作品紹介・あらすじ
奉公先でいじめられ、絶望から川に身を投げたお葉は、町医者の道庵に命を救われる。行き場のないお葉は、成り行きで診療所を手伝うことになり、患者と触れ合ううちにだんだんと自信を取り戻してゆく――。江戸の人情が胸にしみる、感動の医療小説!
感想・レビュー・書評
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うーん。何か普通だったなあ〜!何かミステリーとかがあるっていうよりかはほのぼの日常という感じ。少し物足りない。主人公が身投げして命を落とそうとして、救われてそこから始まるストーリーだったけど、主人公が他人を信用出来ない疑心暗鬼ぶりも中途半端というか…どうせだったら疑心暗鬼で事件を起こしてくれたら引き込まれるけど単純に疑っているというだけで、日常の中で信頼していくという流れだった。普通かもしれないけど、本当にそんなに素直に早く心が和らぐのかなあと。主人公が最後らへんで娘として、弟子として認められたい気持ちになってるけど、それもそんなに早くそういう気持ちになるのかと感情移入が出来なかった。
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暖かい人達に囲まれてお葉がどんどん前向きに、そして成長していく!
生きてて良かったね!!!!
漢方、薬膳の話も面白い。
著者プロフィール
1969年生まれ。慶應義塾大学仏文科卒業。2016年『縄のれん福寿 細腕お園美味草紙』で時代小説を志し、心あたたまる料理描写で多くの読者を魅了した。2021年、料理屋を切り盛りする女三代を描いた「はないちもんめ」(現在7作品)で、第10回日本歴史時代作家協会賞《シリーズ賞》を受賞。近著に『食いだおれ同心』(以上、祥伝社文庫刊)などがある。
「2021年 『つごもり淡雪そば 冬花の出前草紙』 で使われていた紹介文から引用しています。」
有馬美季子の作品
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