木内作品、コンプリートしているはずが、読み友さんの感想を読んで、なんと!1冊読んでいなかった~ あぶなーい。矢能シリーズ4作目。今回の矢能の敵はヤクザ、刑事、マル暴。顔見知りを放っておくと死刑になる冤罪事件。そいつが刑事に矢能を呼んでくれ!から話しが始まる。女性弁護士伝手に矢能がこの事件の重要人物を探り出す。矢能のクレバーさ、男気には惚れてしまう。しかし今回も手に汗握る展開へ。矢能の相手に損をさせないよう仕組む交渉術がオンリーワンの登場人物。今回、小学校3年生の栞と矢能との関係性が徐々に強くなっていく。⑤

2024年3月17日

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読書状況 読み終わった [2024年3月17日]
カテゴリ 胸キュンキュン

自分は博士課程を修了し、その後3年間のポスドク生活で修業生活を経験しました。そして2年間の素晴らしい海外留学!今となってはいい経験だった。論文もたくさん書いたし、ヨーロッパを満喫!でも2年後の就職のことはずーっと頭の片隅に。。運よく2年後に教員として採用してくれた大学に感謝。そこからも怒涛の引っ越し生活。研究者は必要としてくれる場所に行くべきなんだろうね!バッタ博士のパッションは心地よい!自分にはその勢いはあっただろうか?あの留学中の研究からさらに発展している。研究者のパッション、若い研究者に伝えよう!⑤

2024年3月15日

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読書状況 読み終わった [2024年3月15日]

キャッ、キャッ、キャッ、最果さんの脳内の次元と自分の脳内の次元が少しも交わらなかった。ここまで共感できない作品って珍しい。登場人物同士の会話から徐々に距離が広がっていき、最終的には何の話しだったんだ?って思ってしまった。人魚姫の話しは分かりそうかな?っと思ったが、やっぱり距離が広がっていく。まだ自分には焦点がボケボケ過ぎて合わないんだろう。いや、年取ったから合わなくなってしまったのかもしれない。この作品を理解できる人に会いたい(^^♪コツを教えてほしい。㋪

2024年3月12日

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読書状況 読み終わった [2024年3月12日]
カテゴリ その他

過去の作品の中でもアンフェア。動機、殺人トリック、犯人、タイトル、色々と納得感が薄い。もしかしたらややこしい登場人物名や翻訳がそうさせているのか?読んでいて分かりにくかった。妹・キャリイ夫人の姉(ルース)から不穏なことが起きそうだと相談を受けたマープル。マープルはキャリイ家に滞在する。そこで不可解なイザコザと同時に別室で起きた殺人事件。殺人事件は関係者がホール内にいる中でどうやって別室で殺人ができたのか?動機何か?トリックどうしたのか?その真相はアンフェアと思ってしまう。うーん、今回は楽しめなかった。。②

2024年3月12日

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読書状況 読み終わった [2024年3月12日]

最近ホンワカする絵本もいいなぁ。読友さんが読んでいた「おいなりさん」書道の先生をし、子どもに教えている。朝起きて甘じょっぱい醤油しょうが汁を頭にふりかけて準備完了、朝ごはんを食べ、掃除、洗濯。新しく赴任する小学校の先生がおいなりさんをみてびっくりする!「おいなりさんなんですかっ!」そりゃそうだ。こんなのがいたら警察に通報するね~散歩中、川に落ちそうになったおいなりさんを小学校先生が助ける!そこで目の当たりにした香ばしそうなおいなりさんの頭をかじっていい?おーダメダメ!!アンパンマンにようにはいかないね。④

2024年3月9日

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読書状況 読み終わった [2024年3月9日]

ウルグアイの貧しい大統領が演説後に大喝采を得た。人は何のために発展を求めているのか?物質的な豊かさを求めているからだ!しかし、それにより心の豊かさを疎かにしていないか?人間の生き方の危機ではないか?本当にこのまま物質的な豊かさを求め続けるのか?今人間が重大な岐路に立っていると思う!貧乏とは何か?「少ししか持っていないことではない。多くを必要と考えてしまい、もっともっと欲しがることである」。人類は技術を持つに従って、大切なものを捨ててきたんだろう。では自分に何ができるのか?勉強しよう!そして実践しよう!⑤

2024年3月6日

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読書状況 読み終わった [2024年3月6日]
カテゴリ 不条理

