- Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041108826
作品紹介・あらすじ
おこぶさま、十八塚……。先祖の祟りか何かの因縁か。今回のSPRへの依頼者は、老舗料亭の一族である吉見影文。その祖父が亡くなったとき、幼い姪・葉月に背中に不吉な戒名が浮かび上がった。一族にかけられた呪いの正体を探る中、ナルが何者かに憑依されてしまう。リーダー不在のSPRに最大の危機が襲う!いよいよシリーズ、クライマックスへ。
感想・レビュー・書評
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シリーズ第6弾
舞台は海の近くの老舗料亭。代替わりの度に多数の死者がでる吉見家。親族だけでなく関わった霊能力者まで。
ゾワゾワする怪奇現象や掴めそうでなかなか掴みきれない原因。
ナルが動けない中、SPRメンバーの活躍が楽しかった。
ぼーさんと安原君のワチャワチャ感や麻衣と真砂子の恋バナも微笑ましい。なにより、綾子がかっこよかった!! -
シリーズ第六弾。
代替わりのたびに、多くの死人が出てしまうという吉見家。
今回亡くなった当主の孫である、吉見影文の依頼を受けたSPRメンバー達は、能登で老舗料亭を営む吉見家に赴きますが、調査開始早々にナルが何者かに憑依されてしまい・・。
図らずも本書の舞台が石川県・能登という事で、どうしても先日起こった災害を思い、複雑な気持ちになりましたが、被災された方々の安寧と早々の復旧を願いつつ読み進めた次第です。
さて、今回はSPRメンバーの軸&頭脳であるナルが、序盤に戦線離脱してしまうという異常事態になってしまいます。
ですが、その分を補うかのように、ぼーさんがリーダーシップを発揮して皆を仕切り、頼りになる面を見せてくれましたね。
とにかく今回は情報量が多くて、吉見家の何が原因で大量死者が出てしまうのかを調査する過程で、一族の複雑な家系だったり、ルーツとなる土地の民俗学や信仰や伝説等の専門的な内容などが盛りだくさん。(家系図つけて欲しかったなぁ)。
おまけに崖や洞窟の地形も想像がしにくくて、その辺苦戦しながら読みました。
そうそう、あの安原君も途中参戦してその有能ぶりを見せてくれたり、ぼーさんとイチャイチャして読者を和ませてくれていますw。
そして、今回の目玉はなんといっても綾子の活躍ですよね!
綾子ファンの皆さま、お待たせしました!という感じで、発動条件さえ揃えば、かなりの能力をお持ちということが判明しました。
で、ずっと寝ていた(?)ナルも終盤で爆発的な力を見せてくれて、結局美味しいところをかっさらっていくところが彼らしいといえます。
と、いうわけでこの度はまさに総力戦で、メンバー各々の強みが発揮された回だったかな、という印象でございました。
エピローグでの真砂子と麻衣の恋のライバルだけども仲良しな感じも良きですな。
いよいよ次巻でシリーズ完結とのことで、寂しいですがどんな展開が待っているのか、読むのが楽しみです~。 -
シリーズ6作目。
能登の老舗料亭を舞台にしたストーリー。七尾など今年の地震でよく耳にした地名が出てくる。
代替わりの際に変事が起こる(死者がたくさん出る)という吉見家の謎を解き明かす。
日本の昔ながらの信仰についてたっぷり書いてあり知ることができて良かった。屋敷先祖、常世信仰、立山信仰、えびす=漂着物、庚申信仰で祀る神様は道祖神でもある猿田彦、村境や辻に祀られることが多くそれが神仏習合で地蔵菩薩と混じった、など。アメリカの呪いの話も興味深い。
綾子が初めて大活躍して嬉しい。かっこよかった。
今回ナルは早々に憑依されて殆ど出てこないけど、最後の最後で少し隠された力が明らかになる。 -
.22年8月10日、Amazon audibleで、聴き終えました。
何度も中断し、ようやく聴き終わりました。つまらなかった、という訳ではないのですが…どうも集中できず。7割ほど聴いたあと、最初まで戻った事もあります。
何故か、景色の描写が僕には分かりづらく、洞窟の祠?のシーンなどは、何度聴いてもイメージできませんでした。今迄の作品では、そんな事なかったんだけど…。たまたま今作だけ、僕にはあってないのかな…?
内容的には、綾子がようやく力量を発揮したり、ナルがその秘めた力を見せたりと…とても満足しました。
次の作品で完結、らしいので…折角だから、聴いてみようと思ってます。-
懸命に聴かれている感じですね。次作、まーちゃんさんが満足される形で完結するよう願っています。懸命に聴かれている感じですね。次作、まーちゃんさんが満足される形で完結するよう願っています。2022/08/11
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shukawabestさん、こんばんは。
ありがとうございます!感想、もうすぐアップします!
よろしくおねがいします!shukawabestさん、こんばんは。
ありがとうございます!感想、もうすぐアップします!
よろしくおねがいします!2022/08/11
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えぇー簡潔に言うとですね、とても素晴らしいです。(上から目線したあまり、語彙力喪失)
前々から綾子が優しくて好きになっていったところ、もっと好きになりました。綾子ファンには是非見てもらいたい作品です。
今作は前作(1〜5巻)よりわらえる場面が多かったと思います。(※個人のツボです。)
いろんなキャラ達が格好良かったです。
この言葉信じてもらってかまへんです。
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うーむ、色々つめすぎかと。面白いは面白いけど、全部理解しようとすると話進まなくなるし、推理モノ読んでる気分。そのわりに騒がしいラノベ感だけは残ってる。ホラー要素が…
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前回が洋風の怖さなら今回は和風の怖さと言う感じの内容だった。
祟りが依頼人たちに原因があるのか居る土地そのものに由来するものなのかと調べるのに手こずるなどその過程が面白かったしワクワクした。
そして、他人事では済まない土地絡みの穢はゾクリとさせられました。
登場人物たちの優しさや意外な一面が見れたので楽しかったです。