アイズ 猟奇死体観察官・児玉永久 (角川ホラー文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 277
感想 : 25
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041139844

作品紹介・あらすじ

かつて連続殺人を犯した16歳の少年・児玉永久は、天才的プロファイラー・中島保の保護の下、晩期死体現象と法医昆虫学の研究を続けていた。ある日彼らの許に、猟奇犯罪捜査班の厚田巌夫、検死官・石上妙子、新人刑事の堀北恵平が訪れる。発生したのは女児誘拐殺害事件。被害者は瞼を切り付けられ、片眼を刳り貫かれていた。事件の解決が過去の償いになると信じ、永久は事件を追い始めるが――。「藤堂比奈子」シリーズ、感動のスピンオフ。

感想・レビュー・書評

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  • 藤堂比奈子シリーズのスピンオフ!
    久々なんで、嬉しい〜!

    今回の主役は、シリアルキラーのクローンであり、自身もいっぱい殺してる永久くん。
    なので、今のところ、監視されたセンターで、保と一緒に。

    今回は、東京おもてうら交番主役の堀北恵平さんも出てる。そういえば、最後に猟奇犯罪捜査班へ行ったかな?
    この話と時系列に繋がってるので、比奈子さんは、引退して長野で子育て。

    やっと両シリーズ思い出して来た〜

    で、いきなり、女児誘拐殺人事件…
    目がくり抜かれとる〜
    あ〜!もう血ドバドバ確定!
    この女の子、永久くんが、雨の日に傘を貸してくれた子。
    その縁もあって、捜査に協力。
    過去の自身に向かい合って、苦悩するというか、はじめて、そういう感情が芽生えて来たのか…
    どんなに、ひどい環境に育てられたとは言えどうよ?っとは思う。

    しかし、眼球マニアって…
    水晶で出来たのとかなら分からんでもないけど、生身の集めるのって意味分からん ꒰⑉・̆-・̆⑉꒱ゥ~ン
    いくらコンプレックスあっても、なんなん!って感じ。
    調べてみると、あちこちで、目がくり抜かれる事件が…
    今回は、未来くんのコンピュータ知識で解決できた面あるけど。
    やっぱり、地道な捜査が身を結ぶんやろな。

    ガンさんの言葉
    「刑事がかっこいいなんてのは、ありゃドラマの話だよ。実際の俺たちは、靴底をすり減らして、地面を這いずり回ってだな、気づかずに犯人が落とした何かを拾い集める……ま、ゴミ拾いか砂金集めみたいなことをしてるのさ。今回みたいなケースでも、犯人が生きて生活している場合は何もかも隠し通すなんてできないからな。腹が減れば飯も食う、飯食ったら出すものも出す、何とも関わることなく生きていくのは不可能だから、完全犯罪が成り立つなんてなぁ理論上だけのとたなんだよ。犯人が生きている限り、刑事は痕跡を探し続ける。それが仕事だ。」

    いつも地道な捜査ご苦労様です!

    最後は、この2シリーズのメンバーが総出で宴会みたいなのするんで、もうこれがほんまの最後なるんかな…(T ^ T)

    新生猟奇犯罪捜査班として、また、出ないかな…

    • yukimisakeさん
      目をくり抜くとか、血ドバドバとか、ultramanさんの大好物ですね笑
      目をくり抜くとか、血ドバドバとか、ultramanさんの大好物ですね笑
      2024/03/04
    • ultraman719さん
      一休さん

      そうなんですね。
      ◯さんに、虐げられて、それが引き金で…
      一休さん

      そうなんですね。
      ◯さんに、虐げられて、それが引き金で…
      2024/03/04
    • ultraman719さん
      ユッキーさん

      そうです。大好物です。
      ユッキーの大好物のエロはありません〜w
      ユッキーさん

      そうです。大好物です。
      ユッキーの大好物のエロはありません〜w
      2024/03/04
  • 内藤了『アイズ 猟奇死体監察官・児玉永久』角川ホラー文庫。

    『猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子』シリーズのスピンオフ。書下ろし作品。そして、今月は『BEAST 警視庁特捜地域潜入班・成美清花』も同時刊行。

    今回もかなりグロい描写が多く、耐性が無いと最後まで読み切るのは難しいだろう。そして、本作で主人公を務めるシリーズ本編で連続殺人を犯した児玉永久が抱く闇の思考にも、かなり悩まされることになると思う。

