれがまだ…。
    なんだか千草さんの印象が変わったな。
    そして次第に姿を現わすあの時のあの災禍。自分史上最高の恐怖を味わったあの災禍。
    この先どんな化学反応が起きどんな恐怖が訪れるのか、最後まで見届けたい。

  • 夏の終わりにホラー。
    一応シリーズを通して読んではいるんのだけれど
    忘れている箇所が多く、
    あれ、これ誰だっけ?と曖昧な記憶のまま読み進める。
    忘れていても何となくで読めるので
    まぁいいかと言った感じ。

    謎のシロちゃんの正体が気になる。
    「陽」を続けて読みます。


  • こ、こ、これはすごいな
    映画みたいじゃあないか!
    おもしれーーー!!ꉂꉂღ(>ᗜ<*)༡

    『花嫁の家』で恐怖のどん底に叩き落とされた

    今でも鮮明に覚えている。コワすぎ!=͟͟͞͞(꒪ᗜ꒪ ‧̣̥̇)
    その母様がふたたび!!

    十一年の歳月を経て何の因果がか
    郷内心瞳の元にふたたび母様の災禍が舞い降りる。

    しかし、、だいぶ母様の業は深え〜な、、、
    華原先輩の命と引き換えに始末したはずだったのに、、、

    今回は前作に増して濃ゆい内容となっているかもしれない。
    『陰』と『陽』の二部構成になっており、
    いつもの合間の短編もなく
    全てが母様関連
    事の始まりから母様との戦いの火蓋が切って落とされたところまでになっています。
    内容も去ることながら今回からの登場人物たちが
    何かとクセ者揃いで物語をこれでもかと
    盛り上げてくれている。⁝(ᵒ̴̶̷᷄⌑ ᵒ̴̶̷᷅   )⁝
    マジであのお姉様方々は何もんなんや!?
    そしてラストの母様との開戦では
    いつもよりかなり郷内心瞳先生がかっこいい〜
    しかも今回は〝あの人″が助っ人として参上!!
    胸高鳴るぅぅぅぅ〜ヾ(o´∀`o)ノワァーィ♪

    これは早速!続編『陽』を読むしかない!!( •̀ω•́ )✧

     

  • このあと全てが繋がっていくんだろうなあとワクワクする前編。<陽>を読むのが楽しみです。

  • むぅんの力が欲しい!

  • まだ断片の状態。下巻へ。

  • 郷内心瞳さんの拝み屋怪談シリーズ。
    壊れた母様の家は「陰」と「陽」と、2巻でお話が完結する。
    今まで関わってきた人間や怪異が伏線でそれがつながっていく感じ!
    自分は登場人物の名前を忘れてしまうのでこのシリーズは他の本は挟まずに一気に読もうと思っている。
    長編なのにスリルがあって、でもちゃんと和のホラーで、世界観に浸りながら読むことができるのが魅力。

  • 千草さんの話がどんどん不穏な動きを見せている。親族が立て続けに亡くなっていたり、かつての家がお札だらけだったり、誰がなんのためにお札を貼ったのか不明だし深町という拝み屋にも何かありそうだしていったいどうなっていくのか。同じく不穏なのが奇跡のシロちゃんの話。それ本当に神様...?シロちゃんを崇める母と、妖しげな女性たち。幽霊じゃなくて宗教との戦いになるんじゃ?と思ってしまった。シロちゃんと郷内さんがどう繋がるのか気になる。

  • 亡き高島千草の元夫からの依頼とは、娘の美月に千種の霊が憑依したというものだった。一方、東京から田舎に転校してきた佐和子は苛めに遭い、山の中で蛇のような何かを拾う。それは悪夢の始まりだった。登場人物が多く、関係性も複雑なので混乱しそうになる。自分で家系図でも書きながら読んだほうが分かり易いかもしれない。面白くて一気読み。

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著者プロフィール

1979年、宮城県生まれ。郷里で拝み屋を営む。
2013 年、「調伏」「お不動さん」の2作で第5回「幽」怪談実話コンテスト大賞を受賞。受賞作は『怪談実話コンテスト傑作選 お不動さん』に収録されている。著書に、最新刊の『拝み屋念珠怪談 緋色の女』(角川ホラー文庫)、『拝み屋備忘録 怪談火だるま乙女』(竹書房怪談文庫)のほか、『拝み屋怪談 怪談始末』をはじめとする「拝み屋怪談シリーズ」、「拝み屋備忘録シリーズ」、「拝み屋異聞」シリーズ(イカロス出版)がある。「拝み屋怪談」シリーズはドラマ化された。

「2021年 『拝み屋奇譚 災い百物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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