めぐり逢いサンドイッチ (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 73
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041120675

感想・レビュー・書評

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  • たまごサンドは、思い込み・価値観の違い。
    ハムキャベツサンドは、思い出。

    縁のあった人の思い出の味をふんわりとパンに挟んでくれる、優しいサンドイッチ店の姉妹と常連さんのおはなし。
    優しい話。

  • 優しいお話。
    よかったねえという気持ちで読み終える本。
    サクッと1時間くらいで読めました

  • ある出来事がきっかけで食べれなくなったもの、あの味が恋しいけど今はもう食べられないもの、、など。そんなお客さまの悲しい思い出を変えるために、店主の笹子さんは思い出の食べ物を使って、その人に合ったサンドイッチを作ってくれます。
    本文より
    「よく知ってる料理だからこそ、サンドイッチになってると食べたくならない?知らない食べ物より、なんだかわくわくすると思うの。親しんだ食べ物が、とびきりよそ行きに、おしゃれしたように見えるでしょう?」

    美味しそうなサンドイッチが次々出てくるので、とってもお腹が空きます。そして何より、どのエピソードも感動するのでウルウルしながら、読みました。登場人物は、みんな個性派ですが、ほのぼのしてて、やり取りが楽しそうで、仲間に入りたくなります。

    「思い出のとき修理します」シリーズが大好きだったので、久しぶりに谷瑞恵さんの作品を読んで、過去と今を繋ぐ感じとか、思い出をテーマにされる感じがやっぱり良いなと思いました。

  • シリーズ1作目。
    姉妹で営むサンドイッチのお店。お客さんの要望に応えたり、思い出の味を再現したり。おいしそうだし、サンドイッチブームの私にはとてもよかった。

    谷先生は色んなシリーズが進行しているので、他のシリーズも進めてほしいものだが、タイミングとかいろいろあるだろうし、気長に書いてくれたらうれしいな。

  • 本自体が優しい空間に満ちている感じのする本。サンドイッチが食べたくなるのはもちろんだけど、キャベツ炒めを作ってしまった。

  • ほっこりという言葉がぴったりはまる素敵な物語でした。
    とにかく美味しそうなサンドイッチの数々!思い出の味ってあるよなあと思い出させてくれますし、しっかり者やひょうきん者など惹かれる登場人物たちもたくさん出てきます。淡々としていつつ飽きることがありません。
    とにかく美味しそうな笹子さんのサンドイッチ、靱公園に食べに行きたい。。

  • 特に大きな展開はないけれど、ほのぼのして安心して読める物語。
    笹子と蕗子の姉妹が微笑ましくて、ずっと読んでいたくなる話でした。
    サンドイッチが食べたくなった。
     

  • サンドイッチだけで、こんなにお話が作れるのがすごいです!

  • なかなか複雑。こだわりがあって。残念ながら味の好みが合わない気がする。いや、料理方法か。

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著者プロフィール

三重県出身。『パラダイスルネッサンス楽園再生』で一九九七年度ロマン大賞佳作に入選しデビュー。「伯爵と妖精」シリーズ、ベストセラーとなった「思い出のとき修理します」シリーズ、「異人館画廊」シリーズ、『がらくた屋と月の夜話』『まよなかの青空』『あかずの扉の鍵貸します』『ふれあいサンドイッチ』など著書多数。

「2023年 『神さまのいうとおり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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