イレギュラー・ハウンド いずれ×××になるだろう (角川スニーカー文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 29
感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・本 (456ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041124215

作品紹介・あらすじ

死にたがりの少年・桃矢はある日「ハチ」という少女に命を拾われる。「ダイハチ」という警察の下部組織を管理すハチに「イレギュラー」という特殊能力があることを見出され、桃矢は裏社会を探ることになって……。

感想・レビュー・書評

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  • 人の心の痛みを感じる超能力(=イレギュラー)を持った桃矢がハチに出会い、裏社会の探索に能力を活かしつつ成長してゆくお話。
    全般的に暗いお話ですが、その中でも桃矢の心の強さが光る、王道的な雰囲気も感じる作品でした。
    作品全体で光(学園)と闇(裏社会)が対比されており、ヒロインも双方に配置されているところから、今後もこの比較が重要になりそうな雰囲気。
    暗いかつ、読後の爽快感も無いので、合わない人もいる気がします。
    しかし、光(学園)と闇(裏社会)の対比や双方に配置されたヒロインなど、色々と考えさせてくれる作品であると思います(そういう意味で、一般文芸に近い印象)。
    本巻登場の超能力が更に活躍するであろう次巻にも期待です。

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