作品紹介・あらすじ
ギルドから緊急クエストを依頼され、災害救助に向かった道夫。そこは積雪地で凍えながらクエストを完了させる。自宅に帰ると掃除をしていたメイド服のロクサーヌに迎えられ、ほっこりする道夫。ロクサーヌは道夫の身体が冷え切っていることに気づくと、自身の身体を使い道夫を温め始めるのだった。
感想・レビュー・書評
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実験したりミサンガ作ったりバイト遠征したりする巻。
現時点での最新刊ということで、ここまでの総評もしつつ感想を書いていこうかと。
それはそうと、セリーの目は、呆れたり引いたりしている時のものより、ロクサーヌの胸を見るときのものの方が好きです。
◆本巻雑感
冒険者向けバイトのために遠征するなど、新しい要素も出てきましたが、全体的に準備巻という印象でした。
・セリーは低身長なのもあって、見上げる感じの画角が多くていいですね。
・奴隷の環境見直し回は、「奴隷っぽくなくない?」という観点へのエクスキューズなのかなという印象でした。
ここからは総評系をば。
◆本作の魅力
本作の魅力や売りとしては、ざっくりふたつあると考えています。
ひとつは、「奴隷ハーレムでエロいことしたい!」という欲求への物語、ということですね。
命の軽い世界では、「生きたい」「エロいことしたい」といった原初的な欲求が大事になってくる。
とはいえ、自分の感覚ではこれは表層の話で、もうひとつの魅力こそが、本作の真髄なのかなと思っています。
コミカライズ的な事情の影響かもしれませんが、エロも情熱や浪漫やフェチをあまり感じない、ほどほどの描写ですしね。
絵が綺麗なので無論出来はいいんですけど。
ふたつめの魅力は、(一言で上手く言えないけど)「世界のルールの(ゲーム的な)把握や、検証や、より効果の高い生き方の模索」とでも言いましょうか。(こう書くととても汎用的に見えるな)
スキルやジョブなどについて実験・検証しまくりますが、これが多分本作の魅力なんだろうなと。
正直なところ、本作レベルでやられると、自分は「それって物語なの?」と思うし、そういうゲームにも(ポケモンの厳選すら)興味がなく、自分自身で魅力を感じているかと問われればNOですが、むしろここまでやっているからこそ価値があるとは思います。
「ゲーム的に」やっていることが本作の特徴なのかなと思いますが、ただそれが「お人形さん遊び」感があるというか、他者がいない感じがするんですよね。
アニメを数話見た感じだとそうは感じなかったので、そこはアニメが成果を上げているところなのかなという印象でした。
◆コミカライズとして
原作を読んでいないのではっきりはわからないけど、多分良いコミカライズなんだろうなと思います。
絵は綺麗だし、図で説明したり実験シーンも退屈にならないよう工夫している印象です。
ネガティブ要素は、描き文字が見づらいくらいかなぁ。
◆最後に
他にもゲーム系の作品をいくつか見てきてはいたけど、それぞれのこだわりポイントがあって、それは自分の考えていたより多岐にわたるんだなぁと、(当たり前のことながら)再認識できた良い機会でした。
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ちょっとだけ停滞ぎみかなぁ(^^;
新しい刺激が欲しい処だよねぇ(^^;
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メイド服姿のロクサーヌは久しぶりだった。
禁欲攻撃は強力だけど、それなりの忍耐が必要だな 笑
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下手な成人指定漫画よりも成人指定してるんじゃないかと思う程に本番シーンがガッツリ有る本作
序盤ではきちんとメインを張っていた筈の迷宮攻略ももはやオマケ要素の扱いに
まあ、それというのもセリーの結晶融合等が安定して成功し、更に戦闘もバランス良く危なげなくといった調子なので、そりゃ物語にメリハリを出そうとすれば自然と注力されるのはそっち方面になってしまうのも仕方ないか
……だとしても、やっぱり本番シーンはガッツリ過ぎてちょっと驚かざるを得ないが
中盤ではハルツ公領の救援物資輸送というイベントは発生しているものの、これも難なく対応
このイベントが意味を持ってくるのはもう少し後だからこれも仕方ない
むしろこの人助けイベントすらミチオとロクサーヌにとっては燃え上がる要素となっている点はもは笑うしかない
氷樹一世の作品