- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041121665
作品紹介・あらすじ
青児と皓のもとに雑誌記者を名乗る女が現れ、以前、青児の住んでいたアパートの住人が二人とも殺人を犯したのちに死んだという。その物件を調べに向かう青児だったが……。美少年探偵の妖怪事件簿、第7弾。
感想・レビュー・書評
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棘と係わりのあった不破刑事の首無し死体が発見され、犯人らしき男は犯行自供直後に錯乱し、事故で死亡した。その男が青児が以前住んでいた部屋に住んでおり、その部屋の元住人達が次々と殺人事件の犯人になっている事を怪しい雑誌記者から告げられた皓と青児は真相を探り始める。今回調査チームが青児と4巻からお久しぶりの鳥栖、そして皓と荊といった異色の組み合わせでやりとりが楽しい。皓と青児の関係性の進展もいいし、棘の苦労人振り、お疲れ様と肩を叩きたくなる。謎は理論的に解かれるけど今回複数の事件が介在しており、被害者と加害者が入り混じっていてちょっと混乱した。そして真相は人間の悪意の詰め合わせセットだ。やるせなさ過ぎる。青児のアパート怖すぎだ。恒例のラストの自己紹介、さて何者?
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地獄くらやみ花もなきシリーズ 第7弾
刑事が首無し死体で発見された。犯人は自供した直後パニックに陥り事故で即死した。
そしてもう一つの首無し死体の事件。同じように犯人は自供後自殺したという。
記者を名乗る人物が、調査のため皓と青児の住む屋敷を訪れた。
その記者が言うには、二つの事件の犯人は同じアパート201号室にかつて住んでいた住人。その部屋は青児が皓に拾われる前に住んでいた部屋だった。
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今回読み応えがすごい。感想が難しい‥
被害者と犯人、黒幕とのつながりが複雑。
今回の探偵組は、元刑事で夜行列車編で登場した鳥栖さんと、助手の青児。この2人のやりとり好き。
生きてほしい人が助からなかった、そんな辛さが歪な感情につながり殺人に加担してしまった人、自分の罪を正当化して社会のせいにする人。
同じ事件に関わっていても各犯人の思いは違っていて、後者は地獄に堕とされたところはスッキリ。
2024年2月18日
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なんかむずかしかったなー
登場人物同士の関係性がなー
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前巻よりもさらにエグイ事件で辛かったけれど、犬神モチーフが面白かった。青ちゃんが好き。1巻から続けて読んできて、8巻はまだなのっ?!な状態。