脳科学捜査官 真田夏希 エピソード・ブラック (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041116449

作品紹介・あらすじ

警察庁の織田と神奈川県警根岸分室の上杉。二人には、決して忘れることができない「もうひとりの同期」がいた。彼女の名は五条香里奈。優秀な警察官だった彼女は、事故死したはずだった──。

感想・レビュー・書評

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  • 脳科学捜査官の真田夏希の仲間の、警視だがはぐれ者の上杉と出世組の織田は、10年前に交通事故で死んだ同期の五条香里菜の死に疑問を持ち調べ始める。スピンオフの感じ。最後にちょこっと夏樹が出てくる。まあねえ、なんかお決まりの展開で、ちょっと安易かなあ。最後の解決もあっけない。

  • ゴールド&シルバーの時のように、先月刊行のピンクと対になるお話。というよりピンクの冒頭で書かれたエピソードの続きです。
    お話の大きさ的に1冊で書くのはちょっともったいなかったかもしれません。2分冊で書くか、各巻に少しずつエピソードを入れるような形で、長い物語として読みたかった気もします。

  • 気づいたらシリーズ10作目。

    上杉&織田コンビによる香里奈の弔い合戦でした。
    夏希は少ししか出てこなく、心理捜査はほぼなかったです。
    生前の香里奈の出てくる過去編はどんなに明るいやりとりでも悲しい結末に繋がるのがわかっているので少しつらかったです。

    一区切りついた感じですが、まだ続くようなので楽しみです。

  • 前作の序章にあった上杉と織田の同期、五条香里奈の
    死亡事故に疑問を持ち始めた二人が捜査を始める。
    10年前の事を調べる困難があるが、二人の思いは強った。
    今回は真田はあまり登場しなかったが、香里奈の事件が
    はっきりしたので、これからの上杉、織田の活躍も楽しみです。

  • 3作か4作で終わると思っていたが、さすがに何作目か分からなくなってきたので、そこは割愛。
    前作のエピローグで、上杉と織田が語っていた10年前に亡くなった二人の同期・香里奈の事故死の真相を描く。
    10年前、香里奈の誕生日を祝った後、一人で帰路についた彼女がひき逃げに遭い、事故死する。
    その後、犯人は山奥で自殺し、被告人死亡で起訴され、事件は幕引きされたが、織田の執念の情報収集で当時の犯人とされた人物は背乗りされていたことが判明。
    再度、彼女の死に疑念を持った上杉と織田は独自で捜査を開始する。
    亡くなった当時、香里奈は神奈川県警捜査二課。彼女の追っていた事件が、彼女の死に大きな影響を与えており、それは神奈川県議員や警察の官僚などが絡む巨大な収賄事件だった。
    今作はタイトルはそのままだが、夏希の登場場面はほとんどない。
    黒幕を引き出す為に、知恵を借りる為に上杉と織田が呼び出すと言う程度。
    内容も今までのようにSNSを使う場面もなく、全然違う作品のよう。
    今作でこれまでの伏線も全て回収されたので、今度こそはシリーズ完結するのか?はたまた、本当の新章に突入するのか?続きが気になる。

  • 織田と上杉の同期香里奈の死の真相に迫る今作。やっと、10年前のこの事件に区切りがついた感じ。今後の真田との進展にも期待できる、かも。
    前作からの伏線であった背乗りと内部犯の犯行っていつのはあったから、黒幕は明らかすぎた。また、真田ここで出す?というところで出てきており、これくらいなら一回お休みか外伝的な作品の方がまとまり良かったんじゃないのかな、とは思った。

  • シリーズ10作目。
    今回は上杉が大暴れする

  • どんどん普通の話になってきたなあ

  • シリーズ第10弾
    上杉が登場してからずっと燻っていた過去の事件。今回は事件の性質上、夏希の登場は少ないですが前半中盤と読んでどう夏希が登場するのかなと考えながら読んでました。
    二人の気持ちと夏希の気持ちが交差しながら、過去から解決した今に至る過程に男と女の感じ方の差がリアルで「あー、わかるわ」ってなりました。いやー、面白かった!

  • こうきたかぁって思いました。夏希さんが、羨ましいなぁ。

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著者プロフィール

中央大学法学部政治学科を卒業後、神奈川県内の小学校で学校事務職員として勤務。2014年3月に小説執筆に専念するため、フリーとなる。社会保険労務士、行政書士の資格を持つ。熱烈なフラメンコファンであり、多くのアーティストを応援している。2014年 『私が愛したサムライの娘』で、第6回角川春樹小説賞受賞。15年同作で、第3回野村胡堂文学賞受賞。

「2023年 『脳科学捜査官 真田夏希 エキセントリック・ヴァーミリオン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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