後宮の検屍女官5 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 329
感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041136805

作品紹介・あらすじ

幽鬼事件から始まった陰謀の真相が明らかになり、後宮は平和を取り戻したかに思えた。検屍を通じて信頼を築いた延明と桃花は、後宮でそれぞれの志を実現するため新たな一歩を踏み出そうとするが……?

感想・レビュー・書評

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  • 前回で一区切りついたので、後宮の陰謀よりも下層が舞台で延明の真面目な仕事っぷりがよく伝わってきました。

    展開は同じような感じですが、1話目はともかく2、3話目はずいぶん身勝手な気がします。そして、もっと全体的に待遇を良くすればいい人材に恵まれるのではと思ってしまいます。

    最後は不穏な感じで終わりましたが、この2人なら感情的に仲違いはしないだろうし、どのように解決していくのか楽しみです。

  • 展開はいつもと同じ。
    違うのは、延命と桃花の関係にひびが入りそうなところかな。

    内容がテンプレになってきたので、続きはどうするか、考え中(^◇^;)

  • 前巻がどきどきはらはらの内容だったので、とりあえす小休止的な展開を勝手に期待していたが、そんなわけはなかった。
    最後が不穏すぎて、もう次巻が待ち遠しい。

  • 次々と事件を解決していくので読んでいて心地よい。
    2人の距離が近づいているが、それは友として。
    なんだかいい感じだなぁと思っていたのに、最後の最後でとんでもない謎を残して終わり。
    次はいつ?いつ出るのか?

  • 相変わらず一寸先は闇の世界観。
    どんな高貴な恵まれた人であっても、後宮という場所ではたちまち地獄送りになるのが恐ろしい。
    桃花と延明のちょっとした美味しいものを二人で食べるシーンが好きだが、同時にきちんと消化もできない粟や稗でさえ奪い合ったり盗んだりする人たちが同じ後宮にもいるのかと思うと、ほのぼのと見つめることが出来なくてなんだか複雑な気持ちになる。
    後宮を舞台にしている以上仕方のないことだけれども、世界観がリアルになるほど闇の部分も濃くなるのがつらいところだ。

  • 今回も面白かった。
    延命と桃花の関係が本当にとても良いものになってきたのに、ラストで波乱の予感。
    まあ仲違いすることはないのだろうけど。

  • 978-4-04-113680-5
    c0193¥660E.

    宮殿の検屍女官 5

    著者:小野はるか(おの はるか)

    令和5年2023/05/25. 初版発行
    発行所:株式会社 KADOKAWA
    ------------
    1章 凶器の名
    2章 全裸の女
    3章 検屍可能
    参考図書
    ---------------

    手にした理由
    少し時間が空いてしまったが、続きを読もうと開く。
    記録によると4巻が・・w

    他に読むものもあるので、4巻を探そうっとw
    --------------
    裏表紙より--
    死王の騒動から始まった大陰謀の真相がついに詳らか(つまびらか:あきらか)になり、後宮は一時の平穏を取り戻した。死線をくぐり、強い信頼の絆で結ばれた延明と桃花は、後宮で正しい検屍の姿を実現していきたいという思いを共にする。
    桃花は三の君・蒼皇子(そう)の侍女となりつつ、裏では聡明の検屍官として、引き続き後宮の不審な死の解明に協力していくことに。
    だが過去のある因縁が暗い影を落とし…。
    大人気の中華後宮×検屍ミステリ、新章開幕!---

    次もあるのかな?初版より半年以上経過している ・・・。
    チラッと探してみると 今年の(2024年)1月に6巻がでているそうだ。安心して読もう。

    桃花:桃花 桃李という検死官にもなる
    孫延明:孫延明 皇后派に属する宦官  後宮の要職の掖廷令
    点青:てんさい 青い目の宦官 皇后のお気に入り
    華允:かいん 延明の書記係兼雑用係 少年宦官
    公孫:こうそん 延明の副官である中年の宦官
    才里:さいり 桃花の同僚の女官、噂話好き
    紅子:こうし 桃花と才里の同僚 姐さん女官 織物の達人
    八兆:はっちょう 老検屍官 桃李に興味を持っている
    冰暉:ひょうき 延明と桃花の連絡係の青年
    扁若:へんじゃく 太医署の気位の高い少年宦官

    ------------------
    蝉女:ぜんじょ 12区で全裸遺体で発見された。元梅婕妤の女官で織室(つまり才里や桃花と同じ労働する部屋)へ回されていた。
    王有:おうゆう 蝉女の対食宦官 元、梅婕妤の昭陽殿担当だった、浄軍に回されている。(浄軍は不潔な肉体労働)

  • 延明が仕事に対して物凄く真面目。桃花がどうこうではなく、時代背景も関係なく、一つ一つの事柄に対し、丁寧に対応していて凄い。過去の因縁なども出てきましたが、二人が良い関係を続けていければ良いなと思います。

  • 幕間な感じから不穏な新章始まり
    相変わらずな二人の関係がすごく好きです

    そして今巻はなんと言っても才里姐さん!
    なんて深慮遠謀な女性だったんだろうと感動してしまいました
    桃花の側にずっと居て欲しい人です

  • 仮想中華ものの一つ.4巻までで一区切り付いているので,新テーマの発端的要素が感じられる.主役の活躍が減った印象である.

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著者プロフィール

福島県在住。「ようこそ仙界! 鳥界山白絵巻」で第13回角川ビーンズ小説大賞〈読者賞〉を受賞してデビュー。「後宮の検屍妃」で第6回角川文庫キャラクター小説大賞〈大賞〉〈読者賞〉をダブル受賞。

「2023年 『後宮の検屍女官5』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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