- Amazon.co.jp ・本 (136ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041133958
作品紹介・あらすじ
ラテン語の「メメントモリ」(いつか必ず死ぬことを忘れるな)をテーマにした、
大人気絵本作家・ヨシタケシンスケ初の長編絵本。
感想・レビュー・書評
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ヨシタケシンスケはじめての大人の絵本。
自分で自分を肯定するのってけっこう難しい。
生まれたことも、生きていることも、いずれ死んじゃうことも。
どうあったって理不尽だし、気に入らないこともたくさんある。
だから人は他者からの肯定を必要とするんだね。
ヨシタケさんの本を読むと、いつのまにか知らず知らずに固くなっていた全身がすうっとほぐれていくようだ。
素敵なリラクゼーション体験です。
メメンとモリは姉弟で、多分二人で暮らしている。
おっちょこちょいで素直なモリを、いつも冷静で優しさもあるメメンが導いてあげてる感じ。
ふたりの会話は、日常のささいな出来事から、生きること死ぬこと、そんな大きなことまで話は広がる。
インタビューによると、たしかヨシタケさんは「すごいネガティブ」なのだそう。
そうか、と、思った。
「すごいネガティブ」だからこそ、そんな自分がバランスをとるために、発想を飛ばしてとことんまで考えることができるんだと感じた。
心に羽を生えさせてくれる本です。
追記
「すごいネガティブ」じゃなくて「世の中に対する見方にネガティブな部分もある」でした。
鴻上尚史さんとの対談の中でのヨシタケさんの言葉です。
だいぶニュアンスが違うので追記しました。
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しずくさん
ですよね~
未だに信じられません…。
NHK俳句での夏井いつきさんの回では、なんと一万投句の応募があったそうです。
短歌はど...しずくさん
ですよね~
未だに信じられません…。
NHK俳句での夏井いつきさんの回では、なんと一万投句の応募があったそうです。
短歌はどのくらいの投稿数なんでしょうね。
新聞投稿も一度してみましたが、たぶん、落選。
確かに、全国区のNHKより新聞の地方紙のほうが投稿者の数が少なそうです。
今は自分の歌の拙さばかり目につくのですが、ここが踏ん張りどころ。
少しでもいい歌作れるようになりたいです。
2023/07/26 -
おはようございます!
結社によっては、新聞投稿を勧めないところもありますね。
でも、私は詠み手のスタンスの方が大事だと思っていました。
...おはようございます!
結社によっては、新聞投稿を勧めないところもありますね。
でも、私は詠み手のスタンスの方が大事だと思っていました。
私が短歌熱に燃えていた10年ぐらい前、講師が所属している結社に入るのが礼儀だった風潮がありました。最初は結社と聞いて、秘密結社を連想してびびっちゃいました(笑)。どこにも所属しなかったのですが、やはり、外側からは講師の結社に所属していると思われていて、結局は入りました・・・。その後、足を怪我して勉強会に行けなくなりひとりで詠んでいたのですが、批評がないとついつい先延ばしになり自然消滅。もっと短い17文字の俳句に目移りしたりですが、自分の才能のなさにも嫌気ががさしまして(深いため息 ハァ~)。今は新聞の俳壇や歌壇、時々短歌本を覗いたりで、人の詠む短歌を読ませてもらっています。
5552さん、短歌ブーム到来の波をしっかりつかまえて、自分の気持ちを三十一文字に残してください。2023/07/27 -
しずくさん、こんにちは!
おお、しずくさんは結社に入られてたのですね!
私も、結社ってはじめて目にしたときは、秘密結社を想像して、な...しずくさん、こんにちは!
おお、しずくさんは結社に入られてたのですね!
私も、結社ってはじめて目にしたときは、秘密結社を想像して、なんかあやしそう、と、ビビりました。笑
実態は、サークルみたいなものなんでしょうか。
人間関係とか難しそうですが…。
短歌でも俳句でも、センスある人はセンスありますものね。
有名歌人の名歌や、他の方のセンス・オブ・ワンダーな歌を目にすると、私などが、歌を詠んでいる、なんておこがましいのでは?と、たまに思います。
でも、拙い歌だからって、詠んではいけないという理由にはならないよな、と、思い直してます。
短歌って知れば知るほど奥が深いですね。2023/07/27
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すべては考え方次第なんだなぁ。
こういうこともあるよ…と
決して否定しているわけじゃなく、押しつけてるわけでもなく、ほどよく納得できる。
〈メメンとモリとちいさいおさら〉
割れてしまったおさらに対して、
「ずっとそこにある」ってことよりも「いっしょに何かをした」ってことのほうが大事。
〈メメンとモリときたないゆきだるま〉
今度、もし人間だったら…
ボクがしてほしかったことをしてあげる。
さて、それはうれしいことか、楽しいことか、
誰かのために、ボクのために。
〈メメンとモリとつまんないえいが〉
損したと思うより、予想が外れてびっくりしたと思ったほうがいいのかも。
「思ってたのとちがう!」って、びっくりするために生きてる。
思ってたのとちがうから、世界はつらいし、きびしいし、たのしいし、うつくしい。
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ヨシタケシンスケさんの本っていつもストンと心に入ってくる。
生きる上で忘れちゃいけない大事な事が詰まってる。
私ヨシタケシンスケさんご本人のお顔も大好きで。
初めてお顔を拝見した時この人と結婚したかった!って思ったの。
こんな素敵な本を書く人と暮らしていけたら素敵じゃない?
…なんか脱線してるな。
この本の人は自分の良いところと悪いところと全部使って積み木遊びをしてるってところが凄く良いなと思って。
人生ってそういうことかって。
私の積み木は今どんな形をしてるんだろう。 -
「メメンとモリ」のテーマは、いつか死ぬことを忘れるなという重いもの…ですが、でも実際にこの作品を手にしてみると、メメンとモリ、特にモリが可愛いっ!そう思って軽く読むのもよし!でも、とことんテーマをつきつけてゆっくり読むのもいい作品だろうなぁ…とも感じました。
『メメンとモリと ちいさいおさら』『メメンとモリと きたないゆきだるま』『メメントモリと つまんないえいが』の3話ありますけど、一番よかったのは、『メメンとモリと きたないゆきだるま』です。汚れた雪だるまの思いがせつないけど、それだけで終わらせないのがヨシタケさんなんだなぁ~♪3話通して、かたちあるものは永遠ではないけれど、だからこそ今を大事に、たのしく生きようって、そんな風に感じることができた作品でした(^^) -
なんだかとっても優しい気持ちになれた〜。
メメントモリって、最近ゲームだかアニメだかでもよく聞く言葉だけど、意味を調べると、ラテン語で「自分がいつか必ず死ぬ事を忘れるな」というものらしい。
これは現代風に言うと「死を意識する事で今を大切に生きることができる」という事らしい。
ヨシタケさんの可愛い絵とゆるっとした優しいお話にほんわかした気分になる。
だけどゆるっとした中にも、心に響く言葉がたくさんあった。
生きてると失敗したり、うまくいかなかったりする事だっていっぱいある。
人生ってそういうもので、それもひっくるめて今を大切に楽しんで生きようって事かな〜と感じた。
絵本なので子供はもちろん、ちょっとお疲れの大人にも寄り添ってくれそうな作品でした♪
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一休さ〜〜ん\(´O`/)
ね〜!そういう言葉だったみたいですね〜!
私も勉強になりました〜٩(ˊᗜˋ*)و♪
ヨシタケさんはそれを上手く...一休さ〜〜ん\(´O`/)
ね〜!そういう言葉だったみたいですね〜!
私も勉強になりました〜٩(ˊᗜˋ*)و♪
ヨシタケさんはそれを上手く、メメンちゃんとモリくんのお話にされてましたが、可愛くて深かった〜♡
一休さんもヨシタケさんお好きでしたよね〜!
ヨシタケさんいいですよね〜\♡︎/2023/11/03 -
2023/11/04
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2023/11/04
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ヨシタケシンスケ「メメンとモリ」×千秋 |バックナンバー|新美の巨人たち:テレビ東京(2023年9月2日)
https://www.tv-t...ヨシタケシンスケ「メメンとモリ」×千秋 |バックナンバー|新美の巨人たち:テレビ東京(2023年9月2日)
https://www.tv-tokyo.co.jp/kyojin/backnumber/index.html?trgt=202309022023/09/04
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ヨシタケさん流のメメントモリ。
とても難しいテーマですが、わかりやすく可愛らしいヨシタケワールドです。
刺さる言葉がたくさんあります。
最後にちょっとオチがあって、ほっこりしました。