山賊は盗みに入った家の女房の美しさに一目惚れし連れて帰るが、わがままな性格。山賊は女の言いなりで、盗みや人殺しを繰り返す。やがて山賊とその女、ビッコの女は都に移住する。さらに女はエスカレーとし、櫛や着物だけではなく、人間の生首を欲しがるようになる。山賊は女の欲望に辟易し山に帰るが、女も付いてくる。道中、満開の桜の中を通った時に女が老婆の鬼に変わり、女の首を絞めて殺してしまう。そこには鬼ではなく美し女であり、女の顔におちた花びらを払おうとすると女の姿は消え、山賊も消え去った。桜の花は怖い!感想会楽しみ!⑤

2024年3月4日

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読書状況 読み終わった [2024年3月4日]

原田ひ香作品、リーダビリティに長けてる。読むストレスが一切ない。LOUIS VUITTONの財布がお金に執着する男女を巡るに巡るお話。まず、節約に命を懸け、ハワイ旅行に漕ぎつけた主婦から話しは始まる。馬鹿な旦那のリボ払い設定で超負債がたまってしまう。一念発起した主婦の勢いは凄かった。大学奨学金の恐怖や契約社員の不条理には日本の社会の闇が見えた。派遣社員・契約社員の早期の地位向上が我国の喫緊の課題。財布の値段の200倍が年収か~自分の財布は確か2万円くらいだったような?もう少し良い財布を買おうかな。⑤

2024年3月4日

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カテゴリ 女性の強さ

「恋愛は人間永遠の問題だ。人間ある限り、その人生の恐らく最も主要なるものが恋愛なのだろうと私は思う」 恋愛という謎は面白い。脳科学的にもどのようなメカニズムで人を好きになるのか?ドパミン、セロトニン等の神経伝達物質が放出されるのですが、恋する理由は無数あり、それらを特定するのは難しいらしい。人は恋愛をして裏切られ、また恋をするという繰り返し。人間はバカなので繰り返す。バカは死んでも治らない。でもこのエネルギーこそ生きている証拠。この本を読んだ理由、決してモテようと思った訳ではないが、バカはとても美しい。⑤

2024年3月1日

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読書状況 読み終わった [2024年3月1日]
カテゴリ 胸キュンキュン

桐野作品、毒々しい妻達、各短編の最後は結末を描写しておらずモヤモヤ感は残ったまま読了。でも悪~い奴が結構いた!「もっと悪い妻」では、夫と親友を同時に愛する妻。夫にも公言する。どっちも好き!今から過去に付き合ったことのある元カレに会ってくるからレンチンしてご飯食べてね!何?この自然体の不倫!悪気はないんかい!「二人の男は自分という女が生きてゆく上で、絶対に必要な存在なのだ」と言い張る妻、まじで?もし自分の妻だったら、https://www.youtube.com/watch?v=WA4iX5D9Z64 ③

2024年2月29日

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カテゴリ 男の愚かさ

3日間、感想を書こうと思うが、書きたいことのイメージができず書けない。年に1回くらいこういう苦悩はある。怒られるかもしれないが、内容が完全に病的な雰囲気を醸し出す。本文中にも書かれてるが、モルヒネやコカインなどの麻薬を使って、エクスタシーの夢の中にいる主人公。また、通りの真ん中を走るネズミの姿を見た瞬間、あたりには猫の大集団「猫」「猫」「猫」「猫」になってしまった!!うーん?結局は、夢を見ていただけかもしれないというオチなのか。。。さっぱりわからん。どなたか、この作品の解釈教えてください。。②

2024年2月27日

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読書状況 読み終わった [2024年2月27日]
カテゴリ 不思議な話

コロナ蔓延による行動制限など日本中が翻弄された。人との交流が希薄化し鬱屈した日々に小学生も巻き込まれ、人生を台無しにした。コロナ後に「冴」は母親の愛情いっぱいに育つが母親が水商売であることから虐められる。心晴は見知らぬ同級生との手紙のやり取りをするがコロナ禍の影響で引きこもりへと堕ちていく。しかし10年後にこの2人がリンクする。しかも2人の人生の歯車が加速する!あのコロナ禍をも凌駕するほどのスピード感!あのコロナ禍は無駄ではなかった!ただ、人との繋がりに気づけるか?相手の示唆に心を開けるかが重要なんだ。⑤

2024年2月27日

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読書状況 読み終わった [2024年2月27日]
カテゴリ 涙腺が緩む

