- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041136805
作品紹介・あらすじ
幽鬼事件から始まった陰謀の真相が明らかになり、後宮は平和を取り戻したかに思えた。検屍を通じて信頼を築いた延明と桃花は、後宮でそれぞれの志を実現するため新たな一歩を踏み出そうとするが……?
感想・レビュー・書評
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前回で一区切りついたので、後宮の陰謀よりも下層が舞台で延明の真面目な仕事っぷりがよく伝わってきました。
展開は同じような感じですが、1話目はともかく2、3話目はずいぶん身勝手な気がします。そして、もっと全体的に待遇を良くすればいい人材に恵まれるのではと思ってしまいます。
最後は不穏な感じで終わりましたが、この2人なら感情的に仲違いはしないだろうし、どのように解決していくのか楽しみです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
前巻がどきどきはらはらの内容だったので、とりあえす小休止的な展開を勝手に期待していたが、そんなわけはなかった。
最後が不穏すぎて、もう次巻が待ち遠しい。 -
次々と事件を解決していくので読んでいて心地よい。
2人の距離が近づいているが、それは友として。
なんだかいい感じだなぁと思っていたのに、最後の最後でとんでもない謎を残して終わり。
次はいつ?いつ出るのか? -
相変わらず一寸先は闇の世界観。
どんな高貴な恵まれた人であっても、後宮という場所ではたちまち地獄送りになるのが恐ろしい。
桃花と延明のちょっとした美味しいものを二人で食べるシーンが好きだが、同時にきちんと消化もできない粟や稗でさえ奪い合ったり盗んだりする人たちが同じ後宮にもいるのかと思うと、ほのぼのと見つめることが出来なくてなんだか複雑な気持ちになる。
後宮を舞台にしている以上仕方のないことだけれども、世界観がリアルになるほど闇の部分も濃くなるのがつらいところだ。 -
今回も面白かった。
延命と桃花の関係が本当にとても良いものになってきたのに、ラストで波乱の予感。
まあ仲違いすることはないのだろうけど。 -
延明が仕事に対して物凄く真面目。桃花がどうこうではなく、時代背景も関係なく、一つ一つの事柄に対し、丁寧に対応していて凄い。過去の因縁なども出てきましたが、二人が良い関係を続けていければ良いなと思います。
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幕間な感じから不穏な新章始まり
相変わらずな二人の関係がすごく好きです
そして今巻はなんと言っても才里姐さん!
なんて深慮遠謀な女性だったんだろうと感動してしまいました
桃花の側にずっと居て欲しい人です -
仮想中華ものの一つ.4巻までで一区切り付いているので,新テーマの発端的要素が感じられる.主役の活躍が減った印象である.