砂の上の1DK (角川スニーカー文庫)

  • KADOKAWA (2022年9月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (344ページ) / ISBN・EAN: 9784041128961

作品紹介・あらすじ

産業スパイの青年・江間宗史は、任務で訪れた研究施設で昔なじみの女子大生・真倉沙希未と再会する。
追懐も束の間、施設への破壊工作(サボタージユ)に巻き込まれ……
瀕死の彼女を救ったのは、秘密裏に研究されていた未知の細胞だった。
「わたし、は――なに――?」
沙希未に宿ったそれ=呼称“アルジャーノン”は、傷が癒え身体を返すまでの期限付きで、宗史と同居生活を始めるのだが――
窓外の景色にテレビの映像、机上の金魚鉢……目に入るもの全てが新鮮で眩しくて。
「悪の怪物は、消えるべきだ。君の望みは、間違っていないよ」
終わりを受け入れ、それでも人らしい日常を送る“幸せ”を望んだ、とある生命の五日間。

みんなの感想まとめ

未知の細胞に寄生された少女と産業スパイの青年の逃避行を描いた物語は、緊迫感と切なさが交錯する独特の世界観を提供します。青年・宗史が任務中に再会した女子大生・沙希未は、破壊工作に巻き込まれ、命の危機に瀕...

感想・レビュー・書評

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  •  いいじゃないですか。『銀月のソルトレージュ』以降、好みではない話を出していたので、チェックしてなかった作家さんでしたが、今回はいい。
     ラノベと言い切るには少々SFチック、こんな生物いたら怖いし、産業スパイやら破壊工作員やら、80年代のハードボイルドの香りがそこはかとなく…。終わり方も、ハッピーエンドで私好み。
     いい買い物をしました。
     

  • 【砂上の楼閣のような関係、最期の一瞬まで自分らしく在れ】

    未知の細胞に寄生された少女と逃避行の物語。

    産業スパイの青年、宗史の破壊工作に巻き込まれ、生死の境目に立った沙希未。
    そんな彼らの関係のすぐ傍に居た未知の細胞、アルジャーノン。
    瀕死の沙希未に寄生する事で、九死に一生を得る。
    しかし、命は助かった物の、彼女の体に寄生した細胞により、自意識は酷く曖昧な物になる。
    だが、宗史との共同生活によって人間らしさを獲得していく。
    終わりが確約された関係だとしても、その一瞬まで自分らしく在る事で。

    幸せに満ちた結末を迎えるのだ。

  • 自分的には駆け足すぎたかな。裏側がもう少し分かりやすく見たい

  • 産業スパイの青年と少女に宿った未知の存在・アルジャーノンとの、わずか5日間の儚い生活。
    1つの体に2つの生命が宿ったことから発生するヒューマンドラマが描かれた、心温まりつつも残酷な物語で、切なさの募る作品でした。おもしろかったです。
    終盤は序盤と打って変わって怒涛の展開でしたが、主人公が戦いに挑む姿はかっこよく、スイスイと読んでいけました。

  • 友人に薦められた一冊。「アルジャーノンに花束を」を彷彿とさせる描写が随所にあったりして、結構楽しめました。あとイラストがすごく綺麗で、ライトノベルの良さを生かしているなぁと感じました。

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