斜線堂作品、絶対的に好きだ!唯一無二の世界観。誰でも持っている、人間の残酷さを楽しむ性癖、そして女性を美の象徴として捉えたホラー&SFを楽しめた。『本の背骨が最後に残る』は主人公は「本」。版を重ねるに従い誤植や意にそぐわない本は燃やされる運命に。「本」VS「本」の物語の競い合い。燃やされて残るのは本の背骨になる。『金魚姫の物語』では、自分にだけ雨が降り続け、体が徐々にふやけて朽ちていく。主人公の女性をモデルに心的描写を描いていく残酷な作品。全作品で斜線堂有紀の想像力により莫大な破壊力を堪能できます。⑤↑

2024年2月24日

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読書状況 読み終わった [2024年2月24日]

久しぶりに伊坂作品を読んでいて、波に乗らずに終了。今回はファンタジー過ぎた内容で、自分の想像力を超えてしまったのかな?読んでいてしんどかったのですが、森見作品を読んでいるかのようでした。自分に合わない作品がだんだんわかってきた。①ファンタジー系、②複数のストーリーが展開(あるいは時系列がぐちゃぐちゃ)、③最終着地点が不明瞭、④自分に未知の設定やマニアックな内容。要するに、自分の予想外な内容だと頭がポッカーンってなるんだね。皆さんの感想読んでいて、ハートウォーミング?歌詞に大切なメッセージ?えっ?どこが?②

2024年2月21日

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マープルシリーズも4冊目。犯人は当たる訳がない!でもヒントも出してたんだ~ある朝新聞に殺人予告記事が出される!10月29日18:30にリトル・パドックスで殺人が行われる。そこの住人のレティシアは困惑する。当日、銃声が3発、記事通り若い男性が死んだ。レティシアも耳に軽症を負う。自殺なのか他殺なのか?また、リトル・パドックスに住むレティシアの幼馴染が死んでいる。さらに、犯人に近づいた近所の住人も殺される。レティシアを巡る遺産相続。動機はその遺産だろう。複雑で入り組んだ人間関係で真相は理解できたけど、難しい。⑤

2024年2月17日

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カテゴリ どきどき

読友さんに人気のヨシタケシンスケ・メメンとモリ。小さい子どもってこんなにも哲学的なことを考えているんだろうか?少なくとも自分は考えていなかったな。本の中で「何のために生きるのか?」大人でも分からないけど、毎日変わって行くんだろうね。自分の答えは「人生を楽しむため」かな。うん、いい答え!本の中で「自分たちはいのちを使ってバランスをとる遊びをしているんだ!」これは奥が深いぞ!確かに人生はバランスを取っている。うまくバランスを保っていると前に進めるんだよね。コツみたいなものを覚えながら、楽しく生きていこう!⑤

2024年2月17日

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読書状況 読み終わった [2024年2月17日]

山本文緒さんのプロとしての魂を見ました。自分は研究者の端くれ、社会に貢献する成果を出すのが「使命」で、それで1人でも救われるかもしれないと思っているので続けています。山本文緒さんは作家として、命を削っても書き続け、これが「使命」だと感じたのだと思います。さらに言うと、書くことが好きだったんだろうとも思います。好きなことが「使命」になるというのは幸せなことで、自分も幸せなことなんだと感じています。人間必ず死を迎えます。難しいことに、死がいつ来るかは分かりません。だからこの瞬間の幸せを感じて生きたいのです。⑤

2024年2月17日

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読書状況 読み終わった [2024年2月17日]
カテゴリ 涙腺が緩む

キューライス作品、3作品目。ウサギのおじさんの庭にゴリラさんが立っている。庭に入ってはダメですよ!でも入ってきた!ニンジンを採ってはダメですよ!でも採った!家の中に入っちゃだめですよ!でも入ってきた!台所に入っちゃだめですよ!あー入ってきた!包丁は危ないからだめですよ!ゲゲゲ、持った!ウサギの自分を鍋に放り込んじゃ駄目ですよ!さて、ゴリラさんはどうするでしょうか??ラストは笑ってしまう作品なんだけど、ラストまで気が抜けない作品でした。キューライス作品はシュールさの中にドキドキ感と温かさを感じるんだよね。⑤

2024年2月12日

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カテゴリ シュール

絵本の醍醐味を堪能した!舞台情景が鮮明に(リアル)に脳内に飛び込んできた。汽車の二等席は自分しかいない。動き出す直前、みすぼらしい13,14歳の娘が入ってきた。不快に思う主人公。気を紛らわすために新聞を読むが、退屈な人生を感じる。ウトウトしたが娘は自分の席の横に移動し、窓を開けようとする。そして石炭の真っ黒い煙が入ってきた。咳き込む、怒りが。娘は蜜柑を汽車の外へ。見送りのため懸命に手を振っていた弟達だろうか。この娘はこれから奉公に行くのか。娘を見る目が一気に変わる。個々の人生模様、強く生きなくては。⑤↑

2024年2月10日

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読書状況 読み終わった [2024年2月10日]
カテゴリ 女性の強さ

久しぶりの伊坂作品。我が家の目の前の道路が出てきて、楽しさ倍増。長男・良夫が運転する車(緑デミオ)に「助けてほしい!」と女性が飛び乗って来た。なんと、超有名女優で引退した荒木翠だった。そして降ろした直後に翠が交通事故で亡くなっていた。同乗していた不倫相手とともに。その写真を撮っていたのは記者の玉田。玉田はパパラッチだったのか?良夫と弟の亨が真相を迫っていく。やばい奴として翠の夫、謎の男トガリが怪しい。この話しでナイス・アシストとするのがクルマ達。彼らを通して犯人も分かるし、人間を客観的に観察できました。⑤

2024年2月10日

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読書状況 読み終わった [2024年2月10日]

キューライス作品2冊目。バターソテーにしたらうまそうなニンジンジン。ぴょんすけ・ぴょんじろうが追っていく。よし捕まえた!しかしニュルニュルになり掴めない。よし縄で捕まえた!しかしもの凄い力で捕まえられない。よし大きな穴を掘って埋めて捕まえよう!しかし緑色の髪の毛がぐるぐる回りヘリコプターのように飛んでいく。最後の挑戦、滅茶苦茶ででかい帽子を上から落とし捕まえた!しかしニンジンジンが土の中で巨大化した。逃げられた!でもぴょんすけ・ぴょんじろうが追っていく。なぜならば、ニンジンのバターソテーが食べたいから。④

2024年2月4日

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読書状況 読み終わった [2024年2月4日]

NHK大河も順調ですね。今回は既に第6帖の末摘花(すえつむはな)。どんな花なんだろうと思ったらベニバナ。このベニバナには意味が複数ある。亡き常陸宮の姫君(後の末摘花)がとても教養が高いらしい。ということは?美人なのかも?と想像力高めの光君。光君は頭中将と競い合って末摘花と逢瀬を果たす!またか~。しかし、ちょっと待てよ。この人は美人なのか?本当に教養あるのか?髪は長くて奇麗なのだが座高が高く、ガリガリ、青白い顔、さらに鼻が赤くて垂れ下がる。しかし光君はそんな彼女見捨てず最後まで生活の援助をする。えらーい。⑤ https://manjunomori.jp/gallery/edokoro_020.html 

2024年2月3日

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読書状況 読み終わった [2024年2月3日]
カテゴリ シュール

時代物小説を一気に好きになるために吟味して選んだはずだが。うーん。小間物問屋・遠野屋の若おかみ・りんの水死体が発見される。岡っ引き・伊佐治、同心・信次郎がりんの夫の遠野屋の態度がどうにも引っかかる。りんの第一発見者である稲垣屋惣助が何者かに斬られて死亡した。実は、さかのぼること10年前、3人が斬られる事件があったことが判明。遠野屋の過去の闇、りんの過去の苦痛が明らかになる。さらに犯人に近づいていく。この作品をややこしくしているのが同心・信次郎の難しい性格。それと犯人の動機、最期のりんの行動も甚だ不可解。③

2024年2月2日

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読書状況 読み終わった [2024年2月2日]
カテゴリ サイコパス

芥川賞作品、やっぱりギリギリだった。登場人物・健斗が87歳の祖父の面倒を見ながら、祖父、母、恋人、社会と対峙していく様が興味深い。さらに祖父の「早う死にたか~」という言葉に対し、間接的な尊厳死を目論むという人の闇、社会の闇に、少し肯定してしまう自分もいた。戦時中生きてきた祖父、敗戦でスクラップされた日本、高度経済成長(ビルド)を生きてきた祖父。そして、現代に生きる健斗の人生もスクラップとビルドの繰り返し。生きたい、死にたくないの対比がスクラップとビルドという単語に含まれているのかな?ちょっとわかんない~④

【ネタバレ】川上弘美「こういう家族、知っている(というか、自分の家族の中にもこれと同じような感じがあるなあ)と、確かに私は感じたのです。」「(引用者注:「火花」と共に)人間が存在するところにある、矛盾と、喜びと、がっかりと、しょぼい感じと、輝くような何か(それはとてもささやかなものですが)が、(引用者中略)たくさんありました。」  https://prizesworld.com/akutagawa/senpyo/senpyo153.htm

2024年1月28日

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読書状況 読み終わった [2024年1月28日]
カテゴリ その他
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