- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041116517
作品紹介・あらすじ
幕府勘定方に勤める旗本、井戸平左衛門は引退を迎え、隠居生活を楽しみにしていた。だが、隠居届けを出そうとしたその日、異動を命じられることに。向かった先は、飢饉にあえぐ悲惨な土地だった──。
感想・レビュー・書評
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やっぱり読みやすい、先が読みたくなるので。あっという間に終わる。でもそれは先が早く知りたいと思う事。題名通りいも殿様だった。こんな仕事に真っ当して賄賂なんかクソ喰らえ市井の幸せだけ考える、尊敬しかないです。代官が善良な話ってあんまり無さそうだけど、これは見事です、仕事も出来てオマケに人格者。でも最後に切腹するってあんまりだ。あんまり過ぎる。大川越前なんかしょーもない。飢饉を乗り越えて江戸に戻り美味しいもの食べ歩き孫を可愛がるの見たかった
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石見銀山のある石見に派遣された代官、井戸平左衛門のことをベースにした歴史小説。
サツマイモがおいしくなる季節に、どんな風にして日本各地へサツマイモが広がって行ったのかの一端も垣間見ることができ、また、当時の日本国内の「お国ごと」の独立意識できなところも感じられすご本でした。
政治って何?と考える一端にもなるような。で、けっきょくは、人と人とのつながりって大事。他者をどんな風におもんぱかるのかという哲学も大事。日々を丁寧に、自然の中に生きる私たちの生き方も大事、と大事なことがいっぱいあるな、とまた改めて思ったわけです。 -
最初はおもしろい!痛快だと思ってどんどん読んでいたけれど、全くそれだけではなかった。サラリーマンの私はちゃんと読み返していろいろ覚えておかないといけない。
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