小津と猫さんの感想
2012年9月13日
話題の事件の当事者が書く、ということで興味を持って読みました。 複雑なスキームの発展図については、おおっと思いましたが、他のこのようなノンフィクションものと比べると、本職のジャーナリストの方ではないのでやむを得ないのかもしれませんが、裏どりや客観的な記述が全般的に少なく、あくまで筆者から見た風景としては非常に面白かったですが、事件の全貌については他の書籍ないし、今後の捜査の進展を待たざるを得ないのが残念なところです。 特に、浅川社長の言動は分かる一方でその内面への踏み込みといった点では、日本振興銀行の事件を起こした木村剛について深く踏み込んだ凋落 木村剛と大島健伸のような、ルポルタージュの展開を期待したいと思います。
zunboさんの感想
2012年9月1日
世間を騒がせる大犯罪がこんなにも軽薄なものだったのか、ということが分かる本。