    驚くことにあの堀北恵平が猟奇犯罪捜査班として登場するのだが、何の活躍も見せぬままにフェードアウトすることに拍子抜けする。

    そして、突然湧いて出て来たような真犯人にも納得しきれない。


    シリアルキラーのクローンにして、過去に連続殺人を犯した児玉永久は16歳となり、天才プロファイラーの中島保の保護下で、晩期死体現象と法医昆虫学の研究を行っていた。

    そんな2人の元に猟奇犯罪捜査班の厚田巌夫と検死官の石上妙子、新人刑事として猟奇犯罪捜査班に配属された堀北恵平が訪れる。3人は中島保と児玉永久に女児誘拐殺人事件の犯人のプロファイルを依頼する。

    被害者の5歳の女児は瞼を切り付けられ、片目を刳り抜かれ、レイプされていた。

    本体価格740円
    ★★★

  • 藤堂比奈子シリーズのスピンオフ
    永久くんがメインの物語。本編からとても成長していて16歳に!そして、本編に出てきた色々な人も登場して懐かしいなぁ〜と思いながら読めました。
    終盤のシーン好きでした。

  • 今回はなかなかに苦手な描写が多かったんですが(スプラッタ苦手σ^_^)

    一人の青年の成長の物語として、面白かったです。
    でも恵平ちゃんがもっと出てくれたらよかったのに。

  • 藤堂比奈子のスピンオフ。
    永久かあと思いつつも購入。やっぱり面白かったけど、小島田が自殺したのは永久のせいではないのだろうか?
    彼が勝手なことをしなければ、きちんと犯罪の経緯がわかりミコトちゃん両親も救われた部分があったのではと思ってしまうんだけど違うの?

    エピローグで東海林や比奈子が出てきて嬉しい限り。御子柴でさえ嬉しかったなぁ。

  • 藤堂比奈子シリーズスピンオフ。
    知った顔がたくさん出てきてちょっと嬉しかった。

  • 藤堂比奈子シリーズのスピンオフ!
    かつて連続殺人を犯した16歳の児玉永久くんが主役。

    懐かしの面々に加え、おもてうら交番の恵平ちゃんも新人刑事として登場して嬉しい限り♪

    なんだかまた最初から読み返したくなっちゃったなぁ〜!

  • 新シリーズかと思いきや、スピンオフ。その後のメンバーの様子が知れて、楽しめた。欲を言えば、ケッペーちゃんの活躍が見たかったかな。

  • かつて連続殺人を犯した16歳の少年・児玉永久は、天才的プロファイラー・中島保の保護の下、晩期死体現象と法医昆虫学の研究を続けていた。ある日彼らの許に、猟奇犯罪捜査班の厚田巌夫、検死官・石上妙子、新人刑事の堀北恵平が訪れる。発生したのは女児誘拐殺害事件。被害者は瞼を切り付けられ、片眼を刳り貫かれていた。
    事件の解決が過去の償いになると信じ、永久は事件を追い始めるが――。「藤堂比奈子」シリーズ、感動のスピンオフ。

    永久が過去にけりをつけて前を向いて生きようと決意する。堀北がここで登場するのは良かったが、もっと比奈子を出して欲しかった。
    最後のやっと家族写真が撮れるね、は永久の心に刺さったようで安心した。

  • 行方不明になった幼女は片方の眼球の無い遺体で発見された
    その子は永久に傘をくれた女の子だった

    16歳になった連続殺人犯の過去を持つ永久が
    やっと自分の犯した罪に向き合い
    償いを始めていく第一歩の話

    痛くて苦しくて温かい話でした

    おもてうら交番の恵平ちゃんも移動してきているし懐かしい人達も出てきて楽しかったです

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著者プロフィール

2月20日生まれ。長野市出身、在住。長野県立長野西高等学校卒。デザイン事務所経営。2014年、日本ホラー小説大賞読者賞受賞作『ON 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子』でデビュー。ほかの著書に『ON』につづくシリーズの『CUT』『AID』『LEAK』『ZERO』『ONE』『BACK』『MIX』『COPY』『BURN上・下』、スピンオフ『パンドラ』『サークル』『OFF』、「東京駅おもてうら交番・堀北恵平」シリーズ『MASK』『COVER』『PUZZLE』『TURN』など著作多数。

「2023年 『LIVE 警察庁特捜地域潜入班・鳴瀬清花』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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