明日も一日きみを見てる

  • KADOKAWA (2023年2月10日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (192ページ) / ISBN・EAN: 9784041109922

作品紹介・あらすじ

トトの存在が、私の日々の、あるいは私のしあわせ感の、基点になったのだと思う。(あとがきより)

集合住宅から一軒家に引っ越しをした角田さん。
外猫とのはじめての遭遇と脱走事件、虫取り事件にハゲ事件。
アクシデントは絶えないが、猫との暮らしそのものには、パンデミックのなかでも変わらない単調さがある。
ごはんを用意したりおやつをあげたり、腹に乗せたり顔マッサージをしたり。
猫との静かな日常のくり返しがずっと続いていくことを、全世界の全ての猫の幸福を願ってやまない、愛情あふれるエッセイ集。

みんなの感想まとめ

猫との日常を描いたこのエッセイは、愛らしいトトとの出会いから始まる。マンションから一軒家に引っ越した角田さんは、外の世界を知るトトの姿を通じて、日常の中に潜む小さな冒険やアクシデントを楽しむ様子が描か...

感想・レビュー・書評

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  • ときどき"ネコ"みたいな事をするトトが愛らしい。
    写真がいっぱいで、トトだけでなく角田さんちの庭にやって来る外猫の"とら"や"トラ男"も写っている。

    トトが角田さんちに来たときはマンションで、部屋と空と鳥しか見たことがなかった。
    一軒家に引っ越して、庭やいろんな虫や外猫やタヌキなど、今まで知らなかった世界を見るようになる。
    そしてある日、一瞬の隙をついてトトが初めて家の外に出て行ってしまう。
    「どうしよう、どうしよう」いろんな悪いことが脳裏を巡る。
    たいへんなことになったとパニックになった角田さん。
    どうなったかはレビューには書かない。読んでのお楽しみ♪

    「猫が30歳まで生きる日 治せなかった病気に打ち克つタンパク質「AIM」の発見」の著者である宮崎徹さん。
    角田さんは、猫の腎臓病の治療薬を研究している宮崎徹先生に研究支援の寄付金を送っている。
    予想以上に寄付金が集まったようで、宮崎先生は東大を退職し、猫の腎臓病研究に専門的に取り組んでいることが書かれていた。
    猫を愛する人々の力は凄いと感じた。

    角田さん曰く、「今日と同じような明日が来るのがいい。それはトトがいつまでも当たり前のようにここにいるということ。」
    この気持ち、わかります。

  • 本文は猫飼いあるあると可愛い写真。
    あとがきがとても良かった。

    『一匹の猫と出会うと、人は全世界の猫の幸福を願うようになる、と私は思っている。』

    本当にその通り!
    うちに猫が来てから野良猫のことも良く考えるようになった。
    自分ちの猫だけじゃなく、猫みんなの幸せを願うようになった。そう思わされるのは猫の持つ不思議な力なんだと思う。
    私は猫にたくさんのことを教えてもらっている。

  • 表紙のトトちゃんの顔のアップを見ただけでもうメロメロ。
    角田さん家の飼い猫トトちゃんにまつわるエッセイ本。第二弾の今作も、トトちゃん愛に溢れている。

    なまえ:トト(おんなのこ) 
    年レイ:10さい
    とくちょう:首輪をしていません。じっとりと目を細めています

    こんなトトちゃんの写真つきポスターをもらえたら、ぜひ部屋に飾っておきたい。

    ちょっびり臆病なトトちゃん。角田さんが虫捕まえて!と頼んでも「無理ー」と即答。その苦手な虫をようやく克服し、虫を捕まえた時の「ヌオオオオー」と野太い声で鳴くドヤ顔のトトちゃんを想像するだけでニンマリしてしまう。
    角田さんに叱られた時のトトちゃんのふてぶてしさにも、甘えているところを見られたくないクールさにも、ニンマリ。
    もうトトちゃんのやることなすこと全てが愛しく思えてしまう。

    仔猫のイメージの強かったトトちゃんも、とうとう中年の域に。。病気など心配なことも年々増えてきてこちらも心がゾワゾワしてしまう。
    トトちゃん、どうかずっと長生きしてね。

  • 外猫とのはじめての遭遇と脱走事件、
    虫取り事件にハゲ事件
    アクシデントは絶えないが
    猫との暮らしそのものには
    コロナ禍のなか 穏やかな日常ですね
    叱られてるトトちゃんの写真
    最高です
    先生も下にかかれてますが
    ほんまに 早く終わんないかなぁって
    顔ですよね 笑える

  • 角田さんとトトの距離感が大好きです。
    孫になったり子供になったりしない。
    大切な猫として接しておられる。
    トトの他に家にやってくるとら男やとらちゃんと角田さんのやり取りも微笑ましい。
    猫の習性、明るい部屋では眠れないとか腎臓病になりやすいなどの習性や腎臓病になりやすいこともわかった。
    そして腎臓病から猫を救うべく、研究を続けられている人がおられることなど、勉強になる。
    そしてトト。
    すごい!!
    トトすごい‼️
    すごい猫ちゃん‼️
    猫はみな、すごい。
    だって、みんなを夢中にできるから。



  • 表紙のトトちゃんの写真に一目惚れして、手に取った本です。私の愛猫もアメリカン・ショートヘアでした。他の写真のたたずまいや顔つきなども、とても懐かしくて、やっぱりかわいいなと思いました。

    ネコがいる生活は潤いがあって、ちょっとしたことでも事件になります。この本の数々の事件も、飼い主にとってはそうなんだけれど、ネコ自体はどっしりと構えているような感じがしました。でも、繊細な面もあるんですよね。

    明日も変わらずネコと暮らせる日がずっと続くことを願う気持ちは、私もかつて感じていたことでした。

    窓の前で香箱座りしている様子や、自分がこの家の主役だみたいな感じなどが、懐かしくもあり、なによりもトトちゃんのかわいさが満載の1冊でした。

  • 前作が大好きだったので、この続編も楽しみにしていました。結果、相変わらず猫愛に溢れていて最高でした!
    トトちゃん可愛いな、うちの子とちょっと似てるな、と思いながら読み進めました。
    窓際に置いてある絨毯がギャッベだったのと、キャットタワーが前から欲しかった商品だったのが羨ましかったです(笑)ガリガリボウル、うちの子も使ってくれるかなぁ…ダメかなぁ(猫飼いあるあるの思考)
    とにかく、楽しい一冊でした♪

  • 自分のうちの猫以外にはさして興味はないけど、猫を飼っている人には関心がある。しかしながら猫飼い友達というのは案外できない。散歩していて知り合いになる犬オーナーとはそこが違う。それで猫を飼っている小説家のエッセイでも読んでみるかというのが手に取った動機、感想としてはやっぱりそうねもあるけど、うちとは違うしという当たり前のものだった。
    ほとんど何も起きない猫との生活をどのように描くのかということではちょっと面白かったけど、だから何的な感じだし、まあ角田さんのようにうちも猫との生活に浸りながら平穏な生活を幸せと感じている、という猫飼いとしての当たり前の感想。猫を飼っていない人には勧めないし、飼っていてもどうかなぁという感じで星は2つに近い3つくらいにしておく。でもこの本は本棚に残しておこうかなと思う。また読みたくなることがありそうな気がしてならない。

  • T図書館本

    トトちゃんにまつわるエッセイ。
    猫好きあるある。
    虫とってきたり、生ハム禁止令だったり、
    同じだわ〜と、深く共感。
    何よりもうちの猫とトトちゃんがそっくりで嬉しくもあり。

  • 「明日も一日きみを見てる」 角田 光代[文芸書] - KADOKAWA
    https://www.kadokawa.co.jp/product/322009000358/

    小説 野性時代
    https://yaseijidainote.kadobun.jp/

    (「小説 野性時代」で連載中の大人気エッセイをnoteでも特別公開! 毎月22日(にゃんにゃんの日)に更新予定です。お楽しみに!) ←知らなかった、、、

  • うちも猫を飼ってるから、トトちゃんの行動に振り回される飼い主さんの想いもすごく共感できる。家の中から出た事がなかった猫が外に飛び出してしまった時、必死に探した事を思い出した。何をするかわからない猫だけど、一緒に暮らしている事で、悲しい事や辛い事があっても癒しになっている。いつまでも健康で長生きしてほしい。

  • 角田さんの愛猫トトちゃんエッセイ第二弾は、新居の一軒家に引っ越してからのトトちゃん&角田さん夫妻との日々。一つ一つのエピソードが、猫を飼っていない私には新鮮で興味深かった。今回は、トラちゃんやサバトラ、トラ男など他の「登場猫」も加わり、飽きることがない!「ええ、そんなことあるの!」と思いながら読んでいると、そのエピソードの現場の写真もしっかり収録されており、「いや~すごいな~」と感心することしきり。とにかく、トトちゃんのキャラが最高である。時々、人っぽくて(笑)
    第一弾は勿論面白く読んだけど、今回はトトちゃんの存在に馴染んだこともあってか、より楽しくグイグイ読めた。角田さんの一喜一憂っぷりもまたかわいくて!それにつられて読む側も一喜一憂だ。
    トトちゃんいつまでも元気でいてほしいです。

    • さららさん
      はじめまして&おはようございます
      メイプルマフィンさんの本棚の本に、いいなぁと
      思う本がたくさんあって、最近、こちらにお邪魔させて頂いていま...
      はじめまして&おはようございます
      メイプルマフィンさんの本棚の本に、いいなぁと
      思う本がたくさんあって、最近、こちらにお邪魔させて頂いています。
      猫が好きなので、表紙のトトちゃんの表情の可愛いさに釘付けになってしまいました。読んでみたい!
      2025/06/22
    • メイプルマフィンさん
      さららさん、はじめまして!コメントありがとうございます。とても嬉しいです!この作品は猫好きには間違いなくたまらない一冊ですよ〜。今後ともどう...
      さららさん、はじめまして!コメントありがとうございます。とても嬉しいです!この作品は猫好きには間違いなくたまらない一冊ですよ〜。今後ともどうぞよろしくお願いしますね。
      2025/06/22
  • 猫と一緒に暮らしている人が楽しめる本。

    ●猫ゴコロ↓
    『猫はあるとき何かをはじめ、飽きるまで執拗にくり返し、ある日急にそれをやめる。はじめる理由も、こだわる理由も、やめる理由も私たちには一生わからない』⇒まさしく、その通り。

    猫は飼い主をしつけて、自宅を城にする。

    人間より遥かに短い一生を共にして貰っているので、出来る限り楽しく長生きして欲しい。

    トトちゃん、なかなか癖が強く面白かった。

  • トトちゃん愛100%のエッセイ第2弾です。集合住宅から庭付き一軒家に引っ越された角田光代さん一家に連発するトトちゃん事件・事件・事件…という笑いと可愛さぎっしりの一冊です。もちろん写真もたっぷり掲載されています。トトちゃんの可愛い日常だけでなく、角田家の庭に現れる「とらちゃん」「トラ男」の姿まで…。
    この本のラストでトトちゃんは13歳になり、その行動にも加齢が感じられますが、まだまだ元気なようですね。次の本が楽しみではありますが、もしやトトちゃんの訃報が…?という考えが頭をよぎります。

  • 終始ほっこりした気分で読めました。
    所々にトトちゃんやご近所猫の写真もあり、とても癒されました。

  • トト、可愛すぎる!ネコ好きは人のネコまで好きになる、角田氏の言うとおり!
    途中の写真がまたブサイクだったり、美しかったり。
    終始穏やかそうなトトの雄叫びや病気ストレスなどタメになりつつ笑える。
    またネコは未来を憂えることができないらしいと聞き、始めて自分に言い聞かせながら外出先から気にしてもしないようにする、愛深き角田氏。家の人って言い方のかわいい。コロナ禍の時にも触れ、2人揃っているのを喜ぶトトもとてもかわいい。
    全てが可愛い1冊!

  • 『今日も一日きみを見てた』の続きと言えるエッセイです。

    ああ、大きくなっても、トトちゃん可愛い…
    読み終わってから、胸に暖かなほわほわした気持ちが広がる感じでした。
    角田さんご夫妻の、軽妙かつ愛情に満ちた語り口から、じっとりした愛情を見せつけるトトちゃんの様子が目に浮かぶようでした。
    同時に、数々の事件で、角田さんの不安な気持ちを追体験するようで、涙が出そうにもなりました。

    あとがきにあった、激動の世の中にあって、
    「…トトと過ごす時間だけはしずまりかえっている」
    変わっていく日々のなかで、「猫のいるしずけさ」、それこそが幸福だと、祈るように綴られていて…噛み締めるような同感と、今はもう亡き猫たちに対する郷愁に似た感慨が湧きました。

    「世界中の全猫が、今日も明日も幸福でありますように」

    …帯に書かれている言葉は、多分、猫好きの共通の祈りのような気がします。
    ふとした時に、何度でも読み返してはほわほわしたくなる本です。

  • 猫の飼い主初心者の私でも「あるある!」と共感できるエピソードがたくさんありました。トトちゃんとの何気ない日常のやりとりはどれも心温まるもので、読んでいるだけで癒されます。

    特に羨ましく感じたのは、戸建てならではの外猫さんとの出会いや交流の場面。マンション住まいにはなかなかできない体験で、そんな素敵な環境での猫ライフに憧れを感じました。

    実用的な学びもありました。猫がお昼寝中に眩しがるという観察には目から鱗で、我が家でも愛猫のお昼寝スポットに暗がりを作ってあげようと思います。あまりエッセイ本を読んでいなかったのですが、手にとってよかったです。

  • とてもとても良かった。わたしまでトトちゃんと暮らしているかのような気持ちになれる。
    「一匹の猫と出会うと、人は全世界の猫の幸福を願うようになる」。猫ちゃんは平和の使いだね。

  • 猫好きに沁みまくるトトちゃんシリーズ。

    トトちゃんとの毎日で角田さんと家の人(この呼称 笑)気付かされたことが読んでいる私にも沁みる。
    そして大きなこともあるけどささいなことも、トトちゃんがすれば事件(と呼びたい出来事)になる。
    後書きがまた沁みた。私も若い頃同じことを思ってた。そして角田さんと同世代の今の今、やはり今の角田さんと同じように思ってる。
    …いろんなことこあったり、大切な人を失ったり。つまりは年取ったなぁってことですよね。
    写真がふんだんなのも嬉しい。角田先生の写真に添えられた手書きの文字がまた可愛いです。

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著者プロフィール

角田 光代(かくた・みつよ):1967年神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部文芸学科卒。90年「幸福な遊戯」でデビュー。96年『まどろむ夜のUFO』で野間文芸新人賞、2003年『空中庭園』で婦人公論文芸賞、05年『対岸の彼女』で直木賞、07年『八日目の蝉』で中央公論文芸賞、11年『ツリーハウス』で伊藤整文学賞、12年『かなたの子』で泉鏡花文学賞また『紙の月』で柴田錬三郎賞を、14年『私のなかの彼女』で河合隼雄物語賞、21年『源氏物語』の完全新訳で読売文学賞を受賞。その他の著書に『月と雷』『坂の途中の家』『銀の夜』『タラント』、エッセイ集『世界は終わりそうにない』『わたしの容れもの』『月夜の散歩』などがある。

「2025年 『韓国ドラマ沼にハマってみたら